93 / 130
Scene07 赤月よりも青きもの
93 世界中誰だって
しおりを挟む
「小娘が、我をそのような目で見るとは命はないと思え!」
モトフミがピノの方を睨み笑いかける。
すると数匹の犬が現れる。
「……アースベルガー?
なんでこんなに?」
紫が思わず震える。
「様を付けろ。
そいつらはただのクローンであり我の奴隷だ」
そう言ってアースベルガーは紫に飛びかかる。
「嫌!!」
紫はアースベルガーを振り払い爆発させようとする。
しかし力は出ない。
「傷がないな。
どうやった?」
アースベルガーが紫の服を破り肌を舐める。
「どうして力が……?」
「当たり前だろ?
我を裏切ったのだからその力は没収だ!」
モトフミがそう言って小さく笑う。
「いいのだな?紫を犯しても……」
アースベルガーがモトフミに許しを請う。
「いいぞ、紫、ノノ、ピノ。
この学園の全てを犯し殺し凌辱し。
全てを奪い去らせ!」
モトフミは指揮棒で指揮を取る。
するとアースベルガーのクローンが学生たちに襲いかかろうとする。
「そんなことさせると思う?
この僕が……」
その言葉とともに空から無数のレーザーでアースベルガーのクローンたちを焼き払う。
「誰だ?我が名はモトフミ!
神ぞ!」
そのモトフミにもレーザーは降り注ぐ。
1撃。2撃。3撃と……
「モトフミ様?」
アースベルガーが顔を上げる。
モトフミは消し炭になった。
「女の上に乗っていいのは、その女に惚れられている男だけなんだぜ?」
そう言って百道が現れアースベルガーの腹部に強力な一撃を浴びせ吹き飛ばす。
「糞が!なんだお前は?」
「俺か?俺の名前は――」
「知ってるかい?ビームは横からも出るんだよ!」
その声とともにアースベルガーがビームで焼き払われる。
「が……?」
アースベルガーの首だけが残る。
「伝えておいて。
僕がいる間はこの学園には手を出させない」
十三がそう言うとアースベルガーは静かに消えた。
「なんだよ、センセ!
あんなヤツ、俺1人で十分なのによ!」
百道が十三に言葉を投げる。
「まぁ、クローンだからね」
「え?」
十三の言葉に百道と紫が驚く。
「まさかあのモトフミってやつも?」
ノノが一点の方を見て言う。
「うん?ノノは知っていたのか?」
百道がノノに尋ねる。
「サッチャー生きてるもん」
ノノが苦笑いを浮かべながら言う。
「えー」
指をさす場所にはサッチャーが豪快に笑っていた。
「先生が守ったの?」
紫が尊敬の眼差しで言う。
「サーチのサッチャーがあの程度の軌道を避けれぬ訳がなかろう!」
「うん、僕は何もしていないよ」
「え?え?え?」
紫は混乱する。
「この学園は覚醒者が多いからね」
「そんな……
ギフトはモトフミさまから貰わないと手に入らないはず」
「それは違うんだ」
「ギフトも呪いも脳の覚醒なんだ」
紫には十三の言葉の意味がわからない。
「全ては神の意志のままに」
百道が言う。
「それはモトフミ様の意思……」
「本物のモトフミの言葉さ」
百道が笑う。
紫には全てがわからなかった。
モトフミがピノの方を睨み笑いかける。
すると数匹の犬が現れる。
「……アースベルガー?
なんでこんなに?」
紫が思わず震える。
「様を付けろ。
そいつらはただのクローンであり我の奴隷だ」
そう言ってアースベルガーは紫に飛びかかる。
「嫌!!」
紫はアースベルガーを振り払い爆発させようとする。
しかし力は出ない。
「傷がないな。
どうやった?」
アースベルガーが紫の服を破り肌を舐める。
「どうして力が……?」
「当たり前だろ?
我を裏切ったのだからその力は没収だ!」
モトフミがそう言って小さく笑う。
「いいのだな?紫を犯しても……」
アースベルガーがモトフミに許しを請う。
「いいぞ、紫、ノノ、ピノ。
この学園の全てを犯し殺し凌辱し。
全てを奪い去らせ!」
モトフミは指揮棒で指揮を取る。
するとアースベルガーのクローンが学生たちに襲いかかろうとする。
「そんなことさせると思う?
この僕が……」
その言葉とともに空から無数のレーザーでアースベルガーのクローンたちを焼き払う。
「誰だ?我が名はモトフミ!
神ぞ!」
そのモトフミにもレーザーは降り注ぐ。
1撃。2撃。3撃と……
「モトフミ様?」
アースベルガーが顔を上げる。
モトフミは消し炭になった。
「女の上に乗っていいのは、その女に惚れられている男だけなんだぜ?」
そう言って百道が現れアースベルガーの腹部に強力な一撃を浴びせ吹き飛ばす。
「糞が!なんだお前は?」
「俺か?俺の名前は――」
「知ってるかい?ビームは横からも出るんだよ!」
その声とともにアースベルガーがビームで焼き払われる。
「が……?」
アースベルガーの首だけが残る。
「伝えておいて。
僕がいる間はこの学園には手を出させない」
十三がそう言うとアースベルガーは静かに消えた。
「なんだよ、センセ!
あんなヤツ、俺1人で十分なのによ!」
百道が十三に言葉を投げる。
「まぁ、クローンだからね」
「え?」
十三の言葉に百道と紫が驚く。
「まさかあのモトフミってやつも?」
ノノが一点の方を見て言う。
「うん?ノノは知っていたのか?」
百道がノノに尋ねる。
「サッチャー生きてるもん」
ノノが苦笑いを浮かべながら言う。
「えー」
指をさす場所にはサッチャーが豪快に笑っていた。
「先生が守ったの?」
紫が尊敬の眼差しで言う。
「サーチのサッチャーがあの程度の軌道を避けれぬ訳がなかろう!」
「うん、僕は何もしていないよ」
「え?え?え?」
紫は混乱する。
「この学園は覚醒者が多いからね」
「そんな……
ギフトはモトフミさまから貰わないと手に入らないはず」
「それは違うんだ」
「ギフトも呪いも脳の覚醒なんだ」
紫には十三の言葉の意味がわからない。
「全ては神の意志のままに」
百道が言う。
「それはモトフミ様の意思……」
「本物のモトフミの言葉さ」
百道が笑う。
紫には全てがわからなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる