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Scene07 赤月よりも青きもの
84 ヒーローなんてラララ
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「くるじい……」
優は、小さくそう言うとそのまま意識を失った。
「安心して、君は殺さない。
君は罪を償わなければならないのだから」
セロは、そう言って指からキリキリと音を立て空気のロックを解除した。
「あっさりだな」
そう言ってゆっくりとセーラー服を来た女子が現れた。
「まぁ、この手のヤツが相手だと余裕ですよ」
セロは小さく笑った。
「そうか?
他の奴らはかなり苦戦していたようだが?」
「だったらそいつらが弱いんですよ」
セロがため息をつく。
「ため息……
しあわせがひとつ逃げていきましたですますね」
メイドが、そう言ってセロの背中を抱きしめる。
「って、オトネ!
いつからそこにいたんだ?」
メイドの名前はオトネ。
セロの専属メイドだ。
セロは、オトネの顔を見ようとした。
しかし、オトネの顔がセロの顔の隣りにありこれ以上動けばキスしてしまうと思ったセロは動けない。
「ずっといますですますよ!
オトネが殺し屋ならご主人さまなんて一瞬で殺せるですますよ!」
「お、恐ろしいことを言うなよ」
セロの体は強張る。
オトネの温もり肌の柔らかさ、そして吐息がセロの体を刺激する。
「じゃ、罰としてキスしますの?」
「しない。
ってか、それ以上喋るのなら口をネジでロックするぞ?」
「ご主人さまは、ソフトキスがお好みですか?
ベロチューは苦手?」
オトネが意地悪そうに言った。
「お取り込み中のところ失礼」
そう言って七三分けにスーツ姿の男が現れる。
「あ、ご主人さまヒーロー協会の人ですますよ」
オトネがそう言ってセロの耳にふーっと息を吐いた。
セロの顔が真っ赤になる。
「オトネ、止めてくれ……
多分、ここからさきは真面目な話になるのだから」
「はーい」
オトネは、そう返事をするとすぐにセロから離れた。
優は、小さくそう言うとそのまま意識を失った。
「安心して、君は殺さない。
君は罪を償わなければならないのだから」
セロは、そう言って指からキリキリと音を立て空気のロックを解除した。
「あっさりだな」
そう言ってゆっくりとセーラー服を来た女子が現れた。
「まぁ、この手のヤツが相手だと余裕ですよ」
セロは小さく笑った。
「そうか?
他の奴らはかなり苦戦していたようだが?」
「だったらそいつらが弱いんですよ」
セロがため息をつく。
「ため息……
しあわせがひとつ逃げていきましたですますね」
メイドが、そう言ってセロの背中を抱きしめる。
「って、オトネ!
いつからそこにいたんだ?」
メイドの名前はオトネ。
セロの専属メイドだ。
セロは、オトネの顔を見ようとした。
しかし、オトネの顔がセロの顔の隣りにありこれ以上動けばキスしてしまうと思ったセロは動けない。
「ずっといますですますよ!
オトネが殺し屋ならご主人さまなんて一瞬で殺せるですますよ!」
「お、恐ろしいことを言うなよ」
セロの体は強張る。
オトネの温もり肌の柔らかさ、そして吐息がセロの体を刺激する。
「じゃ、罰としてキスしますの?」
「しない。
ってか、それ以上喋るのなら口をネジでロックするぞ?」
「ご主人さまは、ソフトキスがお好みですか?
ベロチューは苦手?」
オトネが意地悪そうに言った。
「お取り込み中のところ失礼」
そう言って七三分けにスーツ姿の男が現れる。
「あ、ご主人さまヒーロー協会の人ですますよ」
オトネがそう言ってセロの耳にふーっと息を吐いた。
セロの顔が真っ赤になる。
「オトネ、止めてくれ……
多分、ここからさきは真面目な話になるのだから」
「はーい」
オトネは、そう返事をするとすぐにセロから離れた。
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