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Scene06 不幸の手紙
62 それをゆるせないのはおんなのつみ
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「嫌だね!誰がお前の言葉なんて聞くか!」
翼の顔はまさに勝者だった。
翼は女の方を見る。
「え?」
「さぁ、飲むんだ」
「嫌!」
「君に選択肢をあげよう!
生きたまま猿の餌になるか。
それともウイルスで死ぬか……」
「どっちも嫌!」
「じゃ、お猿さんが楽に殺してくれるといいね」
「え?」
「猿用のバイアグラあるんだよ。
興奮した猿は人間の女もレイプするんだ」
翼の言葉に女は恐怖する。
「わかった。
ウイルスを飲む」
女は覚悟を決めた。
そして翼からウイルス入りのカプセルを受け取る。
「いい子だ。
さぁ飲むんだ」
七道はなにもしない。
ただその光景を見ていた。
女の身体が薄っすらと赤くなる。
「熱が出てきたようだね」
「あ……あ……あー」
女の呼吸が荒れる。
そして苦しそうに喉を掻く。
――死
それしか女は考えれない。
恐怖だけが襲う。
そして……
「あーあー死んじまった」
七道がため息をつく。
「他人事だね?」
「他人だからな」
「え?なに強がっているの?
この子は父さんが恋い焦がれた娘でしょ?」
「そうだな。でも他人だ」
「まぁいいよ。
父さんももうじき毒で死ぬんだ。
ねぇ怖い?」
「死ぬのは怖いな」
翼がその言葉を聞いて笑う。
「ははは。
惨めに命乞いをしてみてよ」
「は?俺は死なんぞ」
「そろそろウイルスに感染して――」
すると翼に苦しみが襲う。
「な、なんで??」
翼の顔が絶望に満ちる。
「そうそうその顔。
その顔を見に来たんだ俺は」
その場には七道の笑い声が響いた。
翼の顔はまさに勝者だった。
翼は女の方を見る。
「え?」
「さぁ、飲むんだ」
「嫌!」
「君に選択肢をあげよう!
生きたまま猿の餌になるか。
それともウイルスで死ぬか……」
「どっちも嫌!」
「じゃ、お猿さんが楽に殺してくれるといいね」
「え?」
「猿用のバイアグラあるんだよ。
興奮した猿は人間の女もレイプするんだ」
翼の言葉に女は恐怖する。
「わかった。
ウイルスを飲む」
女は覚悟を決めた。
そして翼からウイルス入りのカプセルを受け取る。
「いい子だ。
さぁ飲むんだ」
七道はなにもしない。
ただその光景を見ていた。
女の身体が薄っすらと赤くなる。
「熱が出てきたようだね」
「あ……あ……あー」
女の呼吸が荒れる。
そして苦しそうに喉を掻く。
――死
それしか女は考えれない。
恐怖だけが襲う。
そして……
「あーあー死んじまった」
七道がため息をつく。
「他人事だね?」
「他人だからな」
「え?なに強がっているの?
この子は父さんが恋い焦がれた娘でしょ?」
「そうだな。でも他人だ」
「まぁいいよ。
父さんももうじき毒で死ぬんだ。
ねぇ怖い?」
「死ぬのは怖いな」
翼がその言葉を聞いて笑う。
「ははは。
惨めに命乞いをしてみてよ」
「は?俺は死なんぞ」
「そろそろウイルスに感染して――」
すると翼に苦しみが襲う。
「な、なんで??」
翼の顔が絶望に満ちる。
「そうそうその顔。
その顔を見に来たんだ俺は」
その場には七道の笑い声が響いた。
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