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Scene05 夢はでっかい宝島
53 上を向いて歩こう星に失礼にならないように
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「うぃっちにー!うぃっちにー!」
男子高生が夜中にジョギングしている。
ドスン。
鈍い何かが足元に当たる。
「痛いよー。
ちゃんと前を向いて歩かなきゃ!
めーなの!」
自由だった。
自由が怒っている。
すると男子高生が言う。
「いやお前も前を向いて歩かなきゃダメだろ?」
「自由は上を向いて歩いていたの!」
「いや前を向けよ!」
「お空にお星さまがあるでしょ?」
「あるな」
「そのお星さまを見上げないという行為は失礼に当たるの!」
「そうなのか?」
「そうなの!」
「そうなのか……」
「ダメだよ。
百道くん自由に流されちゃ……」
十三がそっと現れそういった。
「ダメなの!百道は流されていくほうが丁度いいの!」
「子供が大人を流しちゃダメ!」
「お父さん!何を言っているの?
高校生はまだ子供なの!
見た目は子供、頭脳は大人?
ふざけるな!なの!
高校生は見た目も頭脳も子供なの!」
「まぁ、そうだな」
今ここで会話に流されている男子高生の名前は桜庭百道。
プロボクサーを目指す高校生だ。
既にいくつかの大会で優勝をしている。
男子高生が夜中にジョギングしている。
ドスン。
鈍い何かが足元に当たる。
「痛いよー。
ちゃんと前を向いて歩かなきゃ!
めーなの!」
自由だった。
自由が怒っている。
すると男子高生が言う。
「いやお前も前を向いて歩かなきゃダメだろ?」
「自由は上を向いて歩いていたの!」
「いや前を向けよ!」
「お空にお星さまがあるでしょ?」
「あるな」
「そのお星さまを見上げないという行為は失礼に当たるの!」
「そうなのか?」
「そうなの!」
「そうなのか……」
「ダメだよ。
百道くん自由に流されちゃ……」
十三がそっと現れそういった。
「ダメなの!百道は流されていくほうが丁度いいの!」
「子供が大人を流しちゃダメ!」
「お父さん!何を言っているの?
高校生はまだ子供なの!
見た目は子供、頭脳は大人?
ふざけるな!なの!
高校生は見た目も頭脳も子供なの!」
「まぁ、そうだな」
今ここで会話に流されている男子高生の名前は桜庭百道。
プロボクサーを目指す高校生だ。
既にいくつかの大会で優勝をしている。
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