Double“you”

はらぺこおねこ。

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06 朝が来ない夜はない

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「達也君には、私の全てを見て欲しいの……」


優さんは、ブラを地面に落とした。
そして、俺の目に入ったのは、優さんの胸だった。
しかし、その胸はツギハギだらけだった。


「どう?
 怖い?」


俺は、無言でジャンバーを脱いだ。
そして、それを優さんの肩にかけた。


「怖くなんか無いよ。
 可愛い」

「可愛い?」

「うん
 大丈夫だよ」


俺は、優さんの体を抱きしめた。


「だって、私の胸、傷だらけだよ?
 胸だけじゃない、体中手術の後で傷だらけ……」


優さんは、俺の体を力強く抱きしめた。


「私の事好き?」

「……」

「好きって言ってくれるまで放さない!
 ねぇ、私の事好き?」
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