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05 もうひとりのあなた
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しおりを挟む「この方程式はね……」
優さんは、親切丁寧に数学を教えてくれた。
解らなかった所も、優さんに教えてもらう事で、すらすらと解くことが出来た。
楽しかった。
夕に勉強を教えてもらっていた時みたいに楽しかった。
「他に解らないところある?」
「特にないかな……
理科も社会も暗記すればなんとかなるし……
英語は、小さい頃、イギリスに居たから全く問題ないんだ。」
「え?
達也君、イギリスに居たの?」
「うん。
小さい頃は、父さんと母さんと3人でイギリスに住んでいたんだ。」
「へぇ……」
「亡くなってから、日本に来たんだ。」
「そうなんだ……」
「うん。」
「父さんってね、凄い人だったんだよー
あの、上島カンパニーのイギリス支部の副社長だったんだよ」
「え?
あの上島カンパニーの?」
「うん」
「凄いなぁー」
「上島社長と俺の父さん、幼馴染だったんだ。
そのおかげで、その息子さんの上島君とも俺は幼馴染なんだ。」
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