Double“you”

はらぺこおねこ。

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05 もうひとりのあなた

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「うん。
 ありがとう。」

「迷惑だったかな?」

「そんな事ないよ♪♪」

「達也君、楽しそう。」

「今、笑ってるでしょう?
 何かあった?」

「うん。
 今日は、幼馴染に上島君っていてね。
 上島君の家で、晩御飯をご馳走になったんだ。」

「へぇ……
 何を食べたの?」

「バーベキューを食べたんだ。
 上島君の家は、凄いお金持ちでね、家がとっても広いんだ。
 庭でバーベキューをしたんだよー」


いつの間にか、俺らの間で敬語で話す事はなくなっていた。
俺は、なんだか楽しくなってきた。


「いいなぁー
 私も、バーベキュー食べたい」

「優さんも、退院したら食べようよ。」

「……うん」


優さんは、元気なさげに頷いた。
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