Double“you”

はらぺこおねこ。

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04 バイバイ

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時間は、あっという間に過ぎた。
気づいたら、8時を過ぎていた。


「あ。
 面会時間過ぎてる……」

「ホントだね……」

「俺、そろそろ帰るね」

「うん」

「入口まで送るよ」

「ありがとう」

「ん」


夕は、ニッコリと笑うと俺の手を握り締めた。


「え?」

「恋人繋ぎ♪♪
 ずっとこうしたかったんだー」


そう言われると、俺の顔がどんどん赤くなって行くのが自分でも解った。


「真赤だよ
 大丈夫?」

「うん」


俺達は、短い距離を手を繋いで歩いた。
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