Double“you”

04 バイバイ

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上島君は、苦笑いを浮かべた。


「上島くーーーん！」


そして、女子に名前を呼ばれ、上島君は、その場を逃げた。
あいつ、彼女とか作らないのかな……

俺は、そんな事を考えながら、席に座って、頭を机の上に乗せた。
眠い……


・・・・
・・・
・・
・


「く……なぎ……」


ん？


「くさなぎ」


誰だ？


「草薙！」


俺は、ゆっくりと体をあげるとそこには、担任が立っていた。


「大丈夫か？
　疲れているのなら、保健室に行くか？」

「いえ、大丈夫です。」

「そうか……
　あんまり、無理はするなよ」

「ありがとうございます。」


寝すぎたみたいだ。
気合い入れて頑張らなくちゃ！
留年する金は無いぞ！