Double“you”

04 バイバイ

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その日、眠るまで夕と話した。

次の日からは、お通夜やらお葬式やらで忙しかった。

親類等は、一切来なかったけど。

回覧板を見た、近所の人が沢山やって来た。
婆ちゃんがどれだけ、愛されているかがわかった瞬間だった。


「これから、どうするの？」

「これから、大変ね」

「学校は、どうするの？」


そんなの俺には、わからない。
学校は、卒業するまでは、貯金があるので辞めずに済むと思う。

でも、大学は……？

と、言われると、どう答えていいのかがわからない。

大学の入学金や授業料がどれくらいかかるのかは解らないけど……
生活費の事も考えると、大学に行くお金は無いだろう。

婆ちゃんの入院費の事もあるし、お葬式代の事だってある。

お金は、働かなければ湯水のように消えていく……

だから、今から、バイトしなきゃ
とりあえず、学校にはバイトの許可を貰おうかと思う。
事情が事情だし、ＯＫしてくれるだろう……