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03 出会い
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しおりを挟むプルルルルルルル!
携帯の振動に、胸を揺すられ目が覚めた。
着信だ。
着信主は……
夕だ!
俺は、慌てて電話に出た。
「も、もしもし!」
「あ、達也君。
おはよう」
「お、おはよう!」
緊張して、呂律が回らない。
「もしかして、寝ぼけてる?」
「うん。
寝てた……」
「あはは♪♪
達也君らしいなぁ~~」
「俺らしい?」
「うんん
久しぶりに、達也君と電話が出来て嬉しいの」
「そ、そっか」
「また、電話していい?」
「いつでもいいよー」
うん。
いつでも、電話してくれていい。
そっちの方が、俺も嬉しいから……
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