Double“you”

はらぺこおねこ。

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03 出会い

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「入院してたんだ……?」

「ごめんね……」

「え?」

「折角、会いたいって言ってくれたのに……
 私、こんなんだからガッカリしたよね……」

「こんなんって?」

「パジャマだし、お洒落していないし……」

「そんなことないって……」


夕は、切なそうに俺の事を見つめた。


「ホントはね。
 私、凄く達也君に会いたかった。」

「会えてよかった。」


ホントに……
会えるなんて思っていなかった……


「どこか、わるいの……?」


俺が、そう言うと夕はゆっくりと目を閉じた。


「……うん」


夕は、今にも泣きそうな顔で頷いた。
聞いたらダメだったのかな……
もしかして、命にかかわる病気とか?
まさか……
まさかね……
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