Double“you”

はらぺこおねこ。

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03 出会い

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絶望感。
喪失感。


その二つが俺を襲った。
また、婆ちゃんに告知するかどうか
俺は、迷った。
迷った所で、答えは出なかった。

気付いた時、俺は病院に設置されている公園に来ていた。
病院の中央にある噴水の前の椅子。
そこに、パジャマ姿の綺麗な女の子が座っていた。
その子は、近くにいる子供達と楽しそうに話している。

俺は、その女の子の事を知っているような気がした。
そう、どこかであった事があるような気がしたのだ。


女の子は、俺の視線に気づくとこちらにやって来た。


「あの……
 なにか??」


女の子は、そう言って俺の顔を睨んだ。
たぶん、不審者だと思っているんだろう。
俺は、こんなのばかりだ……


「いや、なんでも……」

「そうですか……
 それは、失礼しました。」


女の子は、苦笑いを浮かべて笑った。

あれ?
俺、この声を知っている。

この声は、もしかして……
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