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01 こんな話はどうだろう?
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しおりを挟む話せるわけも無い。
ネットで出会った、顔も見た事がない人を好きになるなんて……
俺、異常なのかな……
俺は、そんな事を考えながら、窓の外を見た。
すると一つの流れ星が流れた……
あ、願い事……
する余裕がなかった。
流れ星って、いつもそうだ。
願い事を唱える頃には、いつも消えている。
人生って、いつもこうなのかな?
俺は、ただやたらに自分が言った言葉を後悔した。
なんで、あんな事を言ってしまったのだろう……
でも、ホントかな?
『私だって、会いたくて会いたくて堪らないんだから!!』
夕が、言った一言が心の中に響いた。
俺は、深呼吸をした。
今は……
今は、学園祭のシナリオを書こう。
そして、学園祭に夕を誘ってみよう。
それまで、こちらからは連絡をしない。
これで、ダメならもう夕の事を諦めよう。
俺は、パソコンに向かいシナリオを淡々と書き始めた。
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