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Scene10 今がその時だ
223 カマトト
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「……」
とある男が女の首を掴んでいます。
「く……あ……」
女の顔が恐怖に歪みます。
「いいね、その顔……」
「……うあ……」
女は男の腕を叩きます。
「効かないぜ?そんなの。
俺はあのエクザイルを狩ったんだぜ?
人類最強候補の憤怒のエクザイルを……!!」
男の名前はカマトト。
テオス幹部のひとり、
首狩りのカマトト。
「殺……さないで」
「この鎌は特殊でよ。
刃の部分に首を当てればなんでも狩れるんだぜ?」
女は恐怖で気絶しそうでした。
でも気絶は死を意味します。
すると男の肩に矢が刺さります。
「お?」
「その手を離しなさい!」
現れたのは鈴でした。
「俺は運がいい」
「あなたは!!」
鈴がカマトトを睨みます。
「エクザイルの娘……
アースベルガーにいい土産ができた」
カマトトは女をポイッと捨てます。
そして鎌を鈴の方に投げます。
鈴はそれを避けます。
「風花雷神!」
風に舞った花がカマトトに当たります。
その瞬間。
カマトトは感電しました。
しかしカマトトはさほどダメージを受けません。
「どうしてここがわかった?」
「首狩り魔がいると噂を聞いてまさかと思い来てみれば……!」
「そうか、そんな理由で来たのか。
ひとりで来るなんて馬鹿だろ?」
カマトトはそう言って鈴の身体を抱きしめます。
「なにを……?」
「まぁ、そんな構えんなって。
お前は土産。
その前に俺のおもちゃになっておけ。
あいつの土産にするのはその後だ」
カマトトは鈴を抱きしめたままその場をさりました。
とある男が女の首を掴んでいます。
「く……あ……」
女の顔が恐怖に歪みます。
「いいね、その顔……」
「……うあ……」
女は男の腕を叩きます。
「効かないぜ?そんなの。
俺はあのエクザイルを狩ったんだぜ?
人類最強候補の憤怒のエクザイルを……!!」
男の名前はカマトト。
テオス幹部のひとり、
首狩りのカマトト。
「殺……さないで」
「この鎌は特殊でよ。
刃の部分に首を当てればなんでも狩れるんだぜ?」
女は恐怖で気絶しそうでした。
でも気絶は死を意味します。
すると男の肩に矢が刺さります。
「お?」
「その手を離しなさい!」
現れたのは鈴でした。
「俺は運がいい」
「あなたは!!」
鈴がカマトトを睨みます。
「エクザイルの娘……
アースベルガーにいい土産ができた」
カマトトは女をポイッと捨てます。
そして鎌を鈴の方に投げます。
鈴はそれを避けます。
「風花雷神!」
風に舞った花がカマトトに当たります。
その瞬間。
カマトトは感電しました。
しかしカマトトはさほどダメージを受けません。
「どうしてここがわかった?」
「首狩り魔がいると噂を聞いてまさかと思い来てみれば……!」
「そうか、そんな理由で来たのか。
ひとりで来るなんて馬鹿だろ?」
カマトトはそう言って鈴の身体を抱きしめます。
「なにを……?」
「まぁ、そんな構えんなって。
お前は土産。
その前に俺のおもちゃになっておけ。
あいつの土産にするのはその後だ」
カマトトは鈴を抱きしめたままその場をさりました。
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