不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene09 滅びのとき

170 運命の出会い

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「……」

「……」

見つめ合うリトルサマーキッスとブラマヨビーム。

「!!!!」

睨みつけるブラマヨビーム。
そして涙を流すブラマヨビーム。

「やっぱ、ウチ。
トマト嫌いやーーー!!」

「……」

静かなるリトルサマーキッス。
顔が真っ赤です。
でも怒っているのか悲しいのかトマトなのでわかりません。

「あらら見つめ合って仲良しだね」

バーバラが小さく笑います。

「仲良くなんかあるかいな!!」

ブラマヨビームが泣きます。

「トマト戸惑うトマトマト」

リトルサマーキッスが歌います。

「トマトが呪いの歌を歌ってる」

リトルサマーキッスが泣き叫びます。

「……某世界では大ヒットアニメの歌なんですよ」

「アニメってなんやねん」

「子どもたちを笑顔にするなにかかな」

リトルサマーキッスが小さく言います。

「なんかってなんやねん!」

「うーん」

リトルサマーキッスは何かに困った声を出します。

「仲良しだな!」

清空が笑います。

「どこが!!」

リトルサマーキッスとブラマヨビームの声が揃います。

「ってかここどこやねん!」

ブラマヨビームが涙を流しながら言います。

「そうですよ。
突然召喚されたと思ったらここですよ?」

リトルサマーキッスもそっと言います。

「……目と目が合ったら恋が始まるんだぞ?」

清空が笑います。

「話をそらさないでください……」

「ここは時と悠久の部屋。
実はここにいるブラマヨビームは、トマト病になってしまったのよ」

そういったバーバラは小さく笑いました。
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