不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene07 夢を叶える像

135 美味しくなる魔法

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「それでは突然ですがピノの魔法クッキング!」

女の子が突然現れて言います。

「誰?」

丹歌は驚きます。

「この方は、アンゲロスから遊びに来ているピノさんです。
とてもお強いんですよ」

ババロアがニッコリと笑います。

「えっへん!ピノは強いの!」

「そうなんだ?」

「そして鍛えるのがとっても凄いの!
アリを鍛えれば魔獣エンシェントドラゴンもオチャノコサイサイなの!」

「魔獣?アリが?」

「そうなの!
丹歌も一緒にエンシェントドラゴンを倒すの!」

「僕が?あははは!ご冗談を……」

丹歌は苦笑いを浮かべます。
なぜならエンシェントドラゴンはとても強いからです。

「では丹歌に、魔球の作り方を伝授するの」

「魔球?消える魔球?」

「そうなの!丹歌はもしかして……天才?
魔球は当たったものを秒で消すの!」

「……思っていたのと違う」

「まぁまぁ。まずはこれを食べるのー!」

ピノは丹歌の口にプチシュークリームを放り込みます。

「わ!」

そして丹歌の中の何かが目覚めます。

「はい!これで覚えたの!
はい、手に魔力を篭める!そして放つ!」

「魔力を篭める?」

「そうなの!まずはイメージ。
あの女の子の服を壊すイメージ」

ピノはあくびをしているプレゲトンの方を見ます。

「え?」

丹歌は驚きます。

「さぁ、唱えるの破壊球アーノルドを!」

「破壊球アーノルド……」

丹歌は服を破壊するイメージで球体を手に出します。

「丹歌さん、素質ありますね!
さすがはアイテムマスター!」

ババロアは手をたたきます。

「アイテムって関係あるのですか?」

「あります!アイテムを上手に使うのは難しいです。
使いこなすとなると大変です。
丹歌さんは何でも使えるはずなので凄いんですよ。
技もすぐに覚えれます」

「丹歌は凄いの」

「え?」

「アーノルドを放って雑談するの凄い。
魔力を大量に吸収するのに……」

「そうなの?お手玉できるよ?」

丹歌はそう言ってアーノルドを3つ掴みお手玉しました。

「丹歌は本当に人間?」

ピノの言葉に丹歌は答えます。

「僕はキメラだよ」

と……
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