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Scene06 パンツ泥棒モスマン
122 世界で二番目に強い剣士
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モスマン王が入った部屋。
外は小屋、でも中身は広々。
「これはどういうこと??」
おねこひめがモスマン王に尋ねます。
「空間魔法だ。
これにより狭い土地で広く使える。
この技術はいろんなところで使われているので覚えておくといいぞ」
モスマン王がそういうと兵士たちがゾロゾロと現れます。
「王に敬礼!」
兵士がそういうとモスマン王に敬礼をします。
「うむ、ババロアを呼んでくれるか?」
「かしこまりました」
そういって兵士が敬礼をしようとしたとき。
整った顔の美青年が言います。
「その必要はありません」
「お?ババロア。相変わらず早いな」
「モスマン王!どうして私を連れて行ってくれなかったのですか!」
「む?」
「白銀は必ず私が倒します」
「そ、そうか……?」
「面接を通過させたのは私ですからね!」
「それは気にすることではない。
その面接には吾輩も参加していた」
「ですが!」
ババロアはそういって丹歌の方を見ます。
「お?主も気になるか?
コイツの素質が……」
「なんていうか、すべての性質が0ですね」
「ちょっとなにを言っているのよ!」
プレゲトンが怒鳴ります。
「適正ジョブはアイテム使いってところでしょうか。
王の言いたいことはわかりました。
この少年を立派な剣士にすればいいのですね。
わかりました。この少年を世界で二番目に強い剣士にしましょう」
「……おおう?」
モスマン王は少し戸惑います。
「さぁ貴方の名前を教えて下さい」
「詩空丹歌です」
丹歌は小さく答えました。
「丹歌君ですね。
わかりました。二番目に強い剣士になりましょうね」
ババロアはそういって丹歌を引っ張ります。
「ちょっと私も行く!」
プレゲトンもその後に続いて歩いていきました。
外は小屋、でも中身は広々。
「これはどういうこと??」
おねこひめがモスマン王に尋ねます。
「空間魔法だ。
これにより狭い土地で広く使える。
この技術はいろんなところで使われているので覚えておくといいぞ」
モスマン王がそういうと兵士たちがゾロゾロと現れます。
「王に敬礼!」
兵士がそういうとモスマン王に敬礼をします。
「うむ、ババロアを呼んでくれるか?」
「かしこまりました」
そういって兵士が敬礼をしようとしたとき。
整った顔の美青年が言います。
「その必要はありません」
「お?ババロア。相変わらず早いな」
「モスマン王!どうして私を連れて行ってくれなかったのですか!」
「む?」
「白銀は必ず私が倒します」
「そ、そうか……?」
「面接を通過させたのは私ですからね!」
「それは気にすることではない。
その面接には吾輩も参加していた」
「ですが!」
ババロアはそういって丹歌の方を見ます。
「お?主も気になるか?
コイツの素質が……」
「なんていうか、すべての性質が0ですね」
「ちょっとなにを言っているのよ!」
プレゲトンが怒鳴ります。
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わかりました。この少年を世界で二番目に強い剣士にしましょう」
「……おおう?」
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「丹歌君ですね。
わかりました。二番目に強い剣士になりましょうね」
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「ちょっと私も行く!」
プレゲトンもその後に続いて歩いていきました。
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