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Scene06 パンツ泥棒モスマン
119 ちーん!
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「奇襲のつもりか?」
ロイが笑います。
「あれ?水なら効くと思ったのにな」
「その威力なら少し濡れる程度だがな!」
ロイはそう言っておねこのすけの腹部に一撃浴びせようとしました。
しかし、おねこのすけはそっと後退しました。
「よいっしょっと」
ロイは何度も何度も攻撃を仕掛けるものの軽やかにおねこのすけは避けます。
「なんで当たらない?」
ロイの言葉におねこのすけはいいます。
「僕ね何の才能もないけれど。
歩法は得意なんだ」
「歩法?そんなの俺だってやってるよ!」
ロイは素早くおねこのすけに間合いを詰めます。
おねこのすけも間合いを詰めます。
「ほいっと」
おねこのすけはそしてロイに水の剣で何度も斬ります。
「んなもん効かねぇえよ!」
ロイは小さく笑います。
するとおねこのすけが小さく笑います。
ロイは空気を振動させ爆発させます。
おねこのすけはその爆発ごと大きな箱にロイを閉じ込めます。
「ねぇ知ってる?」
「ああん?」
ロイが箱の中でバレています。
「電子レンジってさ。
少し濡らしてからチンしたほうが威力は高まるんだよ」
「ああん?何を言って――」
ロイの意識はそこで消えました。
周りには軽快な音が鳴り響きます。
チーン!
おねこのすけは電子レンジでロイを温めたのでした。
「……え?もしかして倒したの?」
丹歌が驚きます。
「まぁ、爆発させられる気持ちは少しは分かったでしょ」
おねこのすけが小さく笑います。
「きゃは!ロイ真っ黒焦げじゃない」
少女がポツンと現れます。
「え?」
丹歌とおねこのすけが驚きます。
「クレイジー……俺は……まだ……やれ……る」
「はいはい。帰りましょうね」
少女がそう言ってロイの体を魔法で浮かす。
そしてそのまま姿を消しました。
ロイとともに。
ロイが笑います。
「あれ?水なら効くと思ったのにな」
「その威力なら少し濡れる程度だがな!」
ロイはそう言っておねこのすけの腹部に一撃浴びせようとしました。
しかし、おねこのすけはそっと後退しました。
「よいっしょっと」
ロイは何度も何度も攻撃を仕掛けるものの軽やかにおねこのすけは避けます。
「なんで当たらない?」
ロイの言葉におねこのすけはいいます。
「僕ね何の才能もないけれど。
歩法は得意なんだ」
「歩法?そんなの俺だってやってるよ!」
ロイは素早くおねこのすけに間合いを詰めます。
おねこのすけも間合いを詰めます。
「ほいっと」
おねこのすけはそしてロイに水の剣で何度も斬ります。
「んなもん効かねぇえよ!」
ロイは小さく笑います。
するとおねこのすけが小さく笑います。
ロイは空気を振動させ爆発させます。
おねこのすけはその爆発ごと大きな箱にロイを閉じ込めます。
「ねぇ知ってる?」
「ああん?」
ロイが箱の中でバレています。
「電子レンジってさ。
少し濡らしてからチンしたほうが威力は高まるんだよ」
「ああん?何を言って――」
ロイの意識はそこで消えました。
周りには軽快な音が鳴り響きます。
チーン!
おねこのすけは電子レンジでロイを温めたのでした。
「……え?もしかして倒したの?」
丹歌が驚きます。
「まぁ、爆発させられる気持ちは少しは分かったでしょ」
おねこのすけが小さく笑います。
「きゃは!ロイ真っ黒焦げじゃない」
少女がポツンと現れます。
「え?」
丹歌とおねこのすけが驚きます。
「クレイジー……俺は……まだ……やれ……る」
「はいはい。帰りましょうね」
少女がそう言ってロイの体を魔法で浮かす。
そしてそのまま姿を消しました。
ロイとともに。
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