114 / 229
Scene06 パンツ泥棒モスマン
115 溺れゆくもの
しおりを挟む
「……クソ!!」
そうしてパンツ泥棒の白銀は逮捕されました。
「なんていうか展開が早いわね」
プレゲトンが小さく笑います。
「悪は、目即殺だよ」
新一がそういうとため息を吐きます。
「で、新一さんは白銀先生のクローンなんですか?」
丹歌の問に新一が答えます。
「まぁね。
白銀さんのクローンは沢山いるよ。
優秀な研究者でそういう遺伝子技術の第一人者だから。
力に溺れ悪に染まるモノも多い。
困ったものさ」
「……そうなんですか」
「そして白銀さんのクローンを大量に作ったのはフィサフィーという老人さ」
「フィサフィー……」
鈴の表情が暗くなります。
「鈴さん知ってるの?」
「おじいちゃんがフィサフィーに殺されました。
おじいちゃんの名前はエクザエル。
ファルシオンのひとりでした」
「エクザエルさんですら勝てなかったのか」
新一が息を吐きます。
そして言葉を続けます。
「恐らくテオスでは2番か3番めに強いのがフィサフィーだよ」
「……そのフィサフィーは鈴さんの敵か?」
わたろうが鈴に尋ねます。
「はい、私がフィサフィーを倒します」
いつも優しい鈴の目に殺気がこもります。
「まぁそれはそれで置いておいてくれないかしら?
あなた達の目的は?」
おねこひめがそういうと丹歌が答えます。
「僕たちの目的は、魔力を持たない人を尋ねてきました」
そうしてパンツ泥棒の白銀は逮捕されました。
「なんていうか展開が早いわね」
プレゲトンが小さく笑います。
「悪は、目即殺だよ」
新一がそういうとため息を吐きます。
「で、新一さんは白銀先生のクローンなんですか?」
丹歌の問に新一が答えます。
「まぁね。
白銀さんのクローンは沢山いるよ。
優秀な研究者でそういう遺伝子技術の第一人者だから。
力に溺れ悪に染まるモノも多い。
困ったものさ」
「……そうなんですか」
「そして白銀さんのクローンを大量に作ったのはフィサフィーという老人さ」
「フィサフィー……」
鈴の表情が暗くなります。
「鈴さん知ってるの?」
「おじいちゃんがフィサフィーに殺されました。
おじいちゃんの名前はエクザエル。
ファルシオンのひとりでした」
「エクザエルさんですら勝てなかったのか」
新一が息を吐きます。
そして言葉を続けます。
「恐らくテオスでは2番か3番めに強いのがフィサフィーだよ」
「……そのフィサフィーは鈴さんの敵か?」
わたろうが鈴に尋ねます。
「はい、私がフィサフィーを倒します」
いつも優しい鈴の目に殺気がこもります。
「まぁそれはそれで置いておいてくれないかしら?
あなた達の目的は?」
おねこひめがそういうと丹歌が答えます。
「僕たちの目的は、魔力を持たない人を尋ねてきました」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説


水しか操れない無能と言われて虐げられてきた令嬢に転生していたようです。ところで皆さん。人体の殆どが水分から出来ているって知ってました?
ラララキヲ
ファンタジー
わたくしは出来損ない。
誰もが5属性の魔力を持って生まれてくるこの世界で、水の魔力だけしか持っていなかった欠陥品。
それでも、そんなわたくしでも侯爵家の血と伯爵家の血を引いている『血だけは価値のある女』。
水の魔力しかないわたくしは皆から無能と呼ばれた。平民さえもわたくしの事を馬鹿にする。
そんなわたくしでも期待されている事がある。
それは『子を生むこと』。
血は良いのだから次はまともな者が生まれてくるだろう、と期待されている。わたくしにはそれしか価値がないから……
政略結婚で決められた婚約者。
そんな婚約者と親しくする御令嬢。二人が愛し合っているのならわたくしはむしろ邪魔だと思い、わたくしは父に相談した。
婚約者の為にもわたくしが身を引くべきではないかと……
しかし……──
そんなわたくしはある日突然……本当に突然、前世の記憶を思い出した。
前世の記憶、前世の知識……
わたくしの頭は霧が晴れたかのように世界が突然広がった……
水魔法しか使えない出来損ない……
でも水は使える……
水……水分……液体…………
あら? なんだかなんでもできる気がするわ……?
そしてわたくしは、前世の雑な知識でわたくしを虐げた人たちに仕返しを始める……──
【※女性蔑視な発言が多々出てきますので嫌な方は注意して下さい】
【※知識の無い者がフワッとした知識で書いてますので『これは違う!』が許せない人は読まない方が良いです】
【※ファンタジーに現実を引き合いに出してあれこれ考えてしまう人にも合わないと思います】
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるよ!
◇なろうにも上げてます。
いずれ最強の錬金術師?
小狐丸
ファンタジー
テンプレのごとく勇者召喚に巻き込まれたアラフォーサラリーマン入間 巧。何の因果か、女神様に勇者とは別口で異世界へと送られる事になる。
女神様の過保護なサポートで若返り、外見も日本人とはかけ離れたイケメンとなって異世界へと降り立つ。
けれど男の希望は生産職を営みながらのスローライフ。それを許さない女神特性の身体と能力。
はたして巧は異世界で平穏な生活を送れるのか。
**************
本編終了しました。
只今、暇つぶしに蛇足をツラツラ書き殴っています。
お暇でしたらどうぞ。
書籍版一巻〜七巻発売中です。
コミック版一巻〜二巻発売中です。
よろしくお願いします。
**************

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

聖女だったけど魔王にジョブチェンジしました。魔獣たちとほっこり生活を満喫します。
棚から現ナマ
ファンタジー
聖女リーリアは婚約者である王太子リカルドにより、偽の聖女だと断罪される。
えん罪を着せられたリーリアは、あろうことか獣や魔獣が出没する”魔の森”へと捨てられるのだった。
攻撃や身を護る手段を持たないリーリアは…… なんだかんだあって、魔王になり、魔獣や魔物たちとワチャワチャ楽しく暮らしていくのでした。

転生チートは家族のために~ユニークスキルで、快適な異世界生活を送りたい!~
りーさん
ファンタジー
ある日、異世界に転生したルイ。
前世では、両親が共働きの鍵っ子だったため、寂しい思いをしていたが、今世は優しい家族に囲まれた。
そんな家族と異世界でも楽しく過ごすために、ユニークスキルをいろいろと便利に使っていたら、様々なトラブルに巻き込まれていく。
「家族といたいからほっといてよ!」
※スキルを本格的に使い出すのは二章からです。

転移したらダンジョンの下層だった
Gai
ファンタジー
交通事故で死んでしまった坂崎総助は本来なら自分が生きていた世界とは別世界の一般家庭に転生できるはずだったが神側の都合により異世界にあるダンジョンの下層に飛ばされることになった。
もちろん総助を転生させる転生神は出来る限りの援助をした。
そして総助は援助を受け取るとダンジョンの下層に転移してそこからとりあえずダンジョンを冒険して地上を目指すといった物語です。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる