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Scene05 死を忘れるもの
101 ただの雑魚
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「プッペ。トール討伐の命が出た」
「え?」
プッペが驚きます。
「アースロックさん、足が早いですね」
追いかけてきた丹歌がアースロックに訪ねます。
「ああ。すまない」
アースロックは小さく謝りました。
「こちらの女性と少年は?」
丹歌は不思議な雰囲気を持つプッペとサマーに興味津々です。
「女性の名前はプッペ。
男の方は知らない」
アースロックはゆっくりサマーの方を見ます。
「俺の名前は魔神サマー。
あとでバレると厄介だからいうけど魔神ソロモンの息子だ」
「魔神ソロモンか。
平和の魔神……」
玉藻がそういってサマーの方を見ます。
「でもこの魔力は」
プレゲトンがいいます。
「……そう俺はただの雑魚だ」
「貴方たちは?」
プッペが丹歌たちに尋ねます。
「僕はエレメント魔法学園の丹歌」
「同じく魔法学園の玉藻」
「そして丹歌の相棒のプレゲトンよ」
それぞれが自己紹介をしました。
「魔法学園の方々はどうしてここに?」
プッペの質問にアースロックが答えます。
「トールの討伐命令が愛流狩商会から出たんだ」
「どうして?」
プッペの顔が青ざめます。
「愛流狩商会に依頼をした人がいる。
俺はその人を見つけるため来た」
「じゃ、トールさまは討伐されないのですね?」
プッペは安心しました。
「というかトールの討伐はこのメンツだけでが無理だろう。
ありとあらゆる魔法を1歳のときに全てマスター。
2歳のときに全ての流派の剣術をマスター。
3歳のときに銃火器の扱いを全て覚えた。
恐らく15歳の中ではトップクラスの実力だろう」
「でもどうして討伐命令が?
鬼畜王って聞いたから悪い人だと思っていたんだけど」
「トールさまは優しい御方です。
誰がそんなことを……」
「トールは強奪強姦強盗をしたことになっていてね。
プッペ……君を監禁していることになっている。
流石にそれはないと思っていたので俺はトールの討伐に参加した」
アースロックの目はどこまでも真っ直ぐでした。
「え?」
プッペが驚きます。
「アースロックさん、足が早いですね」
追いかけてきた丹歌がアースロックに訪ねます。
「ああ。すまない」
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「こちらの女性と少年は?」
丹歌は不思議な雰囲気を持つプッペとサマーに興味津々です。
「女性の名前はプッペ。
男の方は知らない」
アースロックはゆっくりサマーの方を見ます。
「俺の名前は魔神サマー。
あとでバレると厄介だからいうけど魔神ソロモンの息子だ」
「魔神ソロモンか。
平和の魔神……」
玉藻がそういってサマーの方を見ます。
「でもこの魔力は」
プレゲトンがいいます。
「……そう俺はただの雑魚だ」
「貴方たちは?」
プッペが丹歌たちに尋ねます。
「僕はエレメント魔法学園の丹歌」
「同じく魔法学園の玉藻」
「そして丹歌の相棒のプレゲトンよ」
それぞれが自己紹介をしました。
「魔法学園の方々はどうしてここに?」
プッペの質問にアースロックが答えます。
「トールの討伐命令が愛流狩商会から出たんだ」
「どうして?」
プッペの顔が青ざめます。
「愛流狩商会に依頼をした人がいる。
俺はその人を見つけるため来た」
「じゃ、トールさまは討伐されないのですね?」
プッペは安心しました。
「というかトールの討伐はこのメンツだけでが無理だろう。
ありとあらゆる魔法を1歳のときに全てマスター。
2歳のときに全ての流派の剣術をマスター。
3歳のときに銃火器の扱いを全て覚えた。
恐らく15歳の中ではトップクラスの実力だろう」
「でもどうして討伐命令が?
鬼畜王って聞いたから悪い人だと思っていたんだけど」
「トールさまは優しい御方です。
誰がそんなことを……」
「トールは強奪強姦強盗をしたことになっていてね。
プッペ……君を監禁していることになっている。
流石にそれはないと思っていたので俺はトールの討伐に参加した」
アースロックの目はどこまでも真っ直ぐでした。
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