不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene05 死を忘れるもの

96 小さくなっても頭脳は

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「君たちそろそろ授業が始まるぞ」

中年のドワーフ族の男がそういって小さく微笑みます。

「あ、はい。
ありがとうございます、ウィズリーさん」

玉藻が小さく会釈します。
そして丹歌を教室まで案内しました。
見た目はプレハブですが空間魔法により中身はしっかりと学園です。

「さて、全員揃ったかな?」

ティコがそういって教壇に立ちます。

「いろんなことがあったけど。
今日から詩空くんが学校に復帰します。
詩空くんからなにかひとこともらおうかな?」

「え?」

クラスメイトみんなが丹歌に注目します。

「ちっちゃくなったけどよろしく!」

「……おわり?」

「はい、おわり」

「本当にひとことだね」

ティコは笑います。

「はい」

「質問!詩空くんはどうして小さくなったんですか?」

鈴音が質問しました。

丹歌は、そこからはクラスメイトからの質問攻めに合います。
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