不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene03 カリュドーンの猪

54 わいわいがやがや

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「ちょっとお見合いじゃないんだからなに照れてるの??」

一花が少し笑いながら言いました。

「えっと……」

「一花よ。
ここでは一姉で通っているわ」

戸惑う丹歌に優しく一花はいいました。

「ん?目が冷めたのか?」

ジョーカーがそういって丹歌の方を見ます。

「あ、はい……」

丹歌は緊張しつつ顔をうつむけます。

「俺の勘がいっている。
お前はいいやつだな?」

「え?」

「俺の名前はジョーカー・キング」

「ジョーカーさん?」

「そうだ。
さっき談話室で女子会をしていた3人娘を連れてきたぞ」

ジョーカーはそういって3人の少女を丹歌の部屋に呼びました。

「目を覚ましたみたいですね」

白く透き通るような肌の白髪の少女レテがいいます。

「よかったです」

美しい髪に黒い瞳の少女タナトスがニッコリ笑います。

「まぁ、よかったわね」

赤い燃えるような髪に金髪の少女プレゲトンがため息を吐きます。

「伝説の三剣勢揃いですね」

空幸が緊張を隠せない様子で呟きます。

「ちょっと一花、人間がこっちに来たって本当?」

茶髪で長い髪を持った少女が丹歌の部屋に入ってきます。

「お?アスカ、人間の男に興味津々か?」

ジョーカーが冗談ぽく言います。

「あー、ないわね」

アスカは丹歌の顔を見て言いました。

「残念、フラれたわね丹歌」

丹歌は少しだけ傷つきました。

「告白してないのにフラれてる……」

タナトスがレテがクスリと笑います。

「あ、アスカ。
レテを借りてたわよ」

一花がアスカにそういうとレテが言います。

「借りちゃわれました」

「レテが嬉しそうに笑う」

「レテがいいっていったのならそれはいいわ。
タナトス最近調子が悪いって聞いたけど大丈夫?」

アスカがそう言ってタナトスの体を心配しました。
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