不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene02 エレメント魔法学園

43 シューティングスター

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「お前らの目的はなんだ?」

六騎が尋ねます。

するとアースベルガーが嬉しそうに答えます。

「女の肉と男の肉はどっちが旨いか選手権だ」

「なにをいってるの?」

鈴は震えながらいいました。

「まぁ、それはそれで置いておいて。
私たちはシューティングスターを探しているのよ」

バビロンが扇子で口元を当てます。

「我はその素質があるものを探している」

そういって、アースベルガーが鈴の方を見ます。

「どうするつもりですか?」

鈴がそういうとアースベルガーが笑います。

「こうするのだ!」

アースベルガーが鈴に牙を向け襲いかかろうとした瞬間。

大鎌によってアースベルガーが弾かれます。

「誰?」

紫がその男を睨み付けます。

「お前らに名乗る気はない」

男はそういって、再び大鎌を構えます。

「名乗らなくてもわかるぞ。
勇者ハイジ!」

体制を立て直したアースベルガーか再び牙を剥き出しにします。

「とりあえすその里の巫女!
シューティングスターを手にいれたらずらかるぞ!」

「これは里の宝、私なんかが……」

「悪いが里のやつはみんな死んだ」

鈴の頭のなかが真っ白になりました。
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