不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene02 エレメント魔法学園

24 クラス替え

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「アイテムマスター?」

丹歌は少し切なくなりました。
自分が夢見るのは前線戦う魔道師。
剣の才能もなかった丹歌は魔道士を目指したのです。
魔力は低いもののマナの量は人一倍ありました。
自分の唯一の自慢はマナの量。
魔法を何発撃っても疲れません。

「というかさ。
私を扱うのなら魔剣士になりなさいな。
あんたなら私の力をマナの続く限り扱えるわ」

プレゲトンの言葉に丹歌は返す言葉もありません。

「僕は魔道士に……」

丹歌がそこまでいいかけたとき清空がいいます。

「魔道士になるには杖術士にならねばならんぞ?」

「え?」

「そうね、杖は魔道士の必須アイテム。
杖か短剣か選ばなくちゃいけない。
あと体術も会得しないとね」

「体力はがんばります」

「そう?なら歩法を学ばなくちゃね。
剣術も魔術も歩法が大事」

学長がニッコリと笑います。

「じゃ白銀先生の歩法クラブに入りなさいな。
魔道士になるか剣士になるかアイテムマスターになるかはそのあとに決めましょう」

「はい」

「貴方は総合学部にクラス替えね」

「はい」

丹歌はクラス替えを受け入れことにしました。。
逆らって退学になるのは嫌だから。
クラスが変わっても魔道士を目指す。
そう決めたのでした。。

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