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Scene01 固い皮膚を持つ少年
06 旅立ちのとき
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数日後の夜
その日の水菜の様子はいつもと違いました。
不安な玉藻は尋ねます。
「かあさま、今日はなんの日ですか?」
「忘れちゃった?
明日はもうこの港から離れて学校にいくでしょう?」
「そうですね」
玉藻は小さく頷きました。
「清空さんが運営している学校のひとつ、エレメント魔法学園よ。
そこだとお母さん、安心して送れるわ」
「寂しいです」
「大丈夫よ。
丹歌くんやシエラちゃんも一緒だから」
水菜は優しくそういいました。
「......うん」
「強くなって帰ってくるのよ?」
「はい」
玉藻は笑顔で頷きました。
不安な夜は静かにすぎていきます。
エレメント魔法学園。
そこは数々の勇者を産み出した学園で魔法だけではなく剣術や馬術などさまざまな技術を身につけることができる学園です。
玉藻はその学園に行くことになっています。
そして時は流れ10年が過ぎました。
その日の水菜の様子はいつもと違いました。
不安な玉藻は尋ねます。
「かあさま、今日はなんの日ですか?」
「忘れちゃった?
明日はもうこの港から離れて学校にいくでしょう?」
「そうですね」
玉藻は小さく頷きました。
「清空さんが運営している学校のひとつ、エレメント魔法学園よ。
そこだとお母さん、安心して送れるわ」
「寂しいです」
「大丈夫よ。
丹歌くんやシエラちゃんも一緒だから」
水菜は優しくそういいました。
「......うん」
「強くなって帰ってくるのよ?」
「はい」
玉藻は笑顔で頷きました。
不安な夜は静かにすぎていきます。
エレメント魔法学園。
そこは数々の勇者を産み出した学園で魔法だけではなく剣術や馬術などさまざまな技術を身につけることができる学園です。
玉藻はその学園に行くことになっています。
そして時は流れ10年が過ぎました。
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