不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene01 固い皮膚を持つ少年

03 ニコニコの丹歌

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「その甚平。クールポコ王国出身なのか?」

清空がそういうと少年は大きく首を横に振ります。

「そんなに全否定しなくても」

シエラは苦笑いを浮かべながらいいました。

「訳ありというわけか......
深くは聞かない、では帰るぞ!」

「え?行っちゃうの?」

少年は不安になります。

「主もな」

「え?」

少年は驚きました。

「家族がひとり増えたね!」

シエラが嬉しそうに笑いました。

「家族?」

「ああ、少年!名前はなんだ?」

清空の問いに少年は黙ります。

「ん?」

シエラは首をかしげます。
その瞬間、清空は悟りました。

「なら私の詩空をやろう!
詩空丹歌というのはどうじゃ?」

清空はそういって少年の頭を撫でます。

「にか?」

「そうだ、お前の名前はニコニコの丹歌だ!」

少年に名前がつきました。
詩空丹歌。
それが彼の名前です。
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