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Scene.03 清らかな空
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――とある夜。
「しゃー!」
黒ハッターが、剣を振り回し人々を襲っていた。
逃げまとう人々、しかしひとりその黒ハッターに立ち向かう少女がいた。
その少女は、ブリキュア・スカイハート。
サーラより少し先輩のブリキュアである。
「はぁぁぁぁぁ!」
スカイハートが、拳に気合をためる。
そして、拳に光の塊が収束しそれを撃ち放つ。
すると黒ハッターたちが、吹き飛んでいく。
「なんだ?貴様は!」
名も無き怪人が、スカイハートに向かって弓を向ける。
「名も無き怪人程度に名乗る名前はない!」
スカイハートは、そう言ってタップを踏む。
「ならば、死ぬのだ!」
名も無き怪人がスカイハートに弓矢を飛ばす。
スカイハートは、その弓矢を軽やかに避けると軽くジャンプする。
すると姿を消した。
「どこだ?どこに行った!
逃げたのか?」
名も無き怪人が、辺りを見渡す。
「逃げも隠れもしないさ……」
スカイハートが、名も無き怪人の背後に現れる。
そして、スカイハートの拳に稲妻が走る。
「いつのまに……?」
名も無き怪人の言葉にスカイハートは、返すことなく両手を広げ踊る。
「踊り狂え!サンダー・カーニバル!」
稲妻が、黒ハッターを含めた、名も無き怪人たちを襲いを黒焦げにした。
「終幕」
スカイハートは、そう言ってタップを終えると静かにお辞儀した。
「お見事ですね。
スカイハートさん」
そう言って現れたのはブリ男だった。
「あ、ブリ男。
たまにはお前も手伝え!」
スカイハートが、そう言って頬を膨らませる。
「僕は戦えませんよ。
人間と悪魔の戦いに魔族の僕が参加するとややこしくなりますからね」
「しかしだな!
最近、ハタハタが攻めてくる割合が……」
スカイハートが、そう言うとブリ男が頷く。
「それに関しては、1名ブリキュアを追加しました」
「早良のことか?
しかし、あいつは争うことは……」
「はい。
争うことには向いていないでしょう。
しかし、護ることには向いています。
早良さんも立派なブリキュアですよ」
「そうだが……」
「早良さんが、戦うことには反対ですか?」
「ああ、アイツは戦うには優しすぎる。
ハタハタの名も無き怪人たちの正体を知ったらアイツは……」
「そのときは、全力でフォローしますよ」
「だが……!」
スカイハートが、そこまで言いかけたときブリ男が扇子を広げる。
「大丈夫ですよ。
早良さんも、立派なサーラなのですから。
さて、人が集まってきました。
僕たちはここから離れたほうがいいでしょう」
「わかった。
話の続きは、学校でな!」
スカイハートが、そう言うとその場から離れた。
それを確かめたブリ男も、静かにその場から離れた。
「しゃー!」
黒ハッターが、剣を振り回し人々を襲っていた。
逃げまとう人々、しかしひとりその黒ハッターに立ち向かう少女がいた。
その少女は、ブリキュア・スカイハート。
サーラより少し先輩のブリキュアである。
「はぁぁぁぁぁ!」
スカイハートが、拳に気合をためる。
そして、拳に光の塊が収束しそれを撃ち放つ。
すると黒ハッターたちが、吹き飛んでいく。
「なんだ?貴様は!」
名も無き怪人が、スカイハートに向かって弓を向ける。
「名も無き怪人程度に名乗る名前はない!」
スカイハートは、そう言ってタップを踏む。
「ならば、死ぬのだ!」
名も無き怪人がスカイハートに弓矢を飛ばす。
スカイハートは、その弓矢を軽やかに避けると軽くジャンプする。
すると姿を消した。
「どこだ?どこに行った!
逃げたのか?」
名も無き怪人が、辺りを見渡す。
「逃げも隠れもしないさ……」
スカイハートが、名も無き怪人の背後に現れる。
そして、スカイハートの拳に稲妻が走る。
「いつのまに……?」
名も無き怪人の言葉にスカイハートは、返すことなく両手を広げ踊る。
「踊り狂え!サンダー・カーニバル!」
稲妻が、黒ハッターを含めた、名も無き怪人たちを襲いを黒焦げにした。
「終幕」
スカイハートは、そう言ってタップを終えると静かにお辞儀した。
「お見事ですね。
スカイハートさん」
そう言って現れたのはブリ男だった。
「あ、ブリ男。
たまにはお前も手伝え!」
スカイハートが、そう言って頬を膨らませる。
「僕は戦えませんよ。
人間と悪魔の戦いに魔族の僕が参加するとややこしくなりますからね」
「しかしだな!
最近、ハタハタが攻めてくる割合が……」
スカイハートが、そう言うとブリ男が頷く。
「それに関しては、1名ブリキュアを追加しました」
「早良のことか?
しかし、あいつは争うことは……」
「はい。
争うことには向いていないでしょう。
しかし、護ることには向いています。
早良さんも立派なブリキュアですよ」
「そうだが……」
「早良さんが、戦うことには反対ですか?」
「ああ、アイツは戦うには優しすぎる。
ハタハタの名も無き怪人たちの正体を知ったらアイツは……」
「そのときは、全力でフォローしますよ」
「だが……!」
スカイハートが、そこまで言いかけたときブリ男が扇子を広げる。
「大丈夫ですよ。
早良さんも、立派なサーラなのですから。
さて、人が集まってきました。
僕たちはここから離れたほうがいいでしょう」
「わかった。
話の続きは、学校でな!」
スカイハートが、そう言うとその場から離れた。
それを確かめたブリ男も、静かにその場から離れた。
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