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04 魔法使いと女友だち

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 少しショックだった。
 周りからは、『暗い』ってイメージがあったのか……

「あ、こいつショックを受けているぞ」

 菊池が、嫌らしい笑みを浮かべて笑った。
 すると、田中さんが慌ててフォローを入れてくれた。

「あ、悪い意味で言ったんじゃないので、気にしないで下さい。」

 悪い意味じゃない、『暗い』ってなんだろう?

「なんと言うか……
 挨拶をしてくてるんだけど、返しつらいと言うか……」

「す、すみません」

「謝る事じゃないと思いますけど……」

「コホン!」

 上司が冷たい目で、俺達の事を睨んでいた為、俺達は持ち場の仕事に戻った。

 会社のパソコンの方に、メールが来る。
 菊池からだ。

【笹山さんとメール交換は、したのか?】

 俺は、すぐに返事を返す。

【してないよ】

 そのメールを確認したのか、菊池は小さく舌打ちをした。
 一方的に教えては貰ったけど、交換はしてないしね。

【俺に任せとけ!】

 と、すぐにメールが返ってきたけれど何を任せればいいのだか……
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