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07 さよならのはじまり
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そして僕はそのまま警察に事情聴取を受けた。
はるかさんが、飛び降りるところを何人の人がいたらしい。
警察の人は、全く僕を責めなかった。
それどころか同情する言葉すらかけられた。
「元気出すんだぞ」
そんな言葉で元気が出るほど僕は強くない。
どうせなら、僕は責めて欲しかった。
責められたら僕は、涙をながすことが出来たかもしれない。
大人はなにかきっかけがないと涙を流せない。
だから、苦しかった。
だから、つらかった。
今の僕は、人の温もりを知ってしまった。
温もりを知った人は弱くなる。
僕は、その現実を受け止めることが出来なかった。
はるかさんが死んだ。
即死だったそうだ。
あのときはるかさんは、何が言いたかったのだろうか?
僕は気づけば、あのハイクレストのマンションの屋上にいた。
はるかさん。
僕も今すぐ君の場所に行くね……
僕も、このマンションから飛び降りようと思った。
君に一番近いこの場所でなら、君とまた出逢える。
そんな気がしたから……
はるかさんが、飛び降りるところを何人の人がいたらしい。
警察の人は、全く僕を責めなかった。
それどころか同情する言葉すらかけられた。
「元気出すんだぞ」
そんな言葉で元気が出るほど僕は強くない。
どうせなら、僕は責めて欲しかった。
責められたら僕は、涙をながすことが出来たかもしれない。
大人はなにかきっかけがないと涙を流せない。
だから、苦しかった。
だから、つらかった。
今の僕は、人の温もりを知ってしまった。
温もりを知った人は弱くなる。
僕は、その現実を受け止めることが出来なかった。
はるかさんが死んだ。
即死だったそうだ。
あのときはるかさんは、何が言いたかったのだろうか?
僕は気づけば、あのハイクレストのマンションの屋上にいた。
はるかさん。
僕も今すぐ君の場所に行くね……
僕も、このマンションから飛び降りようと思った。
君に一番近いこの場所でなら、君とまた出逢える。
そんな気がしたから……
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