68 / 95
05 5月6日
68
しおりを挟む
「キスが上手い男の子は、モテるから私で練習してね!」
「なんだそれ?」
「人を一人も好きにならない人生なんて、つまらないよ」
はるかさんは、寂しそうな顔でそういった。
「僕は、誰も好きにならなくても――」
はるかさんが、僕にキスをする。
「マイナス思考はダメ。
いい?真治は、人を好きになるの!」
「でも……」
「私が、協力するから……ね?」
はるかさんが、そう言ってニッコリと笑った。
「なんだそれ?」
「人を一人も好きにならない人生なんて、つまらないよ」
はるかさんは、寂しそうな顔でそういった。
「僕は、誰も好きにならなくても――」
はるかさんが、僕にキスをする。
「マイナス思考はダメ。
いい?真治は、人を好きになるの!」
「でも……」
「私が、協力するから……ね?」
はるかさんが、そう言ってニッコリと笑った。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。



断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる