嘘恋

はらぺこおねこ。

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04 5月5日

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「真治大好き!」

 好きか……
 僕に向けられて言われたのははじめてだな……

「自分で歩ける?
 しっかりして……」

「はーい」

 はるかさんは、手を上げて返事をすると僕の手を握りしめゆっくりと歩いた。
 そして、はるかさんは僕の部屋の扉をあけた。

「こっちは、僕の部屋だよ?」

「いいからいいから」

 はるかさんは、そう言って僕のベッドの中に潜り込む。
 仕方がない。
 僕が隣の部屋で眠るか……

「こら!真治!」

「なに?」

「真治も、一緒のベッドで寝るの!」

「え?」

「一緒に寝るの!」

「ダメだよ」

「一緒に寝ないとここでおしっこするよ?」

 そう言ってはるかさんは、自分のズボンをおろそうとした。
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