嘘恋

はらぺこおねこ。

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04 5月5日

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 買い物が終わった僕たちは、そのまままっすぐ家に帰った。

「さーて、美味しいごはんをつくるよー」

 はるかさんが、そう言って腕をまくった。

「手伝おうか?」

「真治は、いいの!
 私は、居候なんだから料理は私が作る!」

「そっか」

 なんだろう……
 家にひとりじゃないってなんか嬉しいな。
 心のどこかが暖かくなる。
 そんな感じ。

「真治?
 なにニタニタしてるの?
 もしかしてエッチなこと考えてる?」

 はるかさんが、そう言ってニヤリと笑う。

「いや、料理楽しみにしてる」

 そう返すとはるかさんが僕の背中を押す。

「ほら、男子厨房に入らず!
 テレビでも見ててよ!」

「う、うん……」

 僕は、うなずいたあとキッチンを出た。
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