嘘恋

はらぺこおねこ。

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02 5月3日

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「で、僕になんのようかな?
 お金ならないよ?」

 僕は本当にお金はない。
 仕事も事務で月給は、月12万交通費なし。
 最低賃金?知るかボケ!みたいな結構きつきつの生活をしている。

「お金?
 ここのお店の貸し切りのことは気にしなくていいよ。
 私が払うから」

 そういう意味じゃないんだけどね。

「そっか。
 お金持ちなんだね」

「私、こう見えても、風俗嬢をやっていて、そこの風俗の人気ナンバーワンなのよ」

「その人気ナンバーワンの人が僕になんのよう?」

 僕は、できるだけ冷たい口調で言った。
 僕に近づくな。
 そう敵意を込めて。

「真治のプロフィールを見て私が興味をしめしたのよ」

「プロフィール?」

「あら、覚えてない?
 縁結結婚相談事務所に真治、登録しているでしょ?」

 そういえば、5年前にそんなの登録したな。
 こっちからの誘いは全て断られていた。
 だから、すっかり忘れていたな。
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