嘘恋

02 5月3日

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「えっと……
　せっかく貸し切りにしたのだから食事しませんか？」

　貸し切り？
　あとで高額請求される？

「えっと春雨さん」

「はるかでいいです」

「えっと……
　じゃ、はるかさん」

「なにかな？」

「美人局だよね？
　貴方みたいな綺麗で可愛い人が僕に興味を持つことなんてありえない」

　僕は、自分で自分の悪口を見ているようで少しつらくなった。