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06 バレンタインデー・キック
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しおりを挟むバレンタイン。
女の子が男の子に告白するきっかけを与える日。
とも言われているこの日。
バレンタインの起源と言われているのは「ルペルカリア祭」といわれる豊作を祈る古代ローマのお祭りのひとつでした。
この時代、若い男女は別々の場所で暮らしていたのですが、このルペルカリア祭がある2月15日だけは特別です。
祭りの前日。
女性たちは紙に名前を書いた札を桶の中に入れ翌日、男性たちは桶から札を1枚ひいた。
ひいた男と札の名の女は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていました。
今で言う運命の出会いのひとつですね。
そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結ばれていきました。
しかし、ローマ帝国皇帝のクラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したのです。
キリスト教の司祭だったウァレンティヌスは、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ、彼らのために内緒で結婚式を行っていたのです。
しかし、それも長くは続きませんでした。
やがてこの噂が皇帝クラウディウス2世の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令しました。
しかし、ウァレンティヌスは皇帝の命令に逆らい結婚式を内緒で続けました。
その結果。最終的にヴァレンティヌスは処刑されたとされました。
彼の処刑の日は、ルペルカリア祭の前日である2月14日をあえて皇帝は選びました。
さてさて話が固くなりましたね。
シャラララ素敵に。
シャラララ素顔に。
バレンタインのこの季節。
このあとに続くのは誰もが「キス」だと思うでしょう。
ですが彼女は違うのです。
この話は、キスをキックだと思い込んだ素朴な女の子の物語。
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