66 / 87
07 エトセトラ
67 おやぢビンゴ
しおりを挟む
中年おやぢの周りに群がるのは数億のモンスター。
しかし、おやぢは怯まない。
「おやおや。
私如きに、こんな大勢……」
「怯むな!
このおやぢを殺すだけで、ベルゼブブさまから報酬を得ることが出来るぞ!」
モンスター軍の将校がそういった。
「狙えば必中」
「あれを打たせるな!
打たせれば――」
おやぢが変な体制で身体をうならせる。
すると数億いたモンスター軍の1/4が消える。
「怯むな弓兵、銃撃兵!遠距離から――」
「当たれば確殺」
するとモンスター軍たちが次々と消滅していく。
「ああああああああ」
モンスター軍の将校が絶叫する。
「おぢやビンゴビーム」
おやぢが、ニッコリと微笑むと。
全てのモンスター軍が灰となった。
「おやおや。
意外とあっさりでしたね」
彼の名前はおぢやビンゴ。
家族をベルゼブブに殺され……
復習のためだけに力を身に着けた男だ。
「ふふふふふふ」
若い男がそっと現れる。
「おや?まぁ?
貴方はた白銀さんじゃないですか」
おぢやビンゴがそういうと杖を白銀に向ける。
「さすがおぢやビンゴさん。
相変わらずの最強っぷりですね」
「さて?いつになったらベルゼブブさんに会わせてもらえるのやら……」
「さぁ?無理じゃないですか?」
「さて?どういう意味です?」
「だって貴方はここで――」
白銀がそこまで言ったとき。
おぢやビンゴが小さく笑う。
「私を殺すとでも?
まがい物の貴方が?」
「まがい物?」
白銀が首を傾げる。
「丹歌という少年をご存知ですか?」
おぢやビンゴが尋ねる。
「はははは!彼こそまがい物じゃないですか。
α-タイプAu。
亜金族といわれる不良品のひとつ。
研究所から処分されそうなところを清空さんに拾われ今まで生きてこれた……
でも、それもここまで!
この選別により彼は廃になったでしょう」
白銀が笑う。
「……みたいですが?
丹歌くん」
おぢやビンゴが、そういったとき丹歌がゆっくりと現れる。
「お前は誰だ?」
丹歌がゆっくりとした口調で白銀に尋ねる。
「僕は白銀ですよ?
師匠の存在を忘れたのですか?」
「違う!
白銀先生はそんなことを言わない」
「さぁ、丹歌くん。
暴れちゃいなさいな」
おぢやビンゴそういって近くにあった石の上に座った。
しかし、おやぢは怯まない。
「おやおや。
私如きに、こんな大勢……」
「怯むな!
このおやぢを殺すだけで、ベルゼブブさまから報酬を得ることが出来るぞ!」
モンスター軍の将校がそういった。
「狙えば必中」
「あれを打たせるな!
打たせれば――」
おやぢが変な体制で身体をうならせる。
すると数億いたモンスター軍の1/4が消える。
「怯むな弓兵、銃撃兵!遠距離から――」
「当たれば確殺」
するとモンスター軍たちが次々と消滅していく。
「ああああああああ」
モンスター軍の将校が絶叫する。
「おぢやビンゴビーム」
おやぢが、ニッコリと微笑むと。
全てのモンスター軍が灰となった。
「おやおや。
意外とあっさりでしたね」
彼の名前はおぢやビンゴ。
家族をベルゼブブに殺され……
復習のためだけに力を身に着けた男だ。
「ふふふふふふ」
若い男がそっと現れる。
「おや?まぁ?
貴方はた白銀さんじゃないですか」
おぢやビンゴがそういうと杖を白銀に向ける。
「さすがおぢやビンゴさん。
相変わらずの最強っぷりですね」
「さて?いつになったらベルゼブブさんに会わせてもらえるのやら……」
「さぁ?無理じゃないですか?」
「さて?どういう意味です?」
「だって貴方はここで――」
白銀がそこまで言ったとき。
おぢやビンゴが小さく笑う。
「私を殺すとでも?
まがい物の貴方が?」
「まがい物?」
白銀が首を傾げる。
「丹歌という少年をご存知ですか?」
おぢやビンゴが尋ねる。
「はははは!彼こそまがい物じゃないですか。
α-タイプAu。
亜金族といわれる不良品のひとつ。
研究所から処分されそうなところを清空さんに拾われ今まで生きてこれた……
でも、それもここまで!
この選別により彼は廃になったでしょう」
白銀が笑う。
「……みたいですが?
丹歌くん」
おぢやビンゴが、そういったとき丹歌がゆっくりと現れる。
「お前は誰だ?」
丹歌がゆっくりとした口調で白銀に尋ねる。
「僕は白銀ですよ?
師匠の存在を忘れたのですか?」
「違う!
白銀先生はそんなことを言わない」
「さぁ、丹歌くん。
暴れちゃいなさいな」
おぢやビンゴそういって近くにあった石の上に座った。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる