48 / 87
05 奇跡を奏でるもの
49 あるときは
しおりを挟む
「さて……
これからどうするんだい?」
秋夫が尋ねるとセロが答える。
「とりあえず悪を倒すために力をつける」
「悪ねぇ。
それは俺たちのことかい?」
秋夫が小さく笑う。
「いや、アンタたちはヤクザだが悪じゃない」
「そうかい」
秋夫がタバコに火をつける。
「そう言えば、セロくん。
学校に行っているのかい?」
キサラギが尋ねる。
「僕は16歳なので……」
「それで?」
「義務教育は終わっているので通っていません」
セロの言葉に新一が言葉を放つ。
「それはダメだね」
「ああ、ダメだな」
灰児も賛同する。
「……どうしてですか?義務教育は終わっていますよね?」
「中卒ヒーローは、響かないぞ?」
灰児の言葉にセロは首を横に振る。
「僕は、ヒーローになりませんので!」
「そうかい?
でも、強い人はみんな少なくても高校を卒業しているんだぞ?」
「え?」
セロは驚く。
「高校に通ったほうがいいってことですか?」
すると裕也がいう。
「そうだね、できれば大学まで行ったほうが強くなれる。
世界観も広がるし行ってみたらどうだろう?
君たちなら転入生として認めてもらえるはず」
「君たちってオトネも入っているのですますか?」
オトネは驚いた顔でそういった。
「もちろんさ」
「オトネは刃バード大学卒業の資格を持っているのですよ?」
「刃バード?マジでか?」
灰児が驚く。
刃バード大学、それは能力が高いモノのみが入学することが出来る大学で数多くの勇者を世に出している。
「大マジですますよ」
「でも、刃バードはアメリカでしょ?
日本の大学の卒業資格じゃない」
登がそういうと秋夫が笑う。
「そうだな。
俺ですら大卒だぞ?
今はいいかもしれないが中卒ってだけで毛嫌いするやつもいる。
悪いことは言わない学校には行っておいたほうがいい」
秋夫の言葉にセロは困惑する。
「でも、いまさら学校なんて……」
するとどこから現れたのか清空が言った。
「だったら、曽呂勇士学園にくればいい」
それに一番驚いていたのが健太だった。
「詩空 清空さん!」
「知っているのか?」
百道がおどけた声でそういった。
「知っているもなにもうちの高校の理事長だぞ?」
「え?」
セロは驚く。
「なにを驚いている?私はあるときは孤児院の先生。
あるときはミストフォロスの隊長、そしてあるときは学校の経営者だ。
子どもたちを育てるには金がいるからな!」
清空が、嬉しそうにケラケラを笑った。
これからどうするんだい?」
秋夫が尋ねるとセロが答える。
「とりあえず悪を倒すために力をつける」
「悪ねぇ。
それは俺たちのことかい?」
秋夫が小さく笑う。
「いや、アンタたちはヤクザだが悪じゃない」
「そうかい」
秋夫がタバコに火をつける。
「そう言えば、セロくん。
学校に行っているのかい?」
キサラギが尋ねる。
「僕は16歳なので……」
「それで?」
「義務教育は終わっているので通っていません」
セロの言葉に新一が言葉を放つ。
「それはダメだね」
「ああ、ダメだな」
灰児も賛同する。
「……どうしてですか?義務教育は終わっていますよね?」
「中卒ヒーローは、響かないぞ?」
灰児の言葉にセロは首を横に振る。
「僕は、ヒーローになりませんので!」
「そうかい?
でも、強い人はみんな少なくても高校を卒業しているんだぞ?」
「え?」
セロは驚く。
「高校に通ったほうがいいってことですか?」
すると裕也がいう。
「そうだね、できれば大学まで行ったほうが強くなれる。
世界観も広がるし行ってみたらどうだろう?
君たちなら転入生として認めてもらえるはず」
「君たちってオトネも入っているのですますか?」
オトネは驚いた顔でそういった。
「もちろんさ」
「オトネは刃バード大学卒業の資格を持っているのですよ?」
「刃バード?マジでか?」
灰児が驚く。
刃バード大学、それは能力が高いモノのみが入学することが出来る大学で数多くの勇者を世に出している。
「大マジですますよ」
「でも、刃バードはアメリカでしょ?
日本の大学の卒業資格じゃない」
登がそういうと秋夫が笑う。
「そうだな。
俺ですら大卒だぞ?
今はいいかもしれないが中卒ってだけで毛嫌いするやつもいる。
悪いことは言わない学校には行っておいたほうがいい」
秋夫の言葉にセロは困惑する。
「でも、いまさら学校なんて……」
するとどこから現れたのか清空が言った。
「だったら、曽呂勇士学園にくればいい」
それに一番驚いていたのが健太だった。
「詩空 清空さん!」
「知っているのか?」
百道がおどけた声でそういった。
「知っているもなにもうちの高校の理事長だぞ?」
「え?」
セロは驚く。
「なにを驚いている?私はあるときは孤児院の先生。
あるときはミストフォロスの隊長、そしてあるときは学校の経営者だ。
子どもたちを育てるには金がいるからな!」
清空が、嬉しそうにケラケラを笑った。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる