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続・二章 騒がしい闖入者
1 ポーションの納品
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うちの店は大体、月に二回のペースでポーションを納品している。
不本意にも、俺の発情の周期と被っているので、最近は発情の次の日は店を閉じて納品へ向かうのが恒例となっていた。
そんなわけで俺たちは今、この街の魔術師連合組合支社――通称、魔術師ギルドに来ている。
魔法薬を含め、魔術関連の道具を販売をするにはギルドの"鑑定"が必要になるからだ。
粗悪品の選別、効果に偽りがないか、経年劣化と保証期間の確認、製作者の意図していない効果が付随していないか、等々がここで検査される。
その後でしかるべき流通ルートに流れていくという仕組みだ。
駆け出しの錬金術師などはみな、最初はここで一般募集されているポーションを納品することで食いぶちを稼ぐのが通例となっている。
今でこそ店を構えるまでになったが、俺もこの仕組みには大いに助けられた。
他にも魔術に関する仕事の斡旋が個別募集だったり、掲示板に張り出されていたり、駆け出しから熟練まで、魔術に関連する職業に従事している者なら誰もがお世話になるのがここ、魔術ギルドと言うわけだ。
ちなみに、"鑑定"自体は魔術ギルド以外でも、その能力がある人材か道具があれば可能だが、それが信頼できる鑑定結果とは限らないため、"ギルドの鑑定書"が無い魔術道具の売買は自己責任である。
受付に目的を告げしばらく待たされた後、ポーションが入った木箱をウォルに運んでもらって、俺たちは呼び出されたカウンターに向かう。
「ポーションの納品ね。ルーファン錬金術店のは品質が安定してるから使いやすくて助かるわ」
「恐縮です」
「こないだの錬金術師なんて酷かったのよ。
治癒ポーションなのに副作用で酷い幻覚効果があってね、とてもじゃないけど商品にはさせられなかったわ。
まだ駆け出しの子だったから、自信を無くさないといいのだけど」
受付の白いたれ耳の犬獣人のお姉さんの世間話を聞きながら、渡された書類に目を通す。
納品したポーションの数、納品先、鑑定額、その他諸々の免責事項……
書類に問題がないのを確認して、俺は店のサインを走らせた。
「濃縮治癒薬2本を治癒ポーション20本に調合したものと、解毒ポーション1ダースはいつものようにお店に卸す形でいいのかしら?」
「はい。あ、あと解熱ポーションも1ダースお願いします」
「承りました。それじゃあ、こっちの書類にもサインをお願いね」
と、差し出された別の書類にも目を通してサインする。
ちなみに濃縮治癒薬とは用途に応じて薄めて使う、よほどの大怪我でない限り原液では使われない治癒ポーション。
これを不純物の無い水で10倍に薄めると、一般的な治癒ポーションと同じ効果のものになる。
治癒ポーションは一般的な怪我の治療以外にも外科手術には欠かせないアイテム、果ては疲労回復役として飲む人もいるため需要が高く、濃縮治癒薬の形で納品すると保管も便利なため、大変重宝される。
つまり、うちの主力商品だ。
解毒ポーションは文字通り解毒効果のあるポーション。
傷口の消毒とかでも使われるんだけど、それ以上に、二日酔いの特効薬として買いに来る輩が多い。
うちで店頭販売してるポーションの売り上げでは、治癒ポーションと肩を並べている。
下戸の俺には、なぜ売り上げが良いのか長いこと疑問だった商品だ。
サインが終わった書類を返すと、受付嬢は問題がないことを確認して、
「支払いは"鑑定"が終わってからになるから夕方ごろまた来て頂戴。
お店に卸すポーションの受け渡しもその時に」
「わかりました」
「ほんとルーファン錬金術店の納品が増えて助かってるのよぉ。優秀な助手さんのおかげかしら?」
「……。えっ? あ、いやオレは」
にこやかに話しかけてくる受付嬢の視線は、俺ではなく隣に向けられている。
ウォルは自分に話しかけられていると気づかなかったらしく、反応が遅れたようだ。
「い、いや、オレは何もしてないんで」
「謙遜しなくていいのよぉ」
ウォルは手のひらを見せて否定しているが、受付嬢は愛想のいい笑顔でその先の言葉を待っている。
まあ、お店でウォルに頼んでいるの掃除や陳列、接客、そして荷物の運搬がほとんど。
錬金術師と呼べる仕事をしているのは俺だけだし、それで『助手』と呼ばれるのは座りが悪いようだ。
俺では体格的にも腕力的にも今日みたいに大量のポーションを運ぶことはできないので、納品が増えたのはウォルのおかげというのは間違いないんだが。
「いやほんと何もしてないんですって」
ウォルが困った目でこちらに助けを求めてくるが、今朝みたいなことをはじめ、日頃子ども扱いされている分、こういう場面では仕返ししてやることにしている。
さてどうしようかとニヤニヤ見守っていると、後ろから咳払いが聞こえた。
振り向くと黒猫……いや黒豹だろうか。
いかにも猫科と言う感じの細身で長身の獣人男性が、眉間にしわを寄せて俺たちを見ていた。
「ああ、あら、ごめんなさい。引き留めちゃって。
それじゃあ夕方、忘れないようにね。次の方、どうぞ」
話好きな受付嬢から解放され、ホッと肩の力を抜くウォルの手を引いて、俺はいつも彼がからかうときのように笑いかける。
そうして、俺たちは魔術ギルドを後にした。
日の下に戻ると、なんともやり遂げた気分がやってくる。
少々早すぎるけれど、今日のお仕事はこれでお終いだ。
さて、これからどうしようか。
「今日はこれからどうします?」
「んー、そうだなぁ。ポーションの材料探しもしたいところだけど」
すぐに家に帰って夕方また来るというのも手だけど、せっかくお店を休みにしているんだしどこか適当にぶらぶらしようか。
近くに来てるし、懐かしの母校に立ち寄って後輩たちの様子を覗くというのも面白いかもしれない。
先生とは今朝のことでちゃんと話さないといけないし。
(お昼になったら適当な店に入って食べるとして……)
今日のプランをぼんやり考えて、ウォルは何か希望はないか聞こうと見上げると、いつの間にか知らない男がウォル君の前に立っていた。
ウォルより少し低い背丈、大きな嘴、袖のない服から伸びる両腕は翼の名残りでふかふかの羽毛を蓄え、すらりと伸びる身体は決してごつくはないが肉食獣としての貫禄をたしかに持つ。
猛禽類の鳥獣人だ。
人間の俺の感性ではあるけど、顔はキリッとして男前の美形なんじゃないだろうか。
ギルドの入り口をふさいでいたかと、ウォルを引っ張って道を譲る。
しかし、男は動かないどころか道を開けたこちらに向き直り、
「久しぶりだな? ウォルサム」
そう言い放った。
言われたウォルは……きょとんとした表情をしている。
「知り合い?」
「いや、記憶にないっす」
その言葉で、今度は鳥獣人のほうが虚を突かれた顔になる。
そしてすぐさま、その顔は怒りに歪んでいった。
「貴様っ、まさか忘れたなどと言うつもりじゃなかろうな!?」
「ええ、あー……」
詰め寄られ、ウォルは困惑の声を上げた。
とぼけているわけじゃなく、本当に記憶にないようだ。
「すみません。うちのウォルが何かしたでしょうか?」
「う、うちの!?」
タチの悪い輩に絡まれたかと二人の間に割って入ると、鳥獣人はショックを受けたようにその場に膝をついてうなだれる。
大丈夫だろうかと声をかけようとした次の瞬間、ガシッと両肩を掴まれ、眉間に皺を刻んだ必死の形相で、
「悪いことは言わない! すぐにこんなのとは縁を切りたまえ!」
「えっと……」
「おい何してんだアンタ!」
「それはこっちの台詞だ! 白昼堂々、未成年篭絡とは恥を知れ!」
「ええ……?」
「キミは知らないかもしれないが、こいつは魔導学術院卒業とはいえ魔術なんて碌に使えやしない、その上、稼いだお金も全て酒代につぎ込むようなクズだ! 何を言われたかわからないが、キミを騙そうとしているのは確実だ!」
何なんだこの人。
初対面なのにいきなりものすごい剣幕でまくし立ててくる。
口ぶりからウォルのことを知ってるみたいだけど、ウォルは知らないって言ってるし……あ、ウォルが飲んだくれてた時期に喧嘩した人とか?
謎の人物の正体について思いつく限りをあれこれ考えていると、
「……ガリュオン?」
上のほうで呟くようにウォルが言った。
……知らないんじゃなかったの?
不本意にも、俺の発情の周期と被っているので、最近は発情の次の日は店を閉じて納品へ向かうのが恒例となっていた。
そんなわけで俺たちは今、この街の魔術師連合組合支社――通称、魔術師ギルドに来ている。
魔法薬を含め、魔術関連の道具を販売をするにはギルドの"鑑定"が必要になるからだ。
粗悪品の選別、効果に偽りがないか、経年劣化と保証期間の確認、製作者の意図していない効果が付随していないか、等々がここで検査される。
その後でしかるべき流通ルートに流れていくという仕組みだ。
駆け出しの錬金術師などはみな、最初はここで一般募集されているポーションを納品することで食いぶちを稼ぐのが通例となっている。
今でこそ店を構えるまでになったが、俺もこの仕組みには大いに助けられた。
他にも魔術に関する仕事の斡旋が個別募集だったり、掲示板に張り出されていたり、駆け出しから熟練まで、魔術に関連する職業に従事している者なら誰もがお世話になるのがここ、魔術ギルドと言うわけだ。
ちなみに、"鑑定"自体は魔術ギルド以外でも、その能力がある人材か道具があれば可能だが、それが信頼できる鑑定結果とは限らないため、"ギルドの鑑定書"が無い魔術道具の売買は自己責任である。
受付に目的を告げしばらく待たされた後、ポーションが入った木箱をウォルに運んでもらって、俺たちは呼び出されたカウンターに向かう。
「ポーションの納品ね。ルーファン錬金術店のは品質が安定してるから使いやすくて助かるわ」
「恐縮です」
「こないだの錬金術師なんて酷かったのよ。
治癒ポーションなのに副作用で酷い幻覚効果があってね、とてもじゃないけど商品にはさせられなかったわ。
まだ駆け出しの子だったから、自信を無くさないといいのだけど」
受付の白いたれ耳の犬獣人のお姉さんの世間話を聞きながら、渡された書類に目を通す。
納品したポーションの数、納品先、鑑定額、その他諸々の免責事項……
書類に問題がないのを確認して、俺は店のサインを走らせた。
「濃縮治癒薬2本を治癒ポーション20本に調合したものと、解毒ポーション1ダースはいつものようにお店に卸す形でいいのかしら?」
「はい。あ、あと解熱ポーションも1ダースお願いします」
「承りました。それじゃあ、こっちの書類にもサインをお願いね」
と、差し出された別の書類にも目を通してサインする。
ちなみに濃縮治癒薬とは用途に応じて薄めて使う、よほどの大怪我でない限り原液では使われない治癒ポーション。
これを不純物の無い水で10倍に薄めると、一般的な治癒ポーションと同じ効果のものになる。
治癒ポーションは一般的な怪我の治療以外にも外科手術には欠かせないアイテム、果ては疲労回復役として飲む人もいるため需要が高く、濃縮治癒薬の形で納品すると保管も便利なため、大変重宝される。
つまり、うちの主力商品だ。
解毒ポーションは文字通り解毒効果のあるポーション。
傷口の消毒とかでも使われるんだけど、それ以上に、二日酔いの特効薬として買いに来る輩が多い。
うちで店頭販売してるポーションの売り上げでは、治癒ポーションと肩を並べている。
下戸の俺には、なぜ売り上げが良いのか長いこと疑問だった商品だ。
サインが終わった書類を返すと、受付嬢は問題がないことを確認して、
「支払いは"鑑定"が終わってからになるから夕方ごろまた来て頂戴。
お店に卸すポーションの受け渡しもその時に」
「わかりました」
「ほんとルーファン錬金術店の納品が増えて助かってるのよぉ。優秀な助手さんのおかげかしら?」
「……。えっ? あ、いやオレは」
にこやかに話しかけてくる受付嬢の視線は、俺ではなく隣に向けられている。
ウォルは自分に話しかけられていると気づかなかったらしく、反応が遅れたようだ。
「い、いや、オレは何もしてないんで」
「謙遜しなくていいのよぉ」
ウォルは手のひらを見せて否定しているが、受付嬢は愛想のいい笑顔でその先の言葉を待っている。
まあ、お店でウォルに頼んでいるの掃除や陳列、接客、そして荷物の運搬がほとんど。
錬金術師と呼べる仕事をしているのは俺だけだし、それで『助手』と呼ばれるのは座りが悪いようだ。
俺では体格的にも腕力的にも今日みたいに大量のポーションを運ぶことはできないので、納品が増えたのはウォルのおかげというのは間違いないんだが。
「いやほんと何もしてないんですって」
ウォルが困った目でこちらに助けを求めてくるが、今朝みたいなことをはじめ、日頃子ども扱いされている分、こういう場面では仕返ししてやることにしている。
さてどうしようかとニヤニヤ見守っていると、後ろから咳払いが聞こえた。
振り向くと黒猫……いや黒豹だろうか。
いかにも猫科と言う感じの細身で長身の獣人男性が、眉間にしわを寄せて俺たちを見ていた。
「ああ、あら、ごめんなさい。引き留めちゃって。
それじゃあ夕方、忘れないようにね。次の方、どうぞ」
話好きな受付嬢から解放され、ホッと肩の力を抜くウォルの手を引いて、俺はいつも彼がからかうときのように笑いかける。
そうして、俺たちは魔術ギルドを後にした。
日の下に戻ると、なんともやり遂げた気分がやってくる。
少々早すぎるけれど、今日のお仕事はこれでお終いだ。
さて、これからどうしようか。
「今日はこれからどうします?」
「んー、そうだなぁ。ポーションの材料探しもしたいところだけど」
すぐに家に帰って夕方また来るというのも手だけど、せっかくお店を休みにしているんだしどこか適当にぶらぶらしようか。
近くに来てるし、懐かしの母校に立ち寄って後輩たちの様子を覗くというのも面白いかもしれない。
先生とは今朝のことでちゃんと話さないといけないし。
(お昼になったら適当な店に入って食べるとして……)
今日のプランをぼんやり考えて、ウォルは何か希望はないか聞こうと見上げると、いつの間にか知らない男がウォル君の前に立っていた。
ウォルより少し低い背丈、大きな嘴、袖のない服から伸びる両腕は翼の名残りでふかふかの羽毛を蓄え、すらりと伸びる身体は決してごつくはないが肉食獣としての貫禄をたしかに持つ。
猛禽類の鳥獣人だ。
人間の俺の感性ではあるけど、顔はキリッとして男前の美形なんじゃないだろうか。
ギルドの入り口をふさいでいたかと、ウォルを引っ張って道を譲る。
しかし、男は動かないどころか道を開けたこちらに向き直り、
「久しぶりだな? ウォルサム」
そう言い放った。
言われたウォルは……きょとんとした表情をしている。
「知り合い?」
「いや、記憶にないっす」
その言葉で、今度は鳥獣人のほうが虚を突かれた顔になる。
そしてすぐさま、その顔は怒りに歪んでいった。
「貴様っ、まさか忘れたなどと言うつもりじゃなかろうな!?」
「ええ、あー……」
詰め寄られ、ウォルは困惑の声を上げた。
とぼけているわけじゃなく、本当に記憶にないようだ。
「すみません。うちのウォルが何かしたでしょうか?」
「う、うちの!?」
タチの悪い輩に絡まれたかと二人の間に割って入ると、鳥獣人はショックを受けたようにその場に膝をついてうなだれる。
大丈夫だろうかと声をかけようとした次の瞬間、ガシッと両肩を掴まれ、眉間に皺を刻んだ必死の形相で、
「悪いことは言わない! すぐにこんなのとは縁を切りたまえ!」
「えっと……」
「おい何してんだアンタ!」
「それはこっちの台詞だ! 白昼堂々、未成年篭絡とは恥を知れ!」
「ええ……?」
「キミは知らないかもしれないが、こいつは魔導学術院卒業とはいえ魔術なんて碌に使えやしない、その上、稼いだお金も全て酒代につぎ込むようなクズだ! 何を言われたかわからないが、キミを騙そうとしているのは確実だ!」
何なんだこの人。
初対面なのにいきなりものすごい剣幕でまくし立ててくる。
口ぶりからウォルのことを知ってるみたいだけど、ウォルは知らないって言ってるし……あ、ウォルが飲んだくれてた時期に喧嘩した人とか?
謎の人物の正体について思いつく限りをあれこれ考えていると、
「……ガリュオン?」
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