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美女と同居は嬉しいけど本当にそんなことになったら疲れるだけだ
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「こ、ここは俺の部屋ですよ! まさか俺を追い出すつもりですか!」
「新築じゃないのは気に入らないけどまあいいわ。早くあなたの荷物を部屋の外に出してちょうだい」
「いや、自分がこの部屋を使うのが当然みたいな顔をしないでくれ。スルンさん! こんなの許されないですよね!」
この傍若無人のお姫様には俺から言っても無駄だ。ここは年長者であるスルンさんから言い聞かせてもらうしかない。
「おいおい、ここはユウトの部屋だぞ。追い出すなんて出来るわけないだろ」
「ですよね!」
普段はからかってきたりするけどここ一番で真面目な回答が得られて俺は安堵する。
「人を1人追い出すことなんて簡単なことでしょ? でもユウトを部屋から追い出さないなら何故わたしをここ連れてきたの?」
確かにララさんの言うことはもっともだ。ここにララさんが住まないなら来る必要はないはず。だが何故だかわからないけど何だか嫌な予感がするのは気のせいか?
俺はこの状況に困惑していると突然部屋のドアが開き、ララさん⋯⋯ではなくルルさんが現れた。
「えっ? 何でルルさんがここに?」
「私は⋯⋯」
「私がルルくんに頼んだんだ。ララくんの荷物を運ぶようにと」
「それで俺の荷物は⋯⋯」
「もちろんそのままだから安心したまえ」
ララさんの荷物と俺の荷物が家にある⋯⋯その言葉の意味することは⋯⋯。
「じょ、冗談じゃないわ! 私にユウトと一緒に住めって言うの!」
「その通りだが。何か問題でも?」
「大有りよ!」
この人は正気か? 今まで俺をからかうためにとんでもないことを何度も発言してきたが今回のことはとても看過できることではない。
「スルンさんは一応教師ですよね? 年頃の男女が2人で同じ部屋に住むのは問題だと思わないんですか!」
「こういう時だけ教師扱いか。やれやれ、困った奴だ」
そのセリフをそっくりお返ししたい所だが今はそれどころじゃないので黙っている。
「だが私は生徒に理解ある教師であろうと常日頃から思っている」
「全然理解してないよな!」
「全然理解していないわ!」
「2人の息もピッタリだ。これから奴隷と主として暮らしていくのに問題なさそうだな」
奴隷と主? いったいどういうことだ?
「あっ!」
俺は何のことかわからなかったけどララさんは驚いたような声を上げたのでスルンさんの言葉の意味に気づいたようだ。
「ララくんは決闘で負けたらユウトの奴隷になると発言したそうじゃないか」
「そ、そんなことあったかしら」
そういえばそんなことを言っていたな。サウザンドブレードのファーストアギトに目覚めたことですっかり忘れていた。
「決闘は神聖なもの⋯⋯まさかドレストの領主の娘ともあろう者が1度口にしたことを違えることはないとは思うけど」
「うぅ⋯⋯」
「唸っていないで約束を守るのか守らないのか聞かせて貰いたいな」
領主の娘でありAランクの魔力を持つララさんに取っては奴隷になるなど屈辱以外の何ものでもないだろう。
「わ、わかったわよ! ユウトの奴隷になるし一緒に住めばいいんでしょ!」
ララさんはどこか投げやりな様子でスルンさんの口車に乗って了承してしまう。
いいのか? この寮で男女が同じ部屋なんて聞いたことがないぞ。でも教師であるスルンさんが良いと言えば許されることなのだろうか。
「いやダメだろ。学園が若い男女が同じ部屋に住むなんて許可をするはずがない」
「確かにユウトの言う通りだ。若い男女2人が同じ部屋で暮らす許可は得ることが出来なかった」
「そ、そうなの。同じ部屋なら誠心誠意奴隷として尽くそうと思っていたのに学園が許してくれないなら仕方ないわね」
「だから私は3人で住むなら問題ないだろうと学園のお偉方に言ってやったさ」
「えっ? 3人ってもしかして⋯⋯」
「ルルくんのことだ! キリッ!」
キリッじゃないよ! スルンさんとは付き合いが長いけど未だにこの人のことは理解できない。
「ララくんが誠心誠意ユウトに尽くしてくれると聞いて安心したよ」
「え~と、それはその⋯⋯」
「ユウトのことを末永くよろしく」
そしてスルンさんは爽やかな笑顔をしてこの場を立ち去るのを俺とララさんは呆然と見送るのであった。
「と、とりあえず中に入ろうか」
「そ、そうね」
「お邪魔します」
俺は自宅の中に2人を促すと部屋の中には見知らぬベッドと旅行カバンが置かれていた。
この部屋は1LDKなので必然的に2人と同じ空間で寝ることになるのか。
「すみません。部屋を狭くしてしまって」
「いや、これも全てスルンさんのせいだから」
ルルさんは姉のとばっちりを受けて男と住むことになったのに申し訳なさそうな顔をしていた。
「何で私が使用人が住むような部屋で暮らさなくちゃならないのって言いたい所だけど勝負に負けたから仕方ないわね」
口ではグダグダと言っているがどうやらララさんは約束はきちんと守るタイプのようだ。
それにしてもベッドは俺の分ともう1つしかない。1人は床で寝るのだろうか。それとも姉妹で同じベッドで寝る可能性もあるな。この時の俺は寝床のこのを特に深くは考えていなかった。
「御主人様⋯⋯夕食の準備を初めてもいい?」
どこから準備したのかララさんがメイド服を着て現れた。御主人様と呼んではいるが上から目線で口調も敬語ではなく、見せかけだけのメイドだとすぐにわかった。
「姉さん⋯⋯それはメイドさんの態度じゃないです」
そしてルルさんも何故かメイドの服を着ていた。
「ふ、ふん! 身体は自由に出来ても心まで自由に出来ると思わないでよね」
今のララさんの言い方だと身体には何をしてもいいということか。何だかエロいな。だけどそんなことを口にすれば同居初日にして険悪な雰囲気になってしまうので黙っていよう。
やれやれ、こんな調子で上手くやっていけるのだろうか。
そして今日はララさんとルルさんが作った夕食を食べ、就寝する時間になり俺はベッドで横になる。
「そろそろ電気を消しますか?」
「は、はい」
ショートパンツの眩しい脚を惜しみ無く出したルルさんからの問いかけに俺は頷く。
「いいわよ」
そしてルルさんと色ちがいのショートパンツのパジャマを着たララさんも頷いた。
「同じ部屋に泊まっているからって変なことしないでよね」
「姉さん、ユウトさんはそんなことはしないです」
「わからないわ。男は皆オークだって言うじゃない」
繁殖能力が高いオーク扱いか。さっき身体は自由にしていいって言ったのに。
「同意がないのに手を出したりしないよ。紳士だからな」
「⋯⋯」
そこは信じていると言って欲しかったがララさんは俺から目を逸らす。まあ出会って初日だから仕方ないことだな。
そしてルルさんは玄関前の廊下に布団を敷き始めると部屋の電気を消した。
「えっ? ルルさんはそこで寝るの?」
「はい。2人の邪魔になってしまうので」
いやいや、いくら布団があるからってそんな寒い所で寝るなんてありえない。
「こっちで寝ればいいのに」
「大丈夫です。私にはここで十分です」
今回ルルさんはララさんに巻き込まれてこの部屋にいるだけでもちろん俺の奴隷でもないからそんなに卑屈にならなくていいのに。
「本当に大丈夫ですから」
「いや、この家の主としてそれは認められない。俺がそこで寝るからルルさんはベッドで寝てくれ」
「そんなこと出来ません。ユウトさんは姉さんの御主人様ですから」
「その御主人様がそこで寝るって言ってるんだ。従ってもらうよ」
「私なんかに気を遣わなくていいですよ」
「寝る前に2人ともうるさい。仕方ないからルルは私のベッドで寝かせてあげるわ」
「わ、わかりました。私は姉さんのベッドで寝ます」
元を正せばララさんのせいなのに何故か偉そうだな。よくわからないけど姉妹とはこういうものなのだろうか?
とにかくこれで眠ることができる。今日は色々なことがあって疲れたからよく眠れそうだ。
しかしその考えとは裏腹に俺はこの後眠れない夜を過ごすことになるのであった。
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俺はこの状況に困惑していると突然部屋のドアが開き、ララさん⋯⋯ではなくルルさんが現れた。
「えっ? 何でルルさんがここに?」
「私は⋯⋯」
「私がルルくんに頼んだんだ。ララくんの荷物を運ぶようにと」
「それで俺の荷物は⋯⋯」
「もちろんそのままだから安心したまえ」
ララさんの荷物と俺の荷物が家にある⋯⋯その言葉の意味することは⋯⋯。
「じょ、冗談じゃないわ! 私にユウトと一緒に住めって言うの!」
「その通りだが。何か問題でも?」
「大有りよ!」
この人は正気か? 今まで俺をからかうためにとんでもないことを何度も発言してきたが今回のことはとても看過できることではない。
「スルンさんは一応教師ですよね? 年頃の男女が2人で同じ部屋に住むのは問題だと思わないんですか!」
「こういう時だけ教師扱いか。やれやれ、困った奴だ」
そのセリフをそっくりお返ししたい所だが今はそれどころじゃないので黙っている。
「だが私は生徒に理解ある教師であろうと常日頃から思っている」
「全然理解してないよな!」
「全然理解していないわ!」
「2人の息もピッタリだ。これから奴隷と主として暮らしていくのに問題なさそうだな」
奴隷と主? いったいどういうことだ?
「あっ!」
俺は何のことかわからなかったけどララさんは驚いたような声を上げたのでスルンさんの言葉の意味に気づいたようだ。
「ララくんは決闘で負けたらユウトの奴隷になると発言したそうじゃないか」
「そ、そんなことあったかしら」
そういえばそんなことを言っていたな。サウザンドブレードのファーストアギトに目覚めたことですっかり忘れていた。
「決闘は神聖なもの⋯⋯まさかドレストの領主の娘ともあろう者が1度口にしたことを違えることはないとは思うけど」
「うぅ⋯⋯」
「唸っていないで約束を守るのか守らないのか聞かせて貰いたいな」
領主の娘でありAランクの魔力を持つララさんに取っては奴隷になるなど屈辱以外の何ものでもないだろう。
「わ、わかったわよ! ユウトの奴隷になるし一緒に住めばいいんでしょ!」
ララさんはどこか投げやりな様子でスルンさんの口車に乗って了承してしまう。
いいのか? この寮で男女が同じ部屋なんて聞いたことがないぞ。でも教師であるスルンさんが良いと言えば許されることなのだろうか。
「いやダメだろ。学園が若い男女が同じ部屋に住むなんて許可をするはずがない」
「確かにユウトの言う通りだ。若い男女2人が同じ部屋で暮らす許可は得ることが出来なかった」
「そ、そうなの。同じ部屋なら誠心誠意奴隷として尽くそうと思っていたのに学園が許してくれないなら仕方ないわね」
「だから私は3人で住むなら問題ないだろうと学園のお偉方に言ってやったさ」
「えっ? 3人ってもしかして⋯⋯」
「ルルくんのことだ! キリッ!」
キリッじゃないよ! スルンさんとは付き合いが長いけど未だにこの人のことは理解できない。
「ララくんが誠心誠意ユウトに尽くしてくれると聞いて安心したよ」
「え~と、それはその⋯⋯」
「ユウトのことを末永くよろしく」
そしてスルンさんは爽やかな笑顔をしてこの場を立ち去るのを俺とララさんは呆然と見送るのであった。
「と、とりあえず中に入ろうか」
「そ、そうね」
「お邪魔します」
俺は自宅の中に2人を促すと部屋の中には見知らぬベッドと旅行カバンが置かれていた。
この部屋は1LDKなので必然的に2人と同じ空間で寝ることになるのか。
「すみません。部屋を狭くしてしまって」
「いや、これも全てスルンさんのせいだから」
ルルさんは姉のとばっちりを受けて男と住むことになったのに申し訳なさそうな顔をしていた。
「何で私が使用人が住むような部屋で暮らさなくちゃならないのって言いたい所だけど勝負に負けたから仕方ないわね」
口ではグダグダと言っているがどうやらララさんは約束はきちんと守るタイプのようだ。
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どこから準備したのかララさんがメイド服を着て現れた。御主人様と呼んではいるが上から目線で口調も敬語ではなく、見せかけだけのメイドだとすぐにわかった。
「姉さん⋯⋯それはメイドさんの態度じゃないです」
そしてルルさんも何故かメイドの服を着ていた。
「ふ、ふん! 身体は自由に出来ても心まで自由に出来ると思わないでよね」
今のララさんの言い方だと身体には何をしてもいいということか。何だかエロいな。だけどそんなことを口にすれば同居初日にして険悪な雰囲気になってしまうので黙っていよう。
やれやれ、こんな調子で上手くやっていけるのだろうか。
そして今日はララさんとルルさんが作った夕食を食べ、就寝する時間になり俺はベッドで横になる。
「そろそろ電気を消しますか?」
「は、はい」
ショートパンツの眩しい脚を惜しみ無く出したルルさんからの問いかけに俺は頷く。
「いいわよ」
そしてルルさんと色ちがいのショートパンツのパジャマを着たララさんも頷いた。
「同じ部屋に泊まっているからって変なことしないでよね」
「姉さん、ユウトさんはそんなことはしないです」
「わからないわ。男は皆オークだって言うじゃない」
繁殖能力が高いオーク扱いか。さっき身体は自由にしていいって言ったのに。
「同意がないのに手を出したりしないよ。紳士だからな」
「⋯⋯」
そこは信じていると言って欲しかったがララさんは俺から目を逸らす。まあ出会って初日だから仕方ないことだな。
そしてルルさんは玄関前の廊下に布団を敷き始めると部屋の電気を消した。
「えっ? ルルさんはそこで寝るの?」
「はい。2人の邪魔になってしまうので」
いやいや、いくら布団があるからってそんな寒い所で寝るなんてありえない。
「こっちで寝ればいいのに」
「大丈夫です。私にはここで十分です」
今回ルルさんはララさんに巻き込まれてこの部屋にいるだけでもちろん俺の奴隷でもないからそんなに卑屈にならなくていいのに。
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「そんなこと出来ません。ユウトさんは姉さんの御主人様ですから」
「その御主人様がそこで寝るって言ってるんだ。従ってもらうよ」
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