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ポンコツお姉ちゃん
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そして俺達は今日寝泊まりする部屋へと移動し、荷物をおく。
「外から見ても高級感溢れる建物だったが、中もそれに劣らずきらびやかで豪華部屋だな」
部屋の中には絵画やツボなどが置いてあるが、きっとウン百万円とかするのだろう。掃除も行き届いているし、さすがメイドさんがいるのは伊達じゃない。
ちなみに部屋割りはコト姉とユズ、神奈さんと紬ちゃん、瑠璃とちひろ、そしてアリアと俺は一人部屋となった。
ただ部屋割りの時に一悶着あり、少し大変だった。
「紬はリウトお兄さんと同じ部屋に泊まりた~い」
そう言って紬ちゃんは無邪気に抱きついてくる。
そのセリフ、10年後にもう一度聞かせてほしいものだ。
「だ、だめよ紬! あ、赤ちゃんが出来ちゃうわ!」
「いやいや、さすがに紬ちゃんには手は出さないぞ」
神奈さんは何を言っているのだろうか。そもそも生理が来ていないから子供は出来ないだろと言いたい所だが、女性陣からデリカシーがないと言われそうなので口にはしない。それに神奈さんから「赤ちゃんが出来ないからって、その欲望を紬へ存分にぶつける気なのね!」と言われそうだから黙っている。
「紬、いい? 未婚の女の子は男の人と2人でお泊まりしちゃだめだからね」
「そうなの? だったらお姉ちゃんも一緒にリウトお兄さんの部屋に泊まろうよ。そうすれば3人だからいいよね? とっても楽しそう~」
「だ、だめよ! 私も天城くんの部屋に泊まるなんて」
「3人でも駄目なの?」
紬ちゃんの容赦ない純粋な言葉が、神奈さんを追い詰める。だがそこで思わぬ助けが入った。
「紬ちゃん、結ちゃんは家族でもない男の人とお泊まりするのが駄目って言いたかったの。だから今回はリウトちゃんの部屋に泊まるのは諦めてもらえないかな?」
「そうなの?」
「そ、そうよ。琴音先輩の仰る通り、家族でもない男性とお泊まりしたらダメなの」
「う~んわかったよ。残念だけどリウトお兄さんと一緒にお泊まりするのは諦めるね」
さすがは生徒会長。見事に紬ちゃんを説き伏せたようだ。
「けどお姉ちゃんは家族だからリウトちゃんの部屋にお泊まりしても問題ないよね」
「あっ! 琴音お姉ちゃんずるい! やっぱり紬もリウトお兄さんの部屋に泊まる」
コト姉と神奈さんの説得で納得してくれたのか、紬ちゃんは1度は引き下がってくれたように見えた。しかし今度はコト姉が俺の部屋に泊まると言い出してきたことにより、再び紬ちゃんも俺の部屋に泊まると主張してきた。
「コト姉変なことを言わないでくれよ」
「良い案だと思ったのに~」
頼むから子供相手に張り合わないで欲しい。普段はしっかりしているお姉ちゃんだが、たまにポンコツお姉ちゃんになるからなコト姉は。
「お姉ちゃんも紬ちゃんに張り合ってないで早く部屋に行こう」
「そんな~お姉ちゃんはリウトちゃんと同じ部屋が良かったのに~」
ポンコツお姉ちゃんはユズに引きずられて自分達の部屋へと向かう。
「ほら、私達も割り当てられた部屋に行くわよ」
「は~い。リウトお兄さん私達の部屋に遊びに来てね~」
そして神奈さんと紬ちゃんもこの場から去り、俺は部屋に1人だけとなった。
現在午後の14時半。この後の予定は15時に豪邸の裏にあるプールに入る予定となっている。
俺は水着の用意をして特にやることがなかったのでベッドに横たわっていると⋯⋯。
トントン
突然部屋のドアがノックされた。
誰だ?
「どうぞ」
俺は何も考えず部屋に入るように促すが、ドアが開く気配がない。
「入って良いですよ」
俺は声が聞こえていないのかと思い、再度部屋に入るよう促すとゆっくりとドアが開き、そこには俺の予想だにしない人物がいた。
「外から見ても高級感溢れる建物だったが、中もそれに劣らずきらびやかで豪華部屋だな」
部屋の中には絵画やツボなどが置いてあるが、きっとウン百万円とかするのだろう。掃除も行き届いているし、さすがメイドさんがいるのは伊達じゃない。
ちなみに部屋割りはコト姉とユズ、神奈さんと紬ちゃん、瑠璃とちひろ、そしてアリアと俺は一人部屋となった。
ただ部屋割りの時に一悶着あり、少し大変だった。
「紬はリウトお兄さんと同じ部屋に泊まりた~い」
そう言って紬ちゃんは無邪気に抱きついてくる。
そのセリフ、10年後にもう一度聞かせてほしいものだ。
「だ、だめよ紬! あ、赤ちゃんが出来ちゃうわ!」
「いやいや、さすがに紬ちゃんには手は出さないぞ」
神奈さんは何を言っているのだろうか。そもそも生理が来ていないから子供は出来ないだろと言いたい所だが、女性陣からデリカシーがないと言われそうなので口にはしない。それに神奈さんから「赤ちゃんが出来ないからって、その欲望を紬へ存分にぶつける気なのね!」と言われそうだから黙っている。
「紬、いい? 未婚の女の子は男の人と2人でお泊まりしちゃだめだからね」
「そうなの? だったらお姉ちゃんも一緒にリウトお兄さんの部屋に泊まろうよ。そうすれば3人だからいいよね? とっても楽しそう~」
「だ、だめよ! 私も天城くんの部屋に泊まるなんて」
「3人でも駄目なの?」
紬ちゃんの容赦ない純粋な言葉が、神奈さんを追い詰める。だがそこで思わぬ助けが入った。
「紬ちゃん、結ちゃんは家族でもない男の人とお泊まりするのが駄目って言いたかったの。だから今回はリウトちゃんの部屋に泊まるのは諦めてもらえないかな?」
「そうなの?」
「そ、そうよ。琴音先輩の仰る通り、家族でもない男性とお泊まりしたらダメなの」
「う~んわかったよ。残念だけどリウトお兄さんと一緒にお泊まりするのは諦めるね」
さすがは生徒会長。見事に紬ちゃんを説き伏せたようだ。
「けどお姉ちゃんは家族だからリウトちゃんの部屋にお泊まりしても問題ないよね」
「あっ! 琴音お姉ちゃんずるい! やっぱり紬もリウトお兄さんの部屋に泊まる」
コト姉と神奈さんの説得で納得してくれたのか、紬ちゃんは1度は引き下がってくれたように見えた。しかし今度はコト姉が俺の部屋に泊まると言い出してきたことにより、再び紬ちゃんも俺の部屋に泊まると主張してきた。
「コト姉変なことを言わないでくれよ」
「良い案だと思ったのに~」
頼むから子供相手に張り合わないで欲しい。普段はしっかりしているお姉ちゃんだが、たまにポンコツお姉ちゃんになるからなコト姉は。
「お姉ちゃんも紬ちゃんに張り合ってないで早く部屋に行こう」
「そんな~お姉ちゃんはリウトちゃんと同じ部屋が良かったのに~」
ポンコツお姉ちゃんはユズに引きずられて自分達の部屋へと向かう。
「ほら、私達も割り当てられた部屋に行くわよ」
「は~い。リウトお兄さん私達の部屋に遊びに来てね~」
そして神奈さんと紬ちゃんもこの場から去り、俺は部屋に1人だけとなった。
現在午後の14時半。この後の予定は15時に豪邸の裏にあるプールに入る予定となっている。
俺は水着の用意をして特にやることがなかったのでベッドに横たわっていると⋯⋯。
トントン
突然部屋のドアがノックされた。
誰だ?
「どうぞ」
俺は何も考えず部屋に入るように促すが、ドアが開く気配がない。
「入って良いですよ」
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