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姉の方が一枚上手だった
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「リウトちゃんどうしたの? 何だが疲れてるみたいだけど」
「コト姉のせいだろ」
この姉は人の気も知らないでニコニコしやがって⋯⋯まさか俺が養子だということを知ってアピールしてるのか!
いや、ユズと違ってコト姉はいつもこのくらいのことはやってきてたよな。正直判断が難しい所だ。
「疲れているならどこかで休もうか?」
現在時間は午前10時。商業施設や飲食店が開き始めた所だ。
「そうだな。そうしてくれると助かるよ」
コト姉とのデート? は始まったばかり。ここで力尽きるわけにはいかない。
俺達は辰川の改札口を出て、飲食店がある北側へと足を向ける。すると看板を持ったメイドっぽい服を着た女性の声が辺りに響き、俺達の耳に入ってきた。
「本日は喫茶ショコラでカップル限定デザートを提供しています。これを食べれば恋人同士の仲もさらに深まること間違いなし。ぜひ起こし下さ~い」
カップル限定か⋯⋯だけど俺達はカップルじゃないからスルーだな。
俺はなるべくコト姉の顔を見ないように、メイドっぽい服の女性の前を通り過ぎようとするが。
「ねえねえリウトちゃん。お姉ちゃんデザート食べたいなあ」
絶対そう言うと思った。だから視線を合わせないようにしていたんだが。
「でも俺達はカップルじゃないだろ?」
「いいでしょ別に。喫茶ショコラに入ろうよ~」
ここは断固として断りたい所だが、コト姉は一度言い出したら聞かない所があるからな。
いやいや、いつまでも甘やかしちゃダメだ。それに休憩しに行くのに、そんなカップル限定みたいなデザートを食べて休まるとは思えない。
しかし俺の思いを無視するかのようにメイドさんがこちらに話しかけてくる。
「そこの素敵なカップルさん」
「それは私達のこと!」
コト姉は嬉しそうな表情で、メイドさんの言葉に光の速さで反応する。
「は、はい⋯⋯そうです」
メイドさんもコト姉の反応の良さに、若干引き気味に見えるのは気のせいだろうか。
「リウトちゃん、このメイドさんなかなかやるね。一目で私達が恋人って見破るなんて」
「いや、メイドさんは男女でいる人達みんなにそう言ってるんだろ?」
この姉は何を言ってるのだろうか。もしコト姉と血が繋がっていないことがばれたら、いつの間にか俺と付き合うようになったと周りに風潮して、外堀から埋められそうで怖い。
「そ、そんなことないですよ。二人からは幸せのオーラが⋯⋯特に女の子から出ていますから」
今この人どもったよね。けどコト姉から幸せのオーラが出ているのは間違いではないけど。
「ほら、このメイドさん私達のことわかってくれてるよ。ねえ、リウトちゃん行こうよ~」
コト姉はよっぽど行きたいのか、俺の腕に自分の腕を絡め、引っ張ってくる。
「わかったよ。コト姉が行きたいなら付き合うよ」
正直あまり気は進まない。
けれどこういうカップル系の喫茶店で一番恥ずかしいのは、パフェなどをお互いに食べさせるとか、1つのジュースを2人で飲むやつだから、それをやらなければいいだけだ。コト姉は文句を言うかも知れないけど。
「本当? ありがとう」
コト姉は俺の了承を得られたことが嬉しいのか、笑顔で喜びを表している。
そして俺とコト姉はメイドさんの案内でアンティークな雰囲気の喫茶店へと案内されるのだが⋯⋯。
「は、嵌められた⋯⋯」
この後俺は喫茶ショコラで頼んだデザートを見て、ひどく後悔することになるのであった。
「コト姉のせいだろ」
この姉は人の気も知らないでニコニコしやがって⋯⋯まさか俺が養子だということを知ってアピールしてるのか!
いや、ユズと違ってコト姉はいつもこのくらいのことはやってきてたよな。正直判断が難しい所だ。
「疲れているならどこかで休もうか?」
現在時間は午前10時。商業施設や飲食店が開き始めた所だ。
「そうだな。そうしてくれると助かるよ」
コト姉とのデート? は始まったばかり。ここで力尽きるわけにはいかない。
俺達は辰川の改札口を出て、飲食店がある北側へと足を向ける。すると看板を持ったメイドっぽい服を着た女性の声が辺りに響き、俺達の耳に入ってきた。
「本日は喫茶ショコラでカップル限定デザートを提供しています。これを食べれば恋人同士の仲もさらに深まること間違いなし。ぜひ起こし下さ~い」
カップル限定か⋯⋯だけど俺達はカップルじゃないからスルーだな。
俺はなるべくコト姉の顔を見ないように、メイドっぽい服の女性の前を通り過ぎようとするが。
「ねえねえリウトちゃん。お姉ちゃんデザート食べたいなあ」
絶対そう言うと思った。だから視線を合わせないようにしていたんだが。
「でも俺達はカップルじゃないだろ?」
「いいでしょ別に。喫茶ショコラに入ろうよ~」
ここは断固として断りたい所だが、コト姉は一度言い出したら聞かない所があるからな。
いやいや、いつまでも甘やかしちゃダメだ。それに休憩しに行くのに、そんなカップル限定みたいなデザートを食べて休まるとは思えない。
しかし俺の思いを無視するかのようにメイドさんがこちらに話しかけてくる。
「そこの素敵なカップルさん」
「それは私達のこと!」
コト姉は嬉しそうな表情で、メイドさんの言葉に光の速さで反応する。
「は、はい⋯⋯そうです」
メイドさんもコト姉の反応の良さに、若干引き気味に見えるのは気のせいだろうか。
「リウトちゃん、このメイドさんなかなかやるね。一目で私達が恋人って見破るなんて」
「いや、メイドさんは男女でいる人達みんなにそう言ってるんだろ?」
この姉は何を言ってるのだろうか。もしコト姉と血が繋がっていないことがばれたら、いつの間にか俺と付き合うようになったと周りに風潮して、外堀から埋められそうで怖い。
「そ、そんなことないですよ。二人からは幸せのオーラが⋯⋯特に女の子から出ていますから」
今この人どもったよね。けどコト姉から幸せのオーラが出ているのは間違いではないけど。
「ほら、このメイドさん私達のことわかってくれてるよ。ねえ、リウトちゃん行こうよ~」
コト姉はよっぽど行きたいのか、俺の腕に自分の腕を絡め、引っ張ってくる。
「わかったよ。コト姉が行きたいなら付き合うよ」
正直あまり気は進まない。
けれどこういうカップル系の喫茶店で一番恥ずかしいのは、パフェなどをお互いに食べさせるとか、1つのジュースを2人で飲むやつだから、それをやらなければいいだけだ。コト姉は文句を言うかも知れないけど。
「本当? ありがとう」
コト姉は俺の了承を得られたことが嬉しいのか、笑顔で喜びを表している。
そして俺とコト姉はメイドさんの案内でアンティークな雰囲気の喫茶店へと案内されるのだが⋯⋯。
「は、嵌められた⋯⋯」
この後俺は喫茶ショコラで頼んだデザートを見て、ひどく後悔することになるのであった。
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