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口は災いの元後編
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そして俺達は学園を出て、瑠璃の家へと向かう。
「ふうふう⋯⋯せ、先輩。もうここまでくれば大丈夫じゃないですか」
教室から走って来たためか、瑠璃は肩で息をしていた。
「私、体力最低値ですから。元引きこもりを舐めないで下さい」
「悪かったな。だけどお前が教室で変なことを言うからだぞ」
「でも間違ったことは言ってないですよね」
「確かにそうだが⋯⋯言い方ってやつがあるだろ? 何ならみんなにばらしてもいいんだぞ」
「いや! 先輩、それだけは恥ずかしいから勘弁してください」
確かに瑠璃はこう見えて恥ずかしがり屋な所があるから、秘密を暴露するのは可哀想だ。今回だけは許してやることにしよう。
「先輩先輩! それより私、さっき先輩の手で連れ去られて異世界のお姫様になった気分でした」
なるほど。差し詰め俺は敵に囲まれて今にも襲われそうなお姫様を颯爽と助けだした王子と言った所か。瑠璃も可愛いこと言うじゃないか。
「俺のことが王子に見えたか?」
「いえ、お姫様を拐う魔王です」
俺は瑠璃の言葉に対して透かさずデコピンを食らわす。
「いたいです!」
「誰が魔王だ」
そして俺はもう一度デコピンをするため、親指と中指で輪っかを作る。
「ごめんなさいごめんなさい! 先輩は魔王じゃありません!」
「当たり前だ。こんなに優しい顔をした魔王がどこにいる」
俺は瑠璃に向かって温和な笑みを向ける。
「す、すいません⋯⋯先輩は魔王じゃありません。大魔王でした」
「てい!」
俺はさっきより力を込めて、瑠璃の額にデコピンを放つ。
「いったあ~い!!」
瑠璃は先程より痛みがあるのか大声を上げ、両手で額を抑える。
「どうやらまだお仕置きが足りないようだな」
「嘘です嘘です! 先輩は王子様です!」
「そうだろうそうだろう」
俺が魔王だなんてありえない。瑠璃もわかってくれて良かった。
「それより変なことを言ってないで早く行くぞ」
「は、はい⋯⋯闇落ち王子様」
「ん? 何か言ったか?」
瑠璃が今小声で何かを口にしていたように感じたが、気のせいか。
「何も言ってません! 早く私の家に行きましょう!」
こうして俺達は秘密の行為をするため、瑠璃の部屋へと向かう。
瑠璃の部屋にて
俺はもう何度もこの部屋にやってきた。土曜日の午後は俺と瑠璃の秘密の時間。
部屋には漫画やDVDが入った大きな本棚、テレビ、可愛らしい人形、そしてベッドがある。
俺はいつものようにベッドに腰をかけると瑠璃も慣れたように隣に座ってくる。
「それじゃあ先輩やりましょう」
「ああ」
そしてこれから1時間、俺と瑠璃との秘密の時間が始まるのであった。
「ふうふう⋯⋯せ、先輩。もうここまでくれば大丈夫じゃないですか」
教室から走って来たためか、瑠璃は肩で息をしていた。
「私、体力最低値ですから。元引きこもりを舐めないで下さい」
「悪かったな。だけどお前が教室で変なことを言うからだぞ」
「でも間違ったことは言ってないですよね」
「確かにそうだが⋯⋯言い方ってやつがあるだろ? 何ならみんなにばらしてもいいんだぞ」
「いや! 先輩、それだけは恥ずかしいから勘弁してください」
確かに瑠璃はこう見えて恥ずかしがり屋な所があるから、秘密を暴露するのは可哀想だ。今回だけは許してやることにしよう。
「先輩先輩! それより私、さっき先輩の手で連れ去られて異世界のお姫様になった気分でした」
なるほど。差し詰め俺は敵に囲まれて今にも襲われそうなお姫様を颯爽と助けだした王子と言った所か。瑠璃も可愛いこと言うじゃないか。
「俺のことが王子に見えたか?」
「いえ、お姫様を拐う魔王です」
俺は瑠璃の言葉に対して透かさずデコピンを食らわす。
「いたいです!」
「誰が魔王だ」
そして俺はもう一度デコピンをするため、親指と中指で輪っかを作る。
「ごめんなさいごめんなさい! 先輩は魔王じゃありません!」
「当たり前だ。こんなに優しい顔をした魔王がどこにいる」
俺は瑠璃に向かって温和な笑みを向ける。
「す、すいません⋯⋯先輩は魔王じゃありません。大魔王でした」
「てい!」
俺はさっきより力を込めて、瑠璃の額にデコピンを放つ。
「いったあ~い!!」
瑠璃は先程より痛みがあるのか大声を上げ、両手で額を抑える。
「どうやらまだお仕置きが足りないようだな」
「嘘です嘘です! 先輩は王子様です!」
「そうだろうそうだろう」
俺が魔王だなんてありえない。瑠璃もわかってくれて良かった。
「それより変なことを言ってないで早く行くぞ」
「は、はい⋯⋯闇落ち王子様」
「ん? 何か言ったか?」
瑠璃が今小声で何かを口にしていたように感じたが、気のせいか。
「何も言ってません! 早く私の家に行きましょう!」
こうして俺達は秘密の行為をするため、瑠璃の部屋へと向かう。
瑠璃の部屋にて
俺はもう何度もこの部屋にやってきた。土曜日の午後は俺と瑠璃の秘密の時間。
部屋には漫画やDVDが入った大きな本棚、テレビ、可愛らしい人形、そしてベッドがある。
俺はいつものようにベッドに腰をかけると瑠璃も慣れたように隣に座ってくる。
「それじゃあ先輩やりましょう」
「ああ」
そしてこれから1時間、俺と瑠璃との秘密の時間が始まるのであった。
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