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最強のボディーガード
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食事会の会場に着くと、周囲がざわめき始める。
もちろんそれは俺達を見てのことだった。
いくらこの世界が一夫多妻性が認められているとはいえ、若造が二人の美少女を連れているのだ。
しかも一人はこの国のお姫様だし、注目されるのは当然のことだ。
そして特に両国の王がこちらに鋭い視線を向けていて怖い。
到着して早々、早速帰りたくなってきたぞ。
「ふふ⋯⋯フィーナもライバルが多くて大変ね」
「お、お母さん! 何を言ってるの!」
「これはリズも連れてくるべきだったわ」
「余計に周囲の視線が痛くなるからやめて下さい」
両国の王妃様がこちらに近寄ってくる。
だがそのお陰か、周囲からの視線を向けられなくなった。
両国の王妃様をジロジロと見るのは失礼だからだ。
それと会場までくればもういいだろう。俺はエスコートしていた手を放す。
「「あっ!」」
フィーナとルルが寂しそうな顔をしているように見えるが、気のせいか?
何だかすごく悪いことをした気分になってしまう。
「では、参加者も揃ったのでそろそろ食事会を始める。皆の者グラスを持ってくれ」
この時、エルウッドさんが声を上げたことで、全員の視線がそちらに向く。
俺はメイドさんからグラスを貰い、エルウッドさんの言葉に注視する。
「人族とエルフ族、まだ今の姿を互いに理解していないと思う。今日の食事会が友好の第一歩になれば幸いだ。また、この食事会には我が国を救ってくれた英雄もいる。皆も英雄と早く話がしたいと思うので、挨拶はここで終わらせて貰う⋯⋯乾杯」
エルウッドさんの言葉で、食事会が開始される。
なるほど俺が来るように言われたのはこのためか。けど余計なことを言わないでほしい。
さっきから若いエルフの女性達がチラチラとこっちを見ているぞ。
「あの⋯⋯あなたが神剣を抜いたユート様ですよね」
「里が燃えてしまう所をすごい魔法で消火したと聞きました」
「漆黒の牙を倒した時のお話を聞かせていた頂きたいですわ」
一人が話しかけて来たら、一斉に囲まれてしまった。
しかも腕を取られたり、手を握られたりみんな少し近いぞ!
「神剣を抜けるってことはすごい力持ちなんですか? 直接筋肉を触らせて下さい」
「いや、それは⋯⋯」
「今神剣はお部屋にあるんですか? 今度二人っきりで神剣を見せて下さいよお」
「え~と⋯⋯困ったなあ」
エルフの女性達がグイグイ押してくるので、たじろいでしまう。
だって仕方ないだろ? 今までこんなに女の子に囲まれることなんてなかったから。
だけど悪い気分ではないけど、どう接すればいいのかわからないから、少し居心地が悪い。
しかしこの時間は長く続かなかった。
何故なら二人のボディーガードが俺の周囲を固めたからだ。
「ユートとは私が話をするの」
「残念ですが、ユートさんは私のエスコートをするので、みなさん散って下さい」
フィーナとルルがエルフの女性達を押し退けて、俺の手を取る。
そして俺は会場の端へと連れてかれてしまった。
「ふう⋯⋯二人とも助かったよ」
俺は連れ出してくれた二人にお礼を言う。だが二人の視線は氷より冷たいように見えた。
「どうだか⋯⋯女の子に囲まれて満更でもなかったクセに」
「まあユートさんが、十八禁のハーレム願望があるってわかっていましたけど」
「いやいや、あんな人に囲まれるようなことは慣れてないから本当に助かったよ」
「本当に?」
「もし嘘だったら、一生ルル様の奴隷になるって約束して下さい」
「いや、そんな約束はしないけど本当に助かった。嘘を言ってない証明になるかわからないけど、この食事会の最中は女性達の所にはいかないで、ここにいるよ」
「そう」
「仕方ないから信じてあげましょう」
何故ルルは上から目線なんだと突っ込みたいが、余計なことを言うと話が拗れそうだからこのままにしておく。
「それよりせっかくの食事会だ。いっぱい食べようぜ」
「そうね。私が美味しい物を取ってきてあげる」
「では、私はユートさんのボディーガードしていますね」
こうしてこの後はフィーナとルルが側にいることで、エルフの女性達に囲まれることはなかった。
そして俺達はフィーナが持ってきてくれた料理を食べていると、いつの間にか食事会は終わり、周囲には国王様や王妃様、フィーナとルル達だけとなった。
「それじゃあ俺も部屋に帰ろうかな」
「ユートよ待ってくれ。少し話がある」
ノノを肩に乗せて会場の外に足を向けたら、エルウッドさんに止められた。
何だろう? エルウッドさんからただならぬ雰囲気を感じる。
俺は背筋を伸ばして、エルウッドさんと向き合う。
「ユートへの褒賞の件だが、長老達と話し合ってどうするか決定した。公の場で言うより先に伝えておこうと思ってな」
褒賞? ここで? ムーンガーデン王国のゲオルク国王とアリーセ王妃がいるのに?
俺はチラリと二人に視線を向ける。
するとエルウッドさんが俺の心の中を察したのか、理由を答えてくれた。
「このことはムーンガーデン王国も無関係ではなくてな。二人にも是非聞いてほしい」
ムーンガーデン王国が無関係じゃない? どういうことだ? さっぱりわからないぞ。
そして俺はエルウッドさんの言葉に耳を傾ける。だがその内容は想像以上で、俺は驚きを隠せないのであった。
もちろんそれは俺達を見てのことだった。
いくらこの世界が一夫多妻性が認められているとはいえ、若造が二人の美少女を連れているのだ。
しかも一人はこの国のお姫様だし、注目されるのは当然のことだ。
そして特に両国の王がこちらに鋭い視線を向けていて怖い。
到着して早々、早速帰りたくなってきたぞ。
「ふふ⋯⋯フィーナもライバルが多くて大変ね」
「お、お母さん! 何を言ってるの!」
「これはリズも連れてくるべきだったわ」
「余計に周囲の視線が痛くなるからやめて下さい」
両国の王妃様がこちらに近寄ってくる。
だがそのお陰か、周囲からの視線を向けられなくなった。
両国の王妃様をジロジロと見るのは失礼だからだ。
それと会場までくればもういいだろう。俺はエスコートしていた手を放す。
「「あっ!」」
フィーナとルルが寂しそうな顔をしているように見えるが、気のせいか?
何だかすごく悪いことをした気分になってしまう。
「では、参加者も揃ったのでそろそろ食事会を始める。皆の者グラスを持ってくれ」
この時、エルウッドさんが声を上げたことで、全員の視線がそちらに向く。
俺はメイドさんからグラスを貰い、エルウッドさんの言葉に注視する。
「人族とエルフ族、まだ今の姿を互いに理解していないと思う。今日の食事会が友好の第一歩になれば幸いだ。また、この食事会には我が国を救ってくれた英雄もいる。皆も英雄と早く話がしたいと思うので、挨拶はここで終わらせて貰う⋯⋯乾杯」
エルウッドさんの言葉で、食事会が開始される。
なるほど俺が来るように言われたのはこのためか。けど余計なことを言わないでほしい。
さっきから若いエルフの女性達がチラチラとこっちを見ているぞ。
「あの⋯⋯あなたが神剣を抜いたユート様ですよね」
「里が燃えてしまう所をすごい魔法で消火したと聞きました」
「漆黒の牙を倒した時のお話を聞かせていた頂きたいですわ」
一人が話しかけて来たら、一斉に囲まれてしまった。
しかも腕を取られたり、手を握られたりみんな少し近いぞ!
「神剣を抜けるってことはすごい力持ちなんですか? 直接筋肉を触らせて下さい」
「いや、それは⋯⋯」
「今神剣はお部屋にあるんですか? 今度二人っきりで神剣を見せて下さいよお」
「え~と⋯⋯困ったなあ」
エルフの女性達がグイグイ押してくるので、たじろいでしまう。
だって仕方ないだろ? 今までこんなに女の子に囲まれることなんてなかったから。
だけど悪い気分ではないけど、どう接すればいいのかわからないから、少し居心地が悪い。
しかしこの時間は長く続かなかった。
何故なら二人のボディーガードが俺の周囲を固めたからだ。
「ユートとは私が話をするの」
「残念ですが、ユートさんは私のエスコートをするので、みなさん散って下さい」
フィーナとルルがエルフの女性達を押し退けて、俺の手を取る。
そして俺は会場の端へと連れてかれてしまった。
「ふう⋯⋯二人とも助かったよ」
俺は連れ出してくれた二人にお礼を言う。だが二人の視線は氷より冷たいように見えた。
「どうだか⋯⋯女の子に囲まれて満更でもなかったクセに」
「まあユートさんが、十八禁のハーレム願望があるってわかっていましたけど」
「いやいや、あんな人に囲まれるようなことは慣れてないから本当に助かったよ」
「本当に?」
「もし嘘だったら、一生ルル様の奴隷になるって約束して下さい」
「いや、そんな約束はしないけど本当に助かった。嘘を言ってない証明になるかわからないけど、この食事会の最中は女性達の所にはいかないで、ここにいるよ」
「そう」
「仕方ないから信じてあげましょう」
何故ルルは上から目線なんだと突っ込みたいが、余計なことを言うと話が拗れそうだからこのままにしておく。
「それよりせっかくの食事会だ。いっぱい食べようぜ」
「そうね。私が美味しい物を取ってきてあげる」
「では、私はユートさんのボディーガードしていますね」
こうしてこの後はフィーナとルルが側にいることで、エルフの女性達に囲まれることはなかった。
そして俺達はフィーナが持ってきてくれた料理を食べていると、いつの間にか食事会は終わり、周囲には国王様や王妃様、フィーナとルル達だけとなった。
「それじゃあ俺も部屋に帰ろうかな」
「ユートよ待ってくれ。少し話がある」
ノノを肩に乗せて会場の外に足を向けたら、エルウッドさんに止められた。
何だろう? エルウッドさんからただならぬ雰囲気を感じる。
俺は背筋を伸ばして、エルウッドさんと向き合う。
「ユートへの褒賞の件だが、長老達と話し合ってどうするか決定した。公の場で言うより先に伝えておこうと思ってな」
褒賞? ここで? ムーンガーデン王国のゲオルク国王とアリーセ王妃がいるのに?
俺はチラリと二人に視線を向ける。
するとエルウッドさんが俺の心の中を察したのか、理由を答えてくれた。
「このことはムーンガーデン王国も無関係ではなくてな。二人にも是非聞いてほしい」
ムーンガーデン王国が無関係じゃない? どういうことだ? さっぱりわからないぞ。
そして俺はエルウッドさんの言葉に耳を傾ける。だがその内容は想像以上で、俺は驚きを隠せないのであった。
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