44 / 86
決闘の儀が終わって
しおりを挟む
「ユートくん!」
審判の終了の合図と共に、ルリシアさんが駆け寄ってくる。
そしてそのままの勢いで抱きついてきた。
「勝った、勝ったよ!」
「うん! 勝ったね」
今回の勝利は本当に嬉しいので、俺もルリシアさんに抱きつき返して、共に喜びを分かち合う。
これでデルカルトもおしまいだ。
後は皇帝陛下が処理してくれるだろう。
「おめでとうルリシア」
「お母様! 私、勝ちました!」
「見てたわよ。二人の初めての共同作業を」
「共同作業? そうですね。ユートくんと頑張りました」
ルリシアさんは俺から離れ、皇后様と抱き合う。
何かその言い方嫌だな。絶対フィリアさんは別の意味を頭に思い浮かべているよな。
そして皇帝陛下はデルカルトの元へと向かう。
「残念だ。皇族の血を引くお前がこんなことをするとは」
「⋯⋯」
「そこまで皇帝になりたかったのか、お前とサハディンは」
「初めから継承権第一位のあなたにはわからないでしょうね」
「皇帝になってお前は何を成すつもりだったのだ? 金か? 地位か? 名誉か? 下らん。本当に大切なものは、他にあるのではないか?」
「そんなものはない。金があればどんなことも出来る。地位や名誉があれば相手を屈服させることができる。これ以上ほしいものはないだろう」
「そんなものより大切なものがあることがわからないのか」
「そんなものだと?」
「それは家族だ⋯⋯お前が率先して切り捨てたな」
「家族? それは皇帝になるために不要な存在だ」
「そうか⋯⋯わからないか。己を優先するお前にはそもそも皇帝など無理だったよ。私は⋯⋯私の大切なものに手を掛けようしたお前が許せん。よってこの場で処罰を下す」
皇帝陛下は腰に差した剣を抜き、天高く掲げる。
デルカルトは皇帝陛下と皇后様を殺害しようとしたことを認めたのだ。この場で処刑されても仕方ないだろう。
「あの世にいってサハディンに詫びるがよい」
そして高く掲げた剣を振り下ろすと血飛沫が辺りを舞い、デルカルトの命が散るのであった。
これで皇家の揉め事は終わったんだな。
「ルリシア、よくやってくれたぞ。サハディン親子やジクルドの野望を止めることが出来たのは、そなたのお陰だ」
「いえ、お父様。全てはユートくんのお陰です。もしユートくんがいなかったらお父様とお母様を毒から救うことができず、私も刺客に命を奪われていたかもしれません」
「う⋯⋯うむ⋯⋯」
皇帝陛下は、俺のお陰っていうことを認めたくないオーラを発している。
「そしてこの決闘の儀で、傷一つつくことなく勝てたのもユートくんがいたからです」
「くっ!」
皇帝陛下は苦虫を噛み潰したような表情をしている。
そんなに俺のことが嫌いなのかと問いかけてみたい。
「あなた⋯⋯約束を覚えているわね?」
「約束? 何のことだ。私は考えてやると言っただけで、実行するとは言ってない」
「この後に及んで見苦しいですよ。それでも帝国の皇帝ですか」
「私は皇帝であると同時に、ルリシアの父親だ。そう簡単に認めてやるわけにはいかない」
そういえばルリシアさんが無傷で勝ったら、結婚を認めるとかそんな話があったな。冗談だと思っていたけど、冗談じゃなかった。
「ねえユートくん。お父様とお母様は何の話をしているの?」
「さ、さあ⋯⋯僕には何のことか⋯⋯」
「そう⋯⋯それならお母様に聞いてみるね」
「あっ!」
ルリシアさんはフィリアさんの元へと向かってしまう。
「お母様、いったい何の話をしているのですか?」
「え~と⋯⋯それはねえ――」
フィリアさんが決闘の儀の前で起こったことを話始める。
「ユユユ、ユートくんとのけ、結婚!」
「そうよ」
フィリアさんの話を聞いた瞬間、ルリシアさんの顔が真っ赤になる。
「そそ、そんなお母様! まだ私には早いです!」
まだ早い? それは結婚自体が早いのか、俺との結婚が早いのかわからないな。
「そうだよ。僕はまだ十歳だし」
いくらこの世界が前の世界と比べて早婚でも、さすがに十歳は早い。それに結婚なんてしたら、トアの病を治す方法を探しに行けなくなるかもしれない。
「そうね。お母さん毒で死にかけたから、少し焦りすぎちゃったみたい。今の話は忘れて」
「そうだ。気にしないでいい」
「うん⋯⋯わかった⋯⋯」
あれ? ルリシアさんは元気がないように見えるが気のせいか?
「小僧! ルリシアに聞いたが、貴様は皇家の墓に行きたいらしいな」
「はい。許可をもらえませんか?」
「あの場所に入っていいのは皇族だけだ。そして⋯⋯」
「竜がいるんですよね?」
「そうだ。前回三年前に皇家の墓に行った時は何故か竜は機嫌が悪かった。竜の怒りを買うと食い殺されるかもしれんぞ。それでもいいのか?」
竜と言えば、多くのファンタジー小説では最強種と言われている。いくらカードマスターの力があっても勝てる可能性は低いだろう。
だけどやっとトアの病を治す方法の一端が見つかったんだ。怖気づいている暇はない。
「はい。どうしても竜に会いたいので教えて下さい!」
俺は頭皇帝陛下に頭を下げる。
皇帝陛下が許可をくれないと、皇家の墓に行くことは出来ない。
俺はどうしても竜に会いたいんだ!
「⋯⋯わかった。今回世話になった礼だ。許可してやる」
「ありがとうございます!」
良かった。
皇帝陛下はルリシアさんのこともあり、俺のことを嫌っていた。
意地悪して許可しないという可能性もあったけど、どうやら杞憂だったようだ。
だけどもし許可を得ることが出来なくても、隠れて向かってたけどな。
こうして俺は決闘の儀で勝利することができた。そして皇帝陛下から皇家の墓に入る許可を得ることが出来たのであった。
そして俺達はルリシアさんの部屋へと戻った。
部屋に戻ると、ルリシアさんは机の引き出しや、クローゼットの中をごそごそと探し始めた。
「何をしてるの?」
「ちょっとユートくんにあげたいものがあって。以前お父様からもらったものがどこかに⋯⋯」
「皇帝陛下に?」
「うん。国宝級の物だったから使えなくて部屋に置いておいたの」
「こ、国宝級!」
さすがは親バカ皇帝陛下だ。国宝級の物を娘に与えるとは。いったいいくらくらいの物をあげたのだろう。
「あったよ! ほら、これよ」
ルリシアさんの手には三つの瓶が握られていた。
「これは?」
「最上級ポーションだって。どんな傷も治すみたい」
確かにそんなもの気軽に持てないし使えない。
んっ? ちょっと待て。もしかしてそれを俺に渡そうとしているのか!
「私が持っていても使わないし、ユートくんならカードにして持っていけるでしょ?」
「た、確かにそうだけど⋯⋯」
「私は後二本持っているから、護衛してくれたお礼にもらって」
この最上級ポーションがあれば、冒険の役に立つ時がくるかもしれない。だけど国宝級かあ⋯⋯躊躇してしまうな。
「お願い⋯⋯もらって」
ルリシアが無理矢理俺の手に最上級ポーションを握らせてくる。
これは断れないな。
「ありがとうルリシアさん。大切に使うよ」
「うん」
そして俺は最上級ポーションを三枚のカードにする。
すると最上級ポーション(⭐4)を手に入れた。
一枚にまとめてもいいけどバトル中咄嗟に使う時に、カードとして使用したら、三つ一編に使うことになってしまうからな。
「アーカイブ」
俺はカードを古文書にセットしようとするが、この時古文書の表紙に記載してあったⅦがⅩに変わっており、さらに二つの機能が解放されていた。
それは今まで開くことが出来なかった、三ページ目と四ページ目が開けるようになっていたのだ。
―――――――――――――――
【読者の皆様へお願い】
作品を読んで少しでも『面白い、面白くなりそう』と思われた方は、作品フォロー、応援等もして頂けると嬉しいです。
審判の終了の合図と共に、ルリシアさんが駆け寄ってくる。
そしてそのままの勢いで抱きついてきた。
「勝った、勝ったよ!」
「うん! 勝ったね」
今回の勝利は本当に嬉しいので、俺もルリシアさんに抱きつき返して、共に喜びを分かち合う。
これでデルカルトもおしまいだ。
後は皇帝陛下が処理してくれるだろう。
「おめでとうルリシア」
「お母様! 私、勝ちました!」
「見てたわよ。二人の初めての共同作業を」
「共同作業? そうですね。ユートくんと頑張りました」
ルリシアさんは俺から離れ、皇后様と抱き合う。
何かその言い方嫌だな。絶対フィリアさんは別の意味を頭に思い浮かべているよな。
そして皇帝陛下はデルカルトの元へと向かう。
「残念だ。皇族の血を引くお前がこんなことをするとは」
「⋯⋯」
「そこまで皇帝になりたかったのか、お前とサハディンは」
「初めから継承権第一位のあなたにはわからないでしょうね」
「皇帝になってお前は何を成すつもりだったのだ? 金か? 地位か? 名誉か? 下らん。本当に大切なものは、他にあるのではないか?」
「そんなものはない。金があればどんなことも出来る。地位や名誉があれば相手を屈服させることができる。これ以上ほしいものはないだろう」
「そんなものより大切なものがあることがわからないのか」
「そんなものだと?」
「それは家族だ⋯⋯お前が率先して切り捨てたな」
「家族? それは皇帝になるために不要な存在だ」
「そうか⋯⋯わからないか。己を優先するお前にはそもそも皇帝など無理だったよ。私は⋯⋯私の大切なものに手を掛けようしたお前が許せん。よってこの場で処罰を下す」
皇帝陛下は腰に差した剣を抜き、天高く掲げる。
デルカルトは皇帝陛下と皇后様を殺害しようとしたことを認めたのだ。この場で処刑されても仕方ないだろう。
「あの世にいってサハディンに詫びるがよい」
そして高く掲げた剣を振り下ろすと血飛沫が辺りを舞い、デルカルトの命が散るのであった。
これで皇家の揉め事は終わったんだな。
「ルリシア、よくやってくれたぞ。サハディン親子やジクルドの野望を止めることが出来たのは、そなたのお陰だ」
「いえ、お父様。全てはユートくんのお陰です。もしユートくんがいなかったらお父様とお母様を毒から救うことができず、私も刺客に命を奪われていたかもしれません」
「う⋯⋯うむ⋯⋯」
皇帝陛下は、俺のお陰っていうことを認めたくないオーラを発している。
「そしてこの決闘の儀で、傷一つつくことなく勝てたのもユートくんがいたからです」
「くっ!」
皇帝陛下は苦虫を噛み潰したような表情をしている。
そんなに俺のことが嫌いなのかと問いかけてみたい。
「あなた⋯⋯約束を覚えているわね?」
「約束? 何のことだ。私は考えてやると言っただけで、実行するとは言ってない」
「この後に及んで見苦しいですよ。それでも帝国の皇帝ですか」
「私は皇帝であると同時に、ルリシアの父親だ。そう簡単に認めてやるわけにはいかない」
そういえばルリシアさんが無傷で勝ったら、結婚を認めるとかそんな話があったな。冗談だと思っていたけど、冗談じゃなかった。
「ねえユートくん。お父様とお母様は何の話をしているの?」
「さ、さあ⋯⋯僕には何のことか⋯⋯」
「そう⋯⋯それならお母様に聞いてみるね」
「あっ!」
ルリシアさんはフィリアさんの元へと向かってしまう。
「お母様、いったい何の話をしているのですか?」
「え~と⋯⋯それはねえ――」
フィリアさんが決闘の儀の前で起こったことを話始める。
「ユユユ、ユートくんとのけ、結婚!」
「そうよ」
フィリアさんの話を聞いた瞬間、ルリシアさんの顔が真っ赤になる。
「そそ、そんなお母様! まだ私には早いです!」
まだ早い? それは結婚自体が早いのか、俺との結婚が早いのかわからないな。
「そうだよ。僕はまだ十歳だし」
いくらこの世界が前の世界と比べて早婚でも、さすがに十歳は早い。それに結婚なんてしたら、トアの病を治す方法を探しに行けなくなるかもしれない。
「そうね。お母さん毒で死にかけたから、少し焦りすぎちゃったみたい。今の話は忘れて」
「そうだ。気にしないでいい」
「うん⋯⋯わかった⋯⋯」
あれ? ルリシアさんは元気がないように見えるが気のせいか?
「小僧! ルリシアに聞いたが、貴様は皇家の墓に行きたいらしいな」
「はい。許可をもらえませんか?」
「あの場所に入っていいのは皇族だけだ。そして⋯⋯」
「竜がいるんですよね?」
「そうだ。前回三年前に皇家の墓に行った時は何故か竜は機嫌が悪かった。竜の怒りを買うと食い殺されるかもしれんぞ。それでもいいのか?」
竜と言えば、多くのファンタジー小説では最強種と言われている。いくらカードマスターの力があっても勝てる可能性は低いだろう。
だけどやっとトアの病を治す方法の一端が見つかったんだ。怖気づいている暇はない。
「はい。どうしても竜に会いたいので教えて下さい!」
俺は頭皇帝陛下に頭を下げる。
皇帝陛下が許可をくれないと、皇家の墓に行くことは出来ない。
俺はどうしても竜に会いたいんだ!
「⋯⋯わかった。今回世話になった礼だ。許可してやる」
「ありがとうございます!」
良かった。
皇帝陛下はルリシアさんのこともあり、俺のことを嫌っていた。
意地悪して許可しないという可能性もあったけど、どうやら杞憂だったようだ。
だけどもし許可を得ることが出来なくても、隠れて向かってたけどな。
こうして俺は決闘の儀で勝利することができた。そして皇帝陛下から皇家の墓に入る許可を得ることが出来たのであった。
そして俺達はルリシアさんの部屋へと戻った。
部屋に戻ると、ルリシアさんは机の引き出しや、クローゼットの中をごそごそと探し始めた。
「何をしてるの?」
「ちょっとユートくんにあげたいものがあって。以前お父様からもらったものがどこかに⋯⋯」
「皇帝陛下に?」
「うん。国宝級の物だったから使えなくて部屋に置いておいたの」
「こ、国宝級!」
さすがは親バカ皇帝陛下だ。国宝級の物を娘に与えるとは。いったいいくらくらいの物をあげたのだろう。
「あったよ! ほら、これよ」
ルリシアさんの手には三つの瓶が握られていた。
「これは?」
「最上級ポーションだって。どんな傷も治すみたい」
確かにそんなもの気軽に持てないし使えない。
んっ? ちょっと待て。もしかしてそれを俺に渡そうとしているのか!
「私が持っていても使わないし、ユートくんならカードにして持っていけるでしょ?」
「た、確かにそうだけど⋯⋯」
「私は後二本持っているから、護衛してくれたお礼にもらって」
この最上級ポーションがあれば、冒険の役に立つ時がくるかもしれない。だけど国宝級かあ⋯⋯躊躇してしまうな。
「お願い⋯⋯もらって」
ルリシアが無理矢理俺の手に最上級ポーションを握らせてくる。
これは断れないな。
「ありがとうルリシアさん。大切に使うよ」
「うん」
そして俺は最上級ポーションを三枚のカードにする。
すると最上級ポーション(⭐4)を手に入れた。
一枚にまとめてもいいけどバトル中咄嗟に使う時に、カードとして使用したら、三つ一編に使うことになってしまうからな。
「アーカイブ」
俺はカードを古文書にセットしようとするが、この時古文書の表紙に記載してあったⅦがⅩに変わっており、さらに二つの機能が解放されていた。
それは今まで開くことが出来なかった、三ページ目と四ページ目が開けるようになっていたのだ。
―――――――――――――――
【読者の皆様へお願い】
作品を読んで少しでも『面白い、面白くなりそう』と思われた方は、作品フォロー、応援等もして頂けると嬉しいです。
11
お気に入りに追加
1,209
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。


パワハラ女上司からのラッキースケベが止まらない
セカイ
ライト文芸
新入社員の『俺』草野新一は入社して半年以上の間、上司である椿原麗香からの執拗なパワハラに苦しめられていた。
しかしそんな屈辱的な時間の中で毎回発生するラッキースケベな展開が、パワハラによる苦しみを相殺させている。
高身長でスタイルのいい超美人。おまけにすごく巨乳。性格以外は最高に魅力的な美人上司が、パワハラ中に引き起こす無自覚ラッキースケベの数々。
パワハラはしんどくて嫌だけれど、ムフフが美味しすぎて堪らない。そんな彼の日常の中のとある日の物語。
※他サイト(小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラス)でも掲載。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる