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決闘の儀(2)
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そして世界から音が消え去る。
何故なら皇帝時間が発動したからだ。
ドアの方に視線を向けると、五人の外套で顔を隠した者達が、部屋に侵入してきた。
狙いはルリシアさんか!
まさか決闘の儀の前に襲ってくるなんて思わなかったぞ。
いや、あの卑怯なサハディンならやりかねないな。
ここでルリシアさんの命をうばえば、自分が皇帝になれると思っているのか?
あの親バカの皇帝のことだ。その時は推定有罪でデルカルトを始末しそうだが。
それとも従者である俺を始末して、決闘の儀に出られないようにするためか? そういえば念を押して時間を過ぎたら俺の勝ちだ的なことを言ってたしな。相手がクズだけにどれもありえそうだ。
ともかくまずはこいつらを処分しないと。
俺は現れた古文書から出てきた、裏表示のカードを五枚引く。
引いたカードはパワーブースター(⭐3)、マジックブースター(⭐3)、真実の眼(⭐2)、ポイズンスネークの毒(⭐2)×二だ。
そしてバトル用のページに五枚をセットすると、時が動き出す。そして直ぐ様そのうちの一枚を手に取る。
「俺を強化しろ! パワーブースター!」
パワーブースターの効果で俺の身体に力が漲ってきた。
そして俺は剣を取り、外套で顔を隠した者達と対峙する。
こんな所で仕掛けてくるなんて。すぐに人が来て自分達の身も危ういというのに。
この後には決闘の儀が待っているんだ。ルリシアさんのことも心配だし、さっさと片付けさせてもらう。
俺は早期決着させるため、外套で顔を隠した者達の元へ接近する。
「き、きた!」
「ガキ一人やるだけだ。すぐに終わらせるぞ!」
ん? 前回ボルゲーノさんの屋敷で襲ってきた黒ずくめは、一言も喋らず任務に当たっていた。だけど目の前の奴らは、動揺しているように見えるし、何だか戦いに慣れていないように感じた。
「し、死ねぇ!」
外套で顔を隠した者の一人が、こちらに向かって剣を振り下ろす⋯⋯が遅い。まるで素人の剣だ。
俺は剣を使わずそのまま身体を捻りかわした。
そして左の拳で腹部を殴ると、壁まで軽々と吹き飛ぶ。
「ぎゃっ!」
「ぐはっ!」
背後にいた仲間一人を巻き込んで、二人はピクリとも動かなくなる。
「ひぃっ!」
「何でこのガキはこんなに強いんだ!」
残りの三人は仲間二人が一瞬で倒されたことで、恐怖の声をあげる。
弱い、弱すぎるぞ。こんな雑魚を仕向けられるなんて、俺も舐められたものだ。
「に、逃げるぞ!」
残りの奴らが逃げようとしたため、俺は先回りして出口を塞ぐ。
「突然襲ってきて、逃げるなんて許されないよ」
「ど、どけ糞ガキ!」
しかも糞ガキ呼ばれか。これはもう容赦しなくていいよな。
俺は残りの三人に対して、猛スピードで接近する。
三人はあまりにも速さに驚いたのか、まったく動くことが出来ないでいた。
「そんなんじゃ刺客なんて務まらないよ」
そしてすれ違い様に言葉を残すと共に、三人の腹部に拳をお見舞いする。
すると三人は悶絶し、床をのたうち回るのだった。
やれやれ。それにしてもこの実力で人を殺そうとするなんて、無謀にも程がある。
声を聞く限り若そうに見えるけど⋯⋯
俺は五人の外套を外し、顔を拝ませてもらう。
「くっ!」
やはり俺の予想通り、五人は若い男だった。年齢的にはルリシアさんと同じか少し上くらいかな。
でも何でこいつらは俺を襲って来たんだ?
だけど今はそのことより、ルリシアさんの安全を確認しなきゃ。
確か訓練所の入口に兵士の人がいたよな。
二人は気絶しているし、三人は未だにお腹を抑えながら苦しんでいる。
ルリシアさんを探しに行くついでに、こいつらのことを兵士の人達に伝えよう。
俺はルリシアさんの元へ向かうため、この場を離れようとするが。
「ユートくん? これはどういうこと?」
ちょうどルリシアさんが戻ってきた。
良かった。今回はルリシアさんが狙われた訳じゃなかったようだ。
俺はルリシアさんの姿を見て安堵する。
「ルリシアさんが玉座の間に行った後、突然襲ってきて⋯⋯」
「なんですって! 許せないわ。ユートくんを襲うなんてどこの誰が⋯⋯あら? この人達見たことがあるわ」
「本当ですか」
「ええ⋯⋯確か貴族のご子息達よ。何故この人達がユートくんを⋯⋯」
なるほど。貴族のボンボンか。だから動きが素人臭かったんだな。
おそらくデルカルトに俺を殺せば、自分が皇帝になった時に優遇してやるとでも言われたのだろう。
バカな奴らだ。デルカルトごときに利用されるなんて。
「とにかくこの場は兵士の人達に任せて、僕達は決闘の儀に向かいましょう」
「そうね」
俺達は控え室を出た後、兵士の人達に先程遭ったことを伝える。
「承知しました! 後はお任せ下さい!」
そして兵士の人達は控え室へと向かい、俺達は闘技場へと足を進めた。
「そういえば皇帝陛下のお話は何だったんですか?」
「え~と⋯⋯決闘の儀のことで怒られちゃった」
げっ! それはまずいぞ。
これは皇帝陛下に何を言われるかわからないな。
「でもバレちゃうのは時間の問題だったから」
それじゃあこの先に皇帝陛下がいるということか。
嫌だなあ。あの人は見境なしに攻撃してくるからな。
「もうすぐ到着するわ。ユートくんがんばろうね」
「うん」
そして俺達は暗い廊下を抜けて、決闘の儀を行う舞台へと到着するのであった。
何故なら皇帝時間が発動したからだ。
ドアの方に視線を向けると、五人の外套で顔を隠した者達が、部屋に侵入してきた。
狙いはルリシアさんか!
まさか決闘の儀の前に襲ってくるなんて思わなかったぞ。
いや、あの卑怯なサハディンならやりかねないな。
ここでルリシアさんの命をうばえば、自分が皇帝になれると思っているのか?
あの親バカの皇帝のことだ。その時は推定有罪でデルカルトを始末しそうだが。
それとも従者である俺を始末して、決闘の儀に出られないようにするためか? そういえば念を押して時間を過ぎたら俺の勝ちだ的なことを言ってたしな。相手がクズだけにどれもありえそうだ。
ともかくまずはこいつらを処分しないと。
俺は現れた古文書から出てきた、裏表示のカードを五枚引く。
引いたカードはパワーブースター(⭐3)、マジックブースター(⭐3)、真実の眼(⭐2)、ポイズンスネークの毒(⭐2)×二だ。
そしてバトル用のページに五枚をセットすると、時が動き出す。そして直ぐ様そのうちの一枚を手に取る。
「俺を強化しろ! パワーブースター!」
パワーブースターの効果で俺の身体に力が漲ってきた。
そして俺は剣を取り、外套で顔を隠した者達と対峙する。
こんな所で仕掛けてくるなんて。すぐに人が来て自分達の身も危ういというのに。
この後には決闘の儀が待っているんだ。ルリシアさんのことも心配だし、さっさと片付けさせてもらう。
俺は早期決着させるため、外套で顔を隠した者達の元へ接近する。
「き、きた!」
「ガキ一人やるだけだ。すぐに終わらせるぞ!」
ん? 前回ボルゲーノさんの屋敷で襲ってきた黒ずくめは、一言も喋らず任務に当たっていた。だけど目の前の奴らは、動揺しているように見えるし、何だか戦いに慣れていないように感じた。
「し、死ねぇ!」
外套で顔を隠した者の一人が、こちらに向かって剣を振り下ろす⋯⋯が遅い。まるで素人の剣だ。
俺は剣を使わずそのまま身体を捻りかわした。
そして左の拳で腹部を殴ると、壁まで軽々と吹き飛ぶ。
「ぎゃっ!」
「ぐはっ!」
背後にいた仲間一人を巻き込んで、二人はピクリとも動かなくなる。
「ひぃっ!」
「何でこのガキはこんなに強いんだ!」
残りの三人は仲間二人が一瞬で倒されたことで、恐怖の声をあげる。
弱い、弱すぎるぞ。こんな雑魚を仕向けられるなんて、俺も舐められたものだ。
「に、逃げるぞ!」
残りの奴らが逃げようとしたため、俺は先回りして出口を塞ぐ。
「突然襲ってきて、逃げるなんて許されないよ」
「ど、どけ糞ガキ!」
しかも糞ガキ呼ばれか。これはもう容赦しなくていいよな。
俺は残りの三人に対して、猛スピードで接近する。
三人はあまりにも速さに驚いたのか、まったく動くことが出来ないでいた。
「そんなんじゃ刺客なんて務まらないよ」
そしてすれ違い様に言葉を残すと共に、三人の腹部に拳をお見舞いする。
すると三人は悶絶し、床をのたうち回るのだった。
やれやれ。それにしてもこの実力で人を殺そうとするなんて、無謀にも程がある。
声を聞く限り若そうに見えるけど⋯⋯
俺は五人の外套を外し、顔を拝ませてもらう。
「くっ!」
やはり俺の予想通り、五人は若い男だった。年齢的にはルリシアさんと同じか少し上くらいかな。
でも何でこいつらは俺を襲って来たんだ?
だけど今はそのことより、ルリシアさんの安全を確認しなきゃ。
確か訓練所の入口に兵士の人がいたよな。
二人は気絶しているし、三人は未だにお腹を抑えながら苦しんでいる。
ルリシアさんを探しに行くついでに、こいつらのことを兵士の人達に伝えよう。
俺はルリシアさんの元へ向かうため、この場を離れようとするが。
「ユートくん? これはどういうこと?」
ちょうどルリシアさんが戻ってきた。
良かった。今回はルリシアさんが狙われた訳じゃなかったようだ。
俺はルリシアさんの姿を見て安堵する。
「ルリシアさんが玉座の間に行った後、突然襲ってきて⋯⋯」
「なんですって! 許せないわ。ユートくんを襲うなんてどこの誰が⋯⋯あら? この人達見たことがあるわ」
「本当ですか」
「ええ⋯⋯確か貴族のご子息達よ。何故この人達がユートくんを⋯⋯」
なるほど。貴族のボンボンか。だから動きが素人臭かったんだな。
おそらくデルカルトに俺を殺せば、自分が皇帝になった時に優遇してやるとでも言われたのだろう。
バカな奴らだ。デルカルトごときに利用されるなんて。
「とにかくこの場は兵士の人達に任せて、僕達は決闘の儀に向かいましょう」
「そうね」
俺達は控え室を出た後、兵士の人達に先程遭ったことを伝える。
「承知しました! 後はお任せ下さい!」
そして兵士の人達は控え室へと向かい、俺達は闘技場へと足を進めた。
「そういえば皇帝陛下のお話は何だったんですか?」
「え~と⋯⋯決闘の儀のことで怒られちゃった」
げっ! それはまずいぞ。
これは皇帝陛下に何を言われるかわからないな。
「でもバレちゃうのは時間の問題だったから」
それじゃあこの先に皇帝陛下がいるということか。
嫌だなあ。あの人は見境なしに攻撃してくるからな。
「もうすぐ到着するわ。ユートくんがんばろうね」
「うん」
そして俺達は暗い廊下を抜けて、決闘の儀を行う舞台へと到着するのであった。
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