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6章
身体、心、悦楽
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頬の掌がリリアルーラを上向かせ、もう一度愛を告げようとした唇をちゅうと吸い上げられた。だが、言葉を奪われたとは思わない。口唇の触れ合いが、切実に互いの想いを伝えているから。それに、ありとあらゆる言葉を連ねたところで、この喜びを表せそうにない。
ついばむような口づけは、リリアルーラがおぼつかなくもちゅっちゅっと応えるうちに深いものへと変わっていく。搦め取るような舌の動きについて行けず、リリアルーラの唇の端から唾液がこぼれ落ちる。口内の水音が大きくなり、頭の中まで響き渡った。
忘れていた疼きが戻ってくる。下りてきたサジャミールの掌が下着越しに股間に触れた。だが、それ以上動く気配はない。それなのに、貪られる口腔から生まれる快美が一本の管のように股間へと繋がり、リリアルーラの腰を揺らしてしまう。ぬちゃっと淫らな感覚が実際に音として鳴っているのかどうか彼女にはわからない。とは言え、脳内に響くみだりがましい水音はその補完に充分で、羞恥が悦楽を増幅させてしまう。
こんなはずじゃなかったとリリアルーラは思う。愛を伝え合う喜びはもっと清らかで崇高であるはずだった。しかし今、乙女の胸は性愛によって深く繋がることすら期待している。そうして、肉体の貪婪な欲望がひとつの愛の証のようにも思えてしまっていた。こんなはずじゃないと思いながら、これ以外の道が考えられない、と。
姉である第三王女のローリンが自らを捧げた気持ちが、自分のことのように理解できた。
(ローリンが差し上げられるものなんて他には何もないって)
蘇ったルーユアンの声さえ、リリアルーラを止められはしない。だって、本当に本当に、その通りだと思うから。リリアルーラの身体と心以外、差し出せる物なんてない――。
「あなたが今すぐ欲しい」
はたして、それだけで火がつきそうな熱い声が耳許に吹き込まれた。潤んだ視界に映る青い瞳は情欲にギラギラと瞬いていて、恐ろしさを感じさせる一方歓喜を巻き起こさせる。
「サジャミール様……」
「ですが、物事には順序も必要です。あなたは私の求愛を受け入れてくださいましたが、バイフーラ国王に赦しを得ねばなりません。いえ、ルーユアン殿下に了承していただいて、式典であなたとの婚姻を発表しましょう。そうすれば、誰に気兼ねする必要もない」
サジャミールの言葉は、今までの彼の態度が嘘のように紳士的だった。それなのに自分でも信じられない落胆をリリアルーラは覚えてしまう。だが、サジャミールの選択こそが最善だろう。たとえば今衝動のまますべてを捧げたとして、明日の朝になっても後悔しない自信はある。だが、両親に対して後ろめたさを覚えるのも確かだ。
「だから、今は」
紳士的な言葉はどこへ行ったのか、噛みつくような口づけと共に、股間に差し込まれた掌が強く秘裂を押した。ふかふかとした上顎の奥までねっとりと舌で愛撫されながら、ぐにゃぐにゃと秘唇を揉みしだかれる。焦らされ続けた肉体が、単純な刺激で一気に燃え上がった。閃光がリリアルーラの全身を駆ける。
「ヒッア、あ、ああぁ!」
一瞬で駆け上らされた忘我の極みで、リリアルーラは高く短く啼いた。バチバチと瞬く視界に青が滲んでいる。砂漠で知った海の色。サジャミールの瞳の色。
目を離したくないのに、もう、身体を起こしていることすらつらい。リリアルーラがサジャミールの胸元にぽすんともたれかかると、サジャミールは無言で彼女を寝台に横たえた。
うっとりするような余韻が眠気を連れてくる。四肢の隅々を満たす幸福な痺れは、かつてサジャミールに数度与えられた快楽のどれよりも深い。いつか彼が話したとおり、身体は知っているのだ。触れられると想いはさらに深まると。
大きく息を吐いたリリアルーラの膝を、サジャミールが掴んだ。はっと目を開けると、苦しげな顔で彼女を見下ろしている。
「あなたの名を、汚すようなことは致しません。婚姻を皆に周知するまでは……純潔を奪うようなことも、決して。でも、リリアルーラ、もっとあなたを感じたい。私を許してくださいますか?」
あまりに切なげな声音に眠気も飛び、リリアルーラはこくりと頷いた。サジャミールがつらければ、リリアルーラもつらいから。
「ありがとう、リリアルーラ」
ランタンを背にしているのに、サジャミールの瞳が明るく瞬いた。心底嬉しげな笑みに、リリアルーラも嬉しくなる。だが、衣擦れの音が聞こえた次の瞬間、彼女の頭は真っ白になった。
布越しに触れたことはある。臀部に熱を感じたこともある。しかし初めて見る男性器は、リリアルーラの想像をはるかに超えいっそグロテスクにも思えた。美丈夫以外の言葉では表せないサジャミールにはおよそ似つかわしくない猛々しさと生々しさに、リリアルーラはぶるりと震える。
「サジャ……」
「驚かせてしまいましたね。可愛いな。……ですが、そんなにじっと見られると私もきまりが悪い」
「あ、ご、ごめんなさい!」
リリアルーラは慌てて横を向いた。実際に見ていたのは数秒に過ぎなかっただろう。だが脳内に刻まれた男性器の造形は消えてくれず、今なおリリアルーラを竦み上がらせる。くすりと含み笑いが聞こえ目を閉じると、リリアルーラの膝に手がかかった。ぐっと腰が上がるほど引き起こされた瞬間ずるりと下着を引かれ、だが、抜き去られることなく太腿の真ん中辺りで止まる。
「――っ」
戸惑いも問いも言葉にならなかった。あらわにされた股間に熱を感じる。その長大な逞しさが脳内の造形と重なり、リリアルーラは激しい羞恥にキツく目を閉じた。だがやはり、言葉を紡ぐことはできない。膝をひとつに抱えられた次の瞬間、とてつもない快美を感じたのだ。にゅるんっと滑った硬さが、いっとう気持ちの良い場所を押し潰す。
「きゃ、あ、アッ」
逞しさがぬらぬらと秘裂を往復する度、すさまじい悦楽がリリアルーラを襲う。喉奥から声があふれ、それをはしたないと思いながらも止められない。指とはまるで違う硬さと熱がもたらす官能は見かけと同じく猛々しく、リリアルーラを圧倒する。
触れられてもいない腹の奥がずくずくと疼く。足りない、足りないと訴えるかのように止めどなくあふれる蜜が股間をしとどに濡らし、サジャミールに施される快楽を高めていく。
ついばむような口づけは、リリアルーラがおぼつかなくもちゅっちゅっと応えるうちに深いものへと変わっていく。搦め取るような舌の動きについて行けず、リリアルーラの唇の端から唾液がこぼれ落ちる。口内の水音が大きくなり、頭の中まで響き渡った。
忘れていた疼きが戻ってくる。下りてきたサジャミールの掌が下着越しに股間に触れた。だが、それ以上動く気配はない。それなのに、貪られる口腔から生まれる快美が一本の管のように股間へと繋がり、リリアルーラの腰を揺らしてしまう。ぬちゃっと淫らな感覚が実際に音として鳴っているのかどうか彼女にはわからない。とは言え、脳内に響くみだりがましい水音はその補完に充分で、羞恥が悦楽を増幅させてしまう。
こんなはずじゃなかったとリリアルーラは思う。愛を伝え合う喜びはもっと清らかで崇高であるはずだった。しかし今、乙女の胸は性愛によって深く繋がることすら期待している。そうして、肉体の貪婪な欲望がひとつの愛の証のようにも思えてしまっていた。こんなはずじゃないと思いながら、これ以外の道が考えられない、と。
姉である第三王女のローリンが自らを捧げた気持ちが、自分のことのように理解できた。
(ローリンが差し上げられるものなんて他には何もないって)
蘇ったルーユアンの声さえ、リリアルーラを止められはしない。だって、本当に本当に、その通りだと思うから。リリアルーラの身体と心以外、差し出せる物なんてない――。
「あなたが今すぐ欲しい」
はたして、それだけで火がつきそうな熱い声が耳許に吹き込まれた。潤んだ視界に映る青い瞳は情欲にギラギラと瞬いていて、恐ろしさを感じさせる一方歓喜を巻き起こさせる。
「サジャミール様……」
「ですが、物事には順序も必要です。あなたは私の求愛を受け入れてくださいましたが、バイフーラ国王に赦しを得ねばなりません。いえ、ルーユアン殿下に了承していただいて、式典であなたとの婚姻を発表しましょう。そうすれば、誰に気兼ねする必要もない」
サジャミールの言葉は、今までの彼の態度が嘘のように紳士的だった。それなのに自分でも信じられない落胆をリリアルーラは覚えてしまう。だが、サジャミールの選択こそが最善だろう。たとえば今衝動のまますべてを捧げたとして、明日の朝になっても後悔しない自信はある。だが、両親に対して後ろめたさを覚えるのも確かだ。
「だから、今は」
紳士的な言葉はどこへ行ったのか、噛みつくような口づけと共に、股間に差し込まれた掌が強く秘裂を押した。ふかふかとした上顎の奥までねっとりと舌で愛撫されながら、ぐにゃぐにゃと秘唇を揉みしだかれる。焦らされ続けた肉体が、単純な刺激で一気に燃え上がった。閃光がリリアルーラの全身を駆ける。
「ヒッア、あ、ああぁ!」
一瞬で駆け上らされた忘我の極みで、リリアルーラは高く短く啼いた。バチバチと瞬く視界に青が滲んでいる。砂漠で知った海の色。サジャミールの瞳の色。
目を離したくないのに、もう、身体を起こしていることすらつらい。リリアルーラがサジャミールの胸元にぽすんともたれかかると、サジャミールは無言で彼女を寝台に横たえた。
うっとりするような余韻が眠気を連れてくる。四肢の隅々を満たす幸福な痺れは、かつてサジャミールに数度与えられた快楽のどれよりも深い。いつか彼が話したとおり、身体は知っているのだ。触れられると想いはさらに深まると。
大きく息を吐いたリリアルーラの膝を、サジャミールが掴んだ。はっと目を開けると、苦しげな顔で彼女を見下ろしている。
「あなたの名を、汚すようなことは致しません。婚姻を皆に周知するまでは……純潔を奪うようなことも、決して。でも、リリアルーラ、もっとあなたを感じたい。私を許してくださいますか?」
あまりに切なげな声音に眠気も飛び、リリアルーラはこくりと頷いた。サジャミールがつらければ、リリアルーラもつらいから。
「ありがとう、リリアルーラ」
ランタンを背にしているのに、サジャミールの瞳が明るく瞬いた。心底嬉しげな笑みに、リリアルーラも嬉しくなる。だが、衣擦れの音が聞こえた次の瞬間、彼女の頭は真っ白になった。
布越しに触れたことはある。臀部に熱を感じたこともある。しかし初めて見る男性器は、リリアルーラの想像をはるかに超えいっそグロテスクにも思えた。美丈夫以外の言葉では表せないサジャミールにはおよそ似つかわしくない猛々しさと生々しさに、リリアルーラはぶるりと震える。
「サジャ……」
「驚かせてしまいましたね。可愛いな。……ですが、そんなにじっと見られると私もきまりが悪い」
「あ、ご、ごめんなさい!」
リリアルーラは慌てて横を向いた。実際に見ていたのは数秒に過ぎなかっただろう。だが脳内に刻まれた男性器の造形は消えてくれず、今なおリリアルーラを竦み上がらせる。くすりと含み笑いが聞こえ目を閉じると、リリアルーラの膝に手がかかった。ぐっと腰が上がるほど引き起こされた瞬間ずるりと下着を引かれ、だが、抜き去られることなく太腿の真ん中辺りで止まる。
「――っ」
戸惑いも問いも言葉にならなかった。あらわにされた股間に熱を感じる。その長大な逞しさが脳内の造形と重なり、リリアルーラは激しい羞恥にキツく目を閉じた。だがやはり、言葉を紡ぐことはできない。膝をひとつに抱えられた次の瞬間、とてつもない快美を感じたのだ。にゅるんっと滑った硬さが、いっとう気持ちの良い場所を押し潰す。
「きゃ、あ、アッ」
逞しさがぬらぬらと秘裂を往復する度、すさまじい悦楽がリリアルーラを襲う。喉奥から声があふれ、それをはしたないと思いながらも止められない。指とはまるで違う硬さと熱がもたらす官能は見かけと同じく猛々しく、リリアルーラを圧倒する。
触れられてもいない腹の奥がずくずくと疼く。足りない、足りないと訴えるかのように止めどなくあふれる蜜が股間をしとどに濡らし、サジャミールに施される快楽を高めていく。
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