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第7回ホラー・ミステリー小説大賞(2024/3)にも参加すること自体は、決定。

娘は見切りが超早い②

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(※ダンジョン飯と葬送のフリーレンのネタバレが含まれますのでご注意ください)






 
 
★ダンジョン飯と葬送のフリーレンのどの部分で拒否ったのか。

☆ダンジョン飯:

 一話目の冒頭。主人公の妹がドラゴンに食われてなのに、その後の展開が悠長だったこと。その落差に耐えられなかったらしい。
 生き返らせられる可能性が高い(蘇生魔法で)からだよと言っても、手遅れだった。厳しい。

 うちの娘が、その時の気持ち(妹が失われた)を、大事にしてるといえば、してると思う。

 原作漫画の方は、ああじゃない可能性もあるよね。読んでないですが。
 危機的な状況をことさら煽った、アニメ演出の問題とか。

 ちょっとピッコマ行って序盤だけ読んできた(序盤しか読ませて貰えなかった)

 …………

 うん、だねb(笑

 ただ、アニメの方が当然、色も音も動きもあるから、危機感をより一層煽るよね!

 漫画ぐらいの静けさ(?)でやってくれれば、そのあとお腹すいたとかお金の勘定とか仲間が退職願い出してくるとかつらつら出てきても、抵抗なかったかもしれないですね。そういう世界だって思って。

 だいたい、タイトルがダンジョン飯ってなってるんだから、食べ物のことが主役でそれ以外(!)は些末なことだって最初からわかってんじゃん(byうちの亭主

 いやだから、子供心は繊細なんだって。
(その割には、娘の心の書はメイドインアビスなんだな、これが)


☆葬送のフリーレン:

(大人達は、フリーレンがなでしこ(※1)の大人るりるりにそっくりなので、そっちの方向から惹かれた。この場合の”そっくり”はむしろプラスの方向に働いた)

 娘は、序盤から穏やかな展開だったのがなんか駄目だったらしい。
 まぁ、魔王討伐果たしたばかりだったしね(汗 十年越しの仕事終えたあとだし。

 でも、致命的だったのが(※

 アウラ戦。

 アウラの持ってる天秤が出てきて、もうアウト(うわー、うちの娘、厳しすぎる。

 お互いの魔力量をはかってより多い方が勝つという、シンプルな魔道具。

 絶対の魔力量を誇る魔族のアウラは負けるわけ無いと自分では思ってるけど、莫大な魔力量を長年抑えてきたフリーレンの前に、物理的に敗れ去る。

 魔族にとって魔力とは何かという根幹に関わる内容及びフリーレンの魔力が莫大と示す為のエピソードで、当然フリーレンが勝つ。それが、嫌だと。

 …………

 いやでもお嬢さん。小説書く時、そうやって逆算して書くものなんですけど(汗(異論はあるかと思いますが。

 いや、わかりますよー、予測を裏切って欲しいんでしょ?
 でも、裏切る前には、予測通りの進行っていうのも大切なんですよ。うがったことやり過ぎると、効果が薄れちゃうでしょー?

 いやもう、いいんですよ。見なければ。もう、面倒臭い(笑



 思うに、娘の中には、今まで読んできて頭の中に澱のように積み重なるフィクション群が、無い。あっても、圧倒的に少ない。サブカル歴半世紀みたいな私やうちの亭主とは、が違うのですよ。まさに腐ってやがる!的な(※2)

 大人達はなにせ、もう捨てるか初期化するしかないぐらいのギチギチに無駄な情報を溜め込んだ脳ミソハードウェア状態なので(笑

 だから、うちの娘は、フィクションを見たり読んだりしながら、自分の中から何かを引っ張り出して浸ることは、多分そんなに無いんだと思う。その作品の中だけで、完結させるから、より評価が厳しいのではないかと。



 ちなみに、うちの亭主はこのファンタジー二点をほくほくしながら視聴してます。

 ファンタジーは廃れた(幾度の隆盛を誇り廃れ)と思っていたのに、こうやってテレビアニメになる日がくるとは、的な感じで感慨深く楽しんでます。ウェブでなろう界隈からのこの20年ぐらいファンタジーが連綿と続いていることを知らないので(そのわりにはうっかり盾の勇者を2クールみてしまう、うちの亭主)

 だから、その人の中に何があるかで、受け取り方って全然違うので、何が正しいとか正しくないとか、そういう問題じゃ無いんだけどなぁ。

 嫌いは嫌いでいいのだけれど、キミは小説書く時、困っちゃうと思う。




 余所に向けた刃は、そのまんま自分に跳ね返ってくるんだぜ、と(おかーさんにぐさぐさ突き刺さるー




 そんなわけで、弁慶のようになったおかーさんなのでした。

 ではでは。
 




(※1)機動戦艦ナデシコ(1996年ロボットアニメ)フリーレンのビジュアル(存在も)が大人るりるりにそっくりじゃ無かったら、多分、うちの亭主はアニメ視聴してなかったと思う(爆 どちらの作品も、大変に楽しんで視聴しているもよう。
 
(※2)風の谷のナウシカ(アニメ映画は1984年):クロトワ氏が月足らずの腐った巨神兵を見て言い放った言葉としてあまりにも有名ですが、風の谷のナウシカは漫画版もまた良いです。娘にはきっちり読ませましたb(それなんてオタク教育(ry 

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