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湯浴み
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エリーナは今日二度目の湯浴みをしていた。
朝、カールに抱かれてそのまま湯浴みをし眠る。
夕刻までぐっすりと眠って、カールが仕事から帰ってくるまでにもう一度湯浴みをするのが日課だ。
身体のいたるところにはカールがつけた跡が散りばめられている。
なかにはこんなところにいつつけられたのだろうと、想像するだけで恥ずかしい場所にもある。
また妄想をしてしまい、エリーナは一人でかっと頬を染めた。
自分の体がどんどん淫らになってしまう。
カールのことを考えただけで、ここが疼いてー。
エリーナは恐る恐る自分で茂みの中に手を入れた。
そこはかすかに濡れていて、エリーナは慌てて手を引っ込める。
「こ、これはお湯で濡れてるからよね?」
誰に言い聞かせるわけでもなく口にすると、突然後ろから声がかかった。
「何が濡れてるって?」
「きゃあっー!!」
エリーナは驚きのあまり悲鳴を上げてしまう。
「カ、カール様っ、え、どうして、ここにっ、そ、そのかっこっ」
カールは全裸で立っていてエリーナは恥ずかしさのあまり、顔を逸らした。
「ユリアに今湯浴みをしていると聞いてね。私も一緒に入ろうかと思って」
「い、一緒にっ、て、そ、そんなっ」
「今さら恥ずかしがることでもないだろう? 今朝も熱い抱擁をしたばかりじゃないか」
くすりとカールが笑って自身の体に湯をかけ湯船に入ってくる。
「ふー。気持ちいいな」
広い湯船でカールはエリーナの隣にぴったりと座る。
エリーナはどうしていいか分からずに俯いた。
「エリーナ、体を洗ってあげようか?」
「え、い、え、だ、大丈夫ですっ」
「出るぞ」
有無を言わさずエリーナは湯船から引っ張られてしまう。
カールにお湯をかけられて石鹸にたっぷり泡をつけた手で、身体を優しく撫でられる。
「エリーナの肌は本当に綺麗だ。すべすべしていて、気持ちいい」
「そ、そんな、こと」
カールの手が前に伸びてきて、首筋、鎖骨と撫でていく。
(これは、ただ、身体を洗ってもらってるだけ、勘違いしたら、だめよ)
ここで変な声が出てしまったらいたたまれない。
エリーナは息を潜めて耐えた。
「あっ……」
カールの手がするっと乳房をかすめていって、エリーナは思わず声を漏らす。
だが、カールはわざとなのか気づいてないのか特に何も言ってこなかった。
その事にほっとしたのも束の間、カールの手つきが次第に情事を思わせる手つきになってきて、エリーナは思わず足をしっかりと閉じた。
「カ、カール、さま、あとは、自分で……」
「遠慮することはないよ。すみずみまで洗ってあげる。ほら、足も開いて」
閉じていた足をあっさりと広げられて太ももや内側を丁寧に洗われる。
石鹸の泡にすら敏感に反応してしまいそうで、エリーナは必死に声を抑えた。
カールの指が襞に触れて、エリーナはビクッと身を竦ませる。
「あ、ンツー」
「もう、濡れてる。洗われながら感じてた?」
耳元で囁かれてゾクッと肌が粟立ち、エリーナはか細い声で否定した。
「ち、ちが」
「私の指がすんなりと入った。すっかり私の形を覚えたみたいだね」
やわやわと中で動かされて、エリーナは気持ちよさに身体を小刻みに痙攣させた。
「あ、んっ、ああっ」
いつもよりも声が反響して聞こえ、それがさらに羞恥を煽った。
後ろから抱きかかえられ、乳房と中を同時に愛撫される。
目の前には大きな鏡がある。泡まみれになりながらカールに指を入れられて、恍惚とした表情をする自分の姿が目に映り、恥ずかしさのあまりエリーナは俯いた。
「いつもと違う場所だから、君も興奮してるんだね。ほら、三本も指が入ったよ」
「あ、やっ」
「すごい、ね。エリーナのだす蜜の音がよく、聞こえてきて、そそられる」
うなじにキスをされ、乳房を揉まれ、三本の指が抜き差しされる。感じるところを攻められてエリーナは限界だった。
「あ、やんっ、そ、そこがすきっ」
「ああ、分かってるよ。エリーナのいいところは、ここ」
指の動きが速くなり、一番感じる箇所を刺激され、エリーナは我慢ができずに甲高い声を上げた。
「あ、んっ、も、もうっ、でちゃう、からっ、そ、そんなにしないでっ、あ、ああーっ」
エリーナは耐えきれずに嬌声を上げて果て、弛緩した身体をカールの広い胸板に預けた。
朝、カールに抱かれてそのまま湯浴みをし眠る。
夕刻までぐっすりと眠って、カールが仕事から帰ってくるまでにもう一度湯浴みをするのが日課だ。
身体のいたるところにはカールがつけた跡が散りばめられている。
なかにはこんなところにいつつけられたのだろうと、想像するだけで恥ずかしい場所にもある。
また妄想をしてしまい、エリーナは一人でかっと頬を染めた。
自分の体がどんどん淫らになってしまう。
カールのことを考えただけで、ここが疼いてー。
エリーナは恐る恐る自分で茂みの中に手を入れた。
そこはかすかに濡れていて、エリーナは慌てて手を引っ込める。
「こ、これはお湯で濡れてるからよね?」
誰に言い聞かせるわけでもなく口にすると、突然後ろから声がかかった。
「何が濡れてるって?」
「きゃあっー!!」
エリーナは驚きのあまり悲鳴を上げてしまう。
「カ、カール様っ、え、どうして、ここにっ、そ、そのかっこっ」
カールは全裸で立っていてエリーナは恥ずかしさのあまり、顔を逸らした。
「ユリアに今湯浴みをしていると聞いてね。私も一緒に入ろうかと思って」
「い、一緒にっ、て、そ、そんなっ」
「今さら恥ずかしがることでもないだろう? 今朝も熱い抱擁をしたばかりじゃないか」
くすりとカールが笑って自身の体に湯をかけ湯船に入ってくる。
「ふー。気持ちいいな」
広い湯船でカールはエリーナの隣にぴったりと座る。
エリーナはどうしていいか分からずに俯いた。
「エリーナ、体を洗ってあげようか?」
「え、い、え、だ、大丈夫ですっ」
「出るぞ」
有無を言わさずエリーナは湯船から引っ張られてしまう。
カールにお湯をかけられて石鹸にたっぷり泡をつけた手で、身体を優しく撫でられる。
「エリーナの肌は本当に綺麗だ。すべすべしていて、気持ちいい」
「そ、そんな、こと」
カールの手が前に伸びてきて、首筋、鎖骨と撫でていく。
(これは、ただ、身体を洗ってもらってるだけ、勘違いしたら、だめよ)
ここで変な声が出てしまったらいたたまれない。
エリーナは息を潜めて耐えた。
「あっ……」
カールの手がするっと乳房をかすめていって、エリーナは思わず声を漏らす。
だが、カールはわざとなのか気づいてないのか特に何も言ってこなかった。
その事にほっとしたのも束の間、カールの手つきが次第に情事を思わせる手つきになってきて、エリーナは思わず足をしっかりと閉じた。
「カ、カール、さま、あとは、自分で……」
「遠慮することはないよ。すみずみまで洗ってあげる。ほら、足も開いて」
閉じていた足をあっさりと広げられて太ももや内側を丁寧に洗われる。
石鹸の泡にすら敏感に反応してしまいそうで、エリーナは必死に声を抑えた。
カールの指が襞に触れて、エリーナはビクッと身を竦ませる。
「あ、ンツー」
「もう、濡れてる。洗われながら感じてた?」
耳元で囁かれてゾクッと肌が粟立ち、エリーナはか細い声で否定した。
「ち、ちが」
「私の指がすんなりと入った。すっかり私の形を覚えたみたいだね」
やわやわと中で動かされて、エリーナは気持ちよさに身体を小刻みに痙攣させた。
「あ、んっ、ああっ」
いつもよりも声が反響して聞こえ、それがさらに羞恥を煽った。
後ろから抱きかかえられ、乳房と中を同時に愛撫される。
目の前には大きな鏡がある。泡まみれになりながらカールに指を入れられて、恍惚とした表情をする自分の姿が目に映り、恥ずかしさのあまりエリーナは俯いた。
「いつもと違う場所だから、君も興奮してるんだね。ほら、三本も指が入ったよ」
「あ、やっ」
「すごい、ね。エリーナのだす蜜の音がよく、聞こえてきて、そそられる」
うなじにキスをされ、乳房を揉まれ、三本の指が抜き差しされる。感じるところを攻められてエリーナは限界だった。
「あ、やんっ、そ、そこがすきっ」
「ああ、分かってるよ。エリーナのいいところは、ここ」
指の動きが速くなり、一番感じる箇所を刺激され、エリーナは我慢ができずに甲高い声を上げた。
「あ、んっ、も、もうっ、でちゃう、からっ、そ、そんなにしないでっ、あ、ああーっ」
エリーナは耐えきれずに嬌声を上げて果て、弛緩した身体をカールの広い胸板に預けた。
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