信長の室──小倉鍋伝奇

国香

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激動

八・新たなる道へ(上)

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 使者との話が一段落した時、信長がその場にやってきた。すでに話は聞いているのであろう、信長も珍しく顔色が悪い。

 濃姫は、

「右京亮殿は蒲生家との和睦の条件を果たせなくなったがために、代わりにご自分の命を差し出された……そういうことにしたのでございますから、事実は表にするべきではありませぬ」

と信長に訴えた。

「蒲生に事実は知られぬ方がよい」

「ええ、ですから、右京亮殿がご自分のご意志で自害遊ばしたのです。これが事実です。これが事実でもある以上は、お鍋様にもこのことのみをお伝えするべきです」

「それでは余計に傷付きはせぬか?自分が岐阜に来たせいで夫が自害したなど。まだ殺された方がましではないか?」

 信長が珍しく力なく項垂れた。

「そうなのでしょうか……?」

 濃姫にも自信がない。

 たが、そもそもは織田家が、信長が調略をしかけたがために起きたことなのだ。信長としても気が沈む。

「責任はとらねば……」

 お鍋や子供たちの将来を、織田家が責任を持たなければと信長は呟いた。

 お鍋はしばらくして正気をとり戻したが、目覚めた時、驚いたことに枕頭に信長と濃姫が揃って座っていた。

 そういえば、二人にはそれぞれ何度も会っているが、二人が一緒にいるところは初めて見た。

 そんなどうでもよいことを思うのは、思考したくない事柄があるからなのかもしれない。

 だが、初めて見る信長の表情を目の当たりにして、その事柄に思考が引き摺られざるをえなくなるではないか。

「鍋御前……」

 ぎょっとした。信長は泣いているのだ。

(や……めて……やめて!)

「頭を切っておられまする――」

 濃姫がすぐに言ったのは、察したのか、理由があるのか。

「底の浅い池でしたので、水底に頭を打ったようです。気持ち悪くないですか?吐き気や目眩は?」

 案じて立て続けに質問責めする彼女は、身を乗り出して、お鍋の頭に手をやった。

 質問に答えるべく、思考を切り替える。

「頭を――?」

 濃姫の手のある位置に、お鍋も手をやれば、包帯に触れる。

「痛っ!」

 思い出したように、そこが痛む。

 慌てて、起き上がりかけるその肩を抑えるようにする濃姫と信長。

「大丈夫ですか?」

「……平気です……吐き気などは全くありませんし」

 頭を抑えていた手を離した。視界の中に入ったそれは、あちこち擦りむけたり切り傷が出来ていて、そういえばひりひり痛むことに気づいた。

「頭はけっこうな出血でした。傷が塞がるまで安静になさって下さいね」

 体じゅう打ち身や切り傷もあるしと、濃姫は言う。

「私……池に、落ちて――?」

(なんで――?)

「……え、ええ……」

 口ごもる濃姫。信長は涙滲んだ目を背けるようにする。

(そうだ!)

 池に落ちた理由こそ、考えたくない事柄ではないか。

「気を失われて――」

「いや!」

 ばっと起き上がり、お鍋は頭を振った。

「いやあ!」

「いけません!傷が!」

 濃姫が抱きしめて、お鍋を抑えつける。

「やだ!やだ!織田様!夫は本当に死んだのですか?」

 濃姫の腕の中でもがくお鍋は、信長に泣きながら訊いた。

「……本当だ!!」

「お屋形様!」

 濃姫が信長を睨んだ。

 信長は辛そうに、だが、現実を真綿でくるむようにうやむやにする人間ではない。

「自害したそうだ……事実だ……」

 事実は受け入れるしかない。受け入れろ、とは、さすがにまだ彼でも言えなかったが。

 お鍋は慟哭した。まるで濃姫を母親のように、その腕の中で、胸にすがって、幼児のようにわんわん泣いた。

 几帳の向こうには於巳が松寿を抱いていたらしい。母親の声にびっくりして、松寿までひきつけて泣いている。それでも、お鍋にはその声が届いていなかった。

「織田様!どうして?……どうして夫は、自害をっ……」

 泣き喚きながらも、そう問えば、信長は一瞬躊躇ったように――。

「……わからぬ。すまぬ。調べておる故、傷がよくなるまで、そなたはここでよく養生していろ」

「わからない?」

「ああ、今はまだ詳しいことはわからない。だから、そなたは自分の体の……」

「駄目です!」

 不意にお鍋は頭を上げ、信長を見やった。同時に涙は止まり――。

「私、帰らなきゃ!今から帰ります!」

 すっくと立ち上がろうとした。

 瞬時に濃姫に腕の中へ引きずり込まれてしまったが。

「きさま、何言ってる。その怪我で――」

「大した怪我じゃないもの!それに――」

 濃姫の胸の中でもがき、顔だけ逃れ出ると、お鍋は信長を見つめた。

「夫の葬儀をしなければ。妻がいないわけにはいきません!今から帰らないと!」

「しかし――」

 蒲生がと言いかけて、信長は困って口をつぐんだ。

「とにかく、今日は無理に決まっているだろう。帰る時は俺がちゃんと支度して、送って行ってやる。今日は駄目だ。寝てろ!」

 信長はそう言って、部屋を出て行った。

 しばらく濃姫もなだめすかしていたが、その後は於巳に任せて、冬姫の様子を見に行く。

 すると、先にお鍋の所を出た信長が、ちょうどそこから出てきたところだった。

「冬姫なら大事ない。けろりとして、何やら引き抜いた草を干したり、押し花など作って戯れている。姿に似ず頑丈な姫だな」

 くっと笑った。

「そうですか、あの子は平気でしたか」

 それならよかったと、濃姫は、

「ちょっと宜しいですか?」

と、立ち話を促したのだ。

「今のお鍋様をお帰しするのは、確かに難しいですが、怪我をおしてでもご夫君に対面なさりたいというお気持ちは、わかるのです」

「帰ったところで、事態が好転するわけもない。蒲生はなお小倉諸家の城を攻めているという」

「八尾城は右京亮殿がお腹を召されたということで、蒲生方との和議は成ったのでございましょう」

「それはそうだが、城と家臣たちの食い扶持が保証されたとはいえ、今後も蒲生方に対して証が必要となろう。結局鍋御前かその息子が引き続き人質とされる。いや、八尾では真実を掴んでいる者もあろうから、此度の悲劇は全て鍋御前のせいだとして、成り行きによっては鍋御前が捕らえられたり、六角につき出されたりするかもしれぬ。ほとぼりが冷めるまで、岐阜にいた方がよい」

「でも、確かに右京亮殿の葬儀にご正室がいないとなると、それもまた問題では……」

 困ったことだと、濃姫はため息をついた。




****************************

 寝ていろと言われて、黙って従っている女ではない。

「私の怪我は大したことないわ。今夜ここを発つわよ。支度しておいて。それと、城下の藤八郎殿の屋敷にいる我が家の者たちにも連絡して、馬や輿の手配などさせておいて」

 お鍋は於巳にそう命じた。

 於巳はお鍋の体調だけが気がかりだったが、言い出したらきかないのは知っているので、黙って従った。

 夕方、幸い松寿の熱も上がってこない。

 すっかり荷造りしてしまうと、あとは出て行くだけである。

「松寿、そなたは鋭い子ね。父上の異変を察して、それで熱が出たの?」

 虫の知らせを、この幼い我が子は敏感に感じとって――。

 そう思って、再び涙した時、俄に部屋の回りが騒がしくなり、すぐに障子が開いて、濃姫が姿を現した。

 後ろに珍しく男衆が従っている。

「北ノ方様、お暇を……」

「荷造りもすんでいるとは、手際のよいこと。ちょうどよかった。来て頂きたい所があります。荷物を持ってついていらして下さい」

 濃姫は有無も言わせぬ勢いだ。お鍋が呆気にとられていると、見たことのないぞっとするような凄みある眼差しで、お鍋を見た。

「来て」

「……」

「今夜ここからこっそり逃げようとしたのでしょう?」

「逃げるだなんて、とんでもない!」

「その荷物が逃げようとしている証拠!」

 逃げるではない。

「お暇を……」

「とにかく、来て!」

 お鍋は頭を切ったばかり。それを案じて、しばらく寝ているようにと言った人とは思えない。随分乱暴な話だ。

 だが。逃げるつもりはないが、確かに黙って今夜出て行くつもりではあったので、その剣幕に、お鍋も従わざるをえなかった。

 濃姫が先を行く。お鍋と、松寿を抱いた於巳が、すぐ後について歩き、その後ろに男衆がずらずらと従っている。

(今夜帰ろうとしたけど……)

 歩くと頭がずきずき痛み、体じゅう痛いし、足は引き摺らなければ歩けない。何より、くらくらとする。

 濃姫の歩きは速い。

「ちょっと、待……」

 だが、濃姫は問答無用に歩いて行く。

(気絶しちゃうかも!!)

 今夜帰ろうなんて、浅はかだったかもしれないと思っていると、濃姫が牢屋造りの一室の前で振り返った。

 檻のような柵が一面にあり、どう見ても座敷牢である。ただ、中は高級な調度品で溢れ、檻さえなければ快適そうだった。御簾で隔てられた空間さえあり、その中には寝床が整えてあるのがぼんやり見える。

「こちらへどうぞ」

 濃姫は無表情に言った。

「えっ……?」

 この檻の中へ入れというのだ。お鍋はわけがわからなくなった。

「お入り下さらないと、困るのですけど」

 濃姫はお鍋の背後に群れている男どもを見やった。

 拒んだり抵抗したら、力ずくで押し込むということだろうか。いや、ぐずぐずすることさえ許されないような。

 やはり頭も多少は打っていたのだろう。ずきずきする頭は驚きのあまり、ぼうっとして思考できない。

「な、何故こんな、急に……」

 於巳も濃姫の態度の急変に戸惑い、お鍋の代わりに問う。だが、彼女は冷ややかにそれを聞き流し。

「小倉実房の室にお入り頂け」

 後ろの男衆にそう命じたのだ。

 お鍋を幽閉すると、濃姫は信長のもとに向かい、

「小倉実房の室を捕らえました」

と、報告した。

 その直後、岐阜城下の藤八郎の屋敷でも、そこにお鍋を待ちながら滞在していた、お鍋の供の小倉家の郎党どもが、やはり突然取り囲まれて捕らえられ、一まとめに幽閉されていた。

 しかし、彼等の獄舎も、お鍋のほどではないが、なかなか快適で、檻の外に出さえしなければ、酒を飲もうが女を買おうが、博打に興じようが、何をしても自由だった。事実、織田家の方から酒が提供され、毎日獄舎の中で酒宴が開かれていたのである。

 お鍋の供でさえそうなのだから、岐阜城内の獄舎に入れられたお鍋と松寿、於巳の三人は、下にも置かぬもてなしをされた。

 しかし、獄舎から出ることだけは許されなかった。お鍋がどんなに痛がっても、泣いて騒いでも、閉じ込められたままだったのである。

 お鍋はずっと夫を思って泣き暮らした。葬儀に出られないことを恨んだ。




****************************

 右京亮の首は、甚五郎の身柄と共にすぐに返ってきた。無論、監視役として蒲生家から複数の人間が付けられていたが。

 すぐに葬儀の支度となる。

 喪主は嫡男でもある甚五郎だが、彼はまだ五歳児である。当然、母親の後見が必要である。

 蒲生家から遣わされたのは、お鍋も慣れている速水勘六左衛門だったが、速水はこう言った。

「甚五郎殿がすぐにも右京亮殿の家督を嗣がれることになろうが、さすれば甚五郎殿はご当主である。当方はこのまま進軍を続ける予定だから、当方へ味方される以上は、甚五郎殿には当方へ証をお出し頂くことになる。どうであろう、御母儀を――」

 言いかけて、お鍋の姿がないことに気づく。

「はて?」

 甚五郎の傍らにいた伝兵衛が間髪入れずに言った。

「此度は万が一に備えて、遠方にご避難頂いていたのでござる」

「なれば、すぐ呼び戻されるが宜しかろう」

「いかにも、そうしてござる」

 伝兵衛はやや気まずい雰囲気を臭わせ、隣の平六と目を合わせた。

「ま、ご当主を当方でお世話申してもよいのだがな」

 速水はほくそ笑む。

 ある程度予想していたこととはいえ、小倉の家臣団に動揺が走る。

 当主となった甚五郎その人が蒲生家に人質として囚われるとなれば、小倉家は名ばかりの家となり、蒲生家の完全支配下に入ることになるのだ。

「お方様は何をしておられるのだ、早く連れ戻せ」

 葬儀もあることだし――家臣たちはなかなか帰らないお鍋に、不信感を募らせた。

「石田村だろう?早く迎えに行け!」

 誰彼なく言い始めた。

 平六は伝兵衛と相談の上で、お鍋が岐阜に行ったことは黙っていた。お鍋が織田の家臣と接触して岐阜に赴いたことは、伏せるべきと判断したのである。蒲生家に知られれば、右京亮の死で丸く収まりそうな事態が、面倒なことになり兼ねない。これも小倉家のためであった。

 しかし、石田村に疎開しているにしては、夫が死んだというのに、音信不通なのは不審である。

 速水もはてと疑い始めた時、小倉家に驚くべき報せが届けられた。

 織田信長から書状が届いたというのである。宛名は何と、「小倉右京亮殿」とあった。

(なんだ?)

 伝兵衛と平六は、密かに首を傾げた。だが、今、蒲生家から速水が来ている。顔には出せない。

 速水はその宛名に、当然といった様子で頷いた。

「岐阜の織田信長め。小倉家をなかなか調略できぬゆえ、直接書簡を送ってきたのだな。なるほど、まだ岐阜には右京亮殿のご自害のことは、伝わっておらぬだろうからなあ」

 右京亮宛だが、本人は亡く、嫡男の甚五郎にはまだ読めないことから、伝兵衛が書簡を開封した。そこにあった文章に――

(こ、こりゃいったいどういうことや!?)

 目を飛び出させたまま絶句する。周囲は騒然となる。

「いかがなされたか?」

 書簡に見開いた目を向けたまま微動だにしない伝兵衛に、速水は平六と顔見合わせた。

「伝兵衛、伝兵衛?」

「……」

「ごめん」

 伝兵衛は平六の呼びかけにも応えないので、速水が寄って、脇からその書簡を覗き見た。

 すると、みるみる速水の表情も青ざめて行く。

 速水まで動揺するので、この場にいた小倉家臣どもがさらに騒がしくなった。

「いったいどうしたのでござるか?」

「お、織田信長め……お鍋御寮人を捕えたと……」

「なんだって?」

 家臣たちに動揺が広まる。

「いったいどういうことだ!」

 平六には全く理解できない。いったい何故、どうなったら、お鍋が織田家に囚われることになるのだ。

「……お鍋御寮人は、成菩提院にて、織田の家臣にたまたまお会いになったらしい。それで、小倉家への調略をやめるよう仰ったそうだ。だが、その者、これは格好の獲物よと、お鍋御寮人を騙して岐阜に拐って行ったと……信長め、小倉家のために単身交渉する、か弱き女の身のお鍋御寮人を、その訴えも聞き入れず、その場で捕え、岐阜城内に軟禁してしまったそうな。御寮人を助けて欲しくば、小倉家は織田に従え、六角から独立して右近大夫や良親に協力せよと――」

 速水はようやく書簡の内容を口にした。

「お方様は織田に囚われておられるというのか?」

「小倉家のために交渉して下さったお方様は、逆に織田に囚われたと……」

 お鍋が岐阜にいると知って、動揺する家臣たち。

 だが、伝兵衛は別の理由で動転していた。

(姫様は捕らえられてしまっただと?話が違い過ぎるではないか!真相はどちらなのだ?)

 伝兵衛は右京亮を殺した直後、こっそり右近大夫のもとを訪ね、良親と藤八郎に会っている。その時藤八郎から聞いた話とまるで違う。

(織田様は姫様の願いを聞き入れられたのではなかったのか?恩人である姫様は、織田家で大いにもてなされ、歓迎されていたのではなかったか?)

 真相も信長の考えもわからず、それでもお鍋は囚われの身となっているのかもしれないと思って、伝兵衛は恐怖に震えた。

「どうしたらよいのだ?」

 家臣たちの声で我に返る。

 速水もさすがに困惑顔。

「織田に従ってもらっては困る。とはいえ、わしも先代のご本家(実隆)にお仕えした頃、その義妹であられたお鍋御寮人のことはよく存じ上げていたから――御寮人のお命が危うくなるようなことは、わしも無理強いはできぬが……されど……」

 小倉本家の、蒲生家の家臣としては、お鍋を捨ててもらわなければ困る。お鍋を捨て、蒲生家に臣従してもらわなければならない。

 だが、速水は昔、実隆に仕えていた頃、お鍋の護衛をして、一緒に成菩提院に行ったこともある。お鍋は少女の頃から活発で、いつも振り回された。

 それで困惑させられて。だが、そんなところが可愛かったのでもある。

 甚五郎は蒲生家の手の内にある。今更、右京亮という大黒柱を失ったこの八尾城が、蒲生家に楯突くことはないだろう。幼い甚五郎と家臣たちしかいないこの城に、そんな力も勇気もあるまい。

 とすれば、岐阜に囚われの身となったお鍋は、織田信長に殺されるのであろうか。

 伝兵衛が速水にすがった。

「速水殿、どうか姫様を助けて下され!姫様は今は右京亮様のご内室だが、もともとは小倉ご本家の姫様。亡き豊前守(実隆)様の妹君でござる!蒲生家にとってはお目障りでござろうか?されど、豊前守様は妹として、とても可愛がっておられました。速水殿もご存知でござろう?どうか助けて下され!速水殿のご主君・豊前守様の妹君を――」

 お鍋が小倉一門にとって特別な存在であることは、この城の家臣たちにも共通の認識である。

 小倉本家が蒲生家の中に取り込まれている現在、本家の価値なぞ皆無に等しい。だが、滅んでしまったわけではない。名跡というものはある。小倉本家は名ばかりになって、それでもなお存在している。だから、今でもお鍋は特別だった。

「そうじゃ、速水殿!今は蒲生家の管理下にあるご本家。うちのお方様はそのご本家の姫様じゃ。豊前守様に代わり、蒲生家が助けて下さるのが筋じゃろう?」

 他の者たちもそう言うので、速水は困ってしまった。

「わしの一存では決められぬ!」

 それに、お鍋を助けるために信長の要求に応じるとなれば、この八尾城は蒲生家の敵になるということである。

「勝手に織田家へ使者を出さぬよう――」

 速水はそう言って、蒲生家へ使いを走らせたのだった。右京亮宛ての信長の書簡を持たせて。

 蒲生家に相談し、指示を仰ぐためである。それまで、八尾城は織田家への対応を保留しなければならない。
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